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第3845号  9月27日発行




水道の鉛問題-根本的な解決は取替え/特別調査委が報告/日水協
 鉛問題の根本的な解決は取り替え以外にはない-。日本水道協会は25日、鉛問題を早期に解決するための具体策をまとめた『鉛問題対策特別調査委員会報告』を明らかにした。報告では、水道事業体が鉛問題に取り組む基本方針として、(1)水質基準強化に対応するため最大限の努力をする(2)根本的な解決は取り替え以外にはない(3)鉛管問題について積極的な情報公開に努める-こと等を明示。「水道に対する国民の信頼を回復するためにも鉛問題に真剣に取り組むべき」と強調している。報告は、鉛問題解決への方針を示すとともに、「鉛問題に対する水道界の決意表明」(川北和徳・専務理事)とも言えるものだ。25日には日水協で鉛問題を考えるフォーラムが開催された。

71事業で水質汚染事故/厚労省
 厚労省はこのほど、平成11年度における「水質汚染事故」による水道の被害状況を明らかにした。
 11年度は、上水道49事業、簡易水道15事業、用水供給7事業の合計71事業が、(1)給水停止または給水制限(2)取水停止または取水制限(3)粉末活性炭等の特殊薬品を使用-など何らかの形で水質汚染事故の被害を受けたことになる。これは全水道事業体(11年度末15,051)の0.5%にあたる。前年度の69件と比べると2件の減少となった。
 発生した事故数そのものは合計153件だった。原因物質は油流出が40%と最も多く、臭気が27%、濁度が11%。汚染原因は工場等が11%、転落した車両によるもの等が8%、農業・畜産が5%となっている。「原因者不明」が半数を占める。
 被害を水源別にみると事故件数76件のうち、表流水が58件(76%)と最も多く、次いで伏流水9件(12%)、地下水9件(12%)の順となっている。

オゾン処理は2段階に/千葉県福増浄水場
 千葉県水道局は現在、福増浄水場の浄水処理方式を現行の「オゾン+粒状活性炭」から「オゾン+生物活性炭」へ移行する工事を進めている。平成12年度から始まった同工事は来年3月に完成予定で、水源の水質特性を考慮して2段オゾン処理を採用するなど、安全で良質な水の供給と運転コストの縮減を目ざした施設にリニューアルすることになる。

柴原配水場が竣工/豊中市水道局
 豊中市水道局はリニューアルを進めていた同市待兼山町の柴原配水場を完成させ、13日に一色輝貞市長をはじめ関係者約70人が出席するなか竣工式を行った。同配水場は配水効率の向上、配水場間の連絡強化など様々な特長を有し、さらなる安定給水を目指した水道施設構築の一環となるもの。
一色市長
談合めぐる裁判に控訴/名古屋市上下水道局
 名古屋地方裁判所民事第9部で9月7日に言い渡しのあった名古屋市発注の下水道設備工事の談合をめぐる第1審判決に対し、名古屋市上下水道局は控訴することを明らかにした。
 この訴訟は、平成4年度に名古屋市が日本下水道事業団に委託した福徳ポンプ所電気設備工事に関するもの。同事業団が指名競争入札で発注した特定電気設備工事について談合があり、市に被害があったと平成8年に名古屋地方裁判所に提起された。
 第1審判決は、名古屋市上下水道局長に対し、談合により損害が与えられたにもかかわらず、損害賠償請求権の行使を怠ったのは違法である、とした。
積極整備で簡水統合実現/仙台市水道局
 仙台市水道局は今年度から簡易水道事業を統合し、上水道事業1本での事業運営を実現している。同市は周辺自治体との合併に伴い、それらの自治体で運営されていた簡易水道事業を継承してきた経緯があるが、これらの簡易水道は、施設の老朽化、水源量の不足、施設の強度といった維持管理上の課題を抱えていたことから、これまで段階的に統合を進め、併せて平成5~12年度の期間で「簡易水道整備事業」を実施、施設の増強・更新等の整備に努めてきた。
神戸市で24回定例会/日本下水文化研究会
  日本下水文化研究会は16日、神戸大学の六甲ホールで第24回定例研究会を行った。今回は、神戸大学の神吉和夫助手、神戸市水道局計画課の松下眞係長、神戸市建設局下水道河川部工務課の山地健二主査らが講演、土木史や神戸市上下水道の歴史などについて語った。
創立50周年・半世紀を祝う/日本上下水道設計
 上下水道コンサルタント業界の雄、NJS・日本上下水道設計は、1951年(昭和26年)9月に創業以来節目の50周年・半世紀を迎え、22日午後1時半から東京・新宿の京王プラザホテルに700名近い社員、関係者が参加し、創立50周年記念式典・祝賀会を開催した。記念式典での特別講演に立った西堀清六社長は、厳しい政治・社会・経済情勢を踏まえ「魅力ある水と環境の総合コンサルタントへ、経営者、社員が意識革命と構造改革目指して取り組みたい」と所信を披露した。
専務理事に町田秀氏/日本水道鋼管協会
 日本水道鋼管協会は21日、日本水道会館で平成13年度臨時総会を開き、専務理事選任について審議し、多田純治専務理事が退任、新たに前東京都水道局建設部長の町田秀氏が専務理事に就任した。なお、多田前専務理事は同協会名誉顧問となった。