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第4077号    6月 28日発行




排出枠取引の制度化へ/国交省
 国土交通省下水道部は21日、下水道事業における排出枠取引制度に関する検討について報告をまとめた。この制度は、水質環境基準を達成するため、高度処理やノンポイント負荷対策等を導入する場合、費用を流域の下水道管理者同士が相互に協力して負担し合うというもの。各下水道管理者に対して排出負荷量を配分し、基金を設置して負担金と交付金のルールを定めることにしている。排出負荷量調整方法として、2つの方式があげられている。

排出負荷調整配分
 閉鎖性水域や水道水源等の公共用水域における水質環境基準を、達成するために行われる下水道の高度処理やノンポイント汚濁負荷対策は、受益の範囲が広域に及ぶことから、その費用については流域の関係地方公共団体等が共同で負担し合うこととし、その際、当該地方公共団体の間で排出汚濁負荷量や高度処理等費用に応じた資金のやり取りを行う仕組みを導入することによって高度処理等へのインセンティブを働かせ、経済合理的で公平な下水処理計画の策定とその実施を行うことをいう。
水道課長に安藤茂氏/厚労省
 厚生労働省は7月1日付で、健康局水道課長に安藤茂氏(環境省水環境部水環境管理課長)を任命する。
 谷津龍太郎・水道課長は環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課長に就任する。仁井正夫・廃リ対策部企画課長は国土交通省土地・水資源局水資源部長に就任する予定。
徳山大学で研究講演会/日本オゾン協会
 日本オゾン協会(会長=宗宮功・龍谷大学理工学部教授)の第14回年次研究講演会が24日から2日間、山口県周南市の徳山大学で開催された。研究講演会では論文39編やポスター4点の発表とともに、播磨定男・徳山大学教授の特別講演、同大学、同協会、日本医療・環境オゾン研究会共催の特別セッションなどが行われた。
「水道何でも相談」を開設/水道技術センター
 水道技術研究センターは22日、虎ノ門パストラルで第17回評議員会と理事会を開いた。平成15年度の事業・収支決算報告が行われた他、人事異動等に伴い新たな理事、評議員が選任された。
 理事会の中では、センターが「水道何でも相談」を開設したことも明らかになった。
 特に技術者不足に悩む中小の水道事業体を対象として、日常の施設運転管理をはじめ水道に関する様々な問題・疑問に答えていくという。一方、民間企業においても国の政策方針や水道事業体の抱える課題など、理解しにくい場合があり、そうした相談にも対応していく。
大規模広域水道誕生へ/多摩地区水道一元化の取組み
 この4月、武蔵村山市と多摩市の水道事業において、東京都水道局から両市へ出されていた事務委託、いわゆる“逆委託”が解消された。長年の懸案であった多摩地区水道の本格的な都営一元化へ、大きな一歩を踏み出したことになる。小水源が散在し施設数も多い多摩地区水道の一元化は、市町村合併などによる広域化といった問題にも通じる。我が国有数の大規模広域水道の形成に向けた多摩地区水道の現況・課題・展望をレポートする。
水道用ポリ管で講習会/静岡県伊東市
 静岡県伊東市水道部と伊東管工事工業協同組合は18日、伊東市の荻公民館で水道用ポリエチレンパイプシステム研究会(略称・POLITEC)が普及を進めている水道配水用ポリエチレン管について「水道配水用ポリエチレン管及び継手施工講習会」を行い、管工事業者など約140名が受講し、終了証が交付された。
東南海・南海地震で講演/和歌山市水道局
 和歌山市水道局は11日、「第46回水道週間」記念講演会を同市男女共生推進センターで開催した。講演会では職員ら約100名が参加するなか、伊藤禎彦・京都大学大学院工学研究科教授が「来るべき東南海・南海地震へむけた上水道の諸課題について」と題して講演した。
上下水道構想の策定へ/名古屋市上下水道局
 名古屋市上下水道局は、このたび『名古屋市上下水道構想(仮称)』の策定を決定した。今後も水道利用者のニーズに的確に応え信頼される上下水道事業を目指し平成17年3月の公表を目指す。
 同局は同構想策定の中でカスタマーサービス、品質管理、事業経営、危機管理、まちづくりなどを検討、また、利用者への説明責任を果たし、利用者の意見を事業に反映させるため、アドバイザー会議なども設置する。
技術報告会に400人参加/東京都水道局
 東京都水道局は17日、文京区の職員研修所で技術報告会を開催した。13回目となった今回は、局職員約400名が出席し、立ち見が多数出るほど盛況だった。昨年より7題多い計40題の研究成果が披露された。
 発表項目の内訳は土木14題、設備8題、調査関係8題、その他10題。
2分割し推進工法を大口径化/組立式超大口径推進管研究会
 組立式超大口径推進管研究会(会長=遠藤公博・日本ゼニスパイプ代表取締役会長)はこのほど、組立式超大口径推進管を開発した。内径5,000ミリ程度の管渠を2分割し、施工現場で組み立てて、推進工法により、短延長の雨水排水管や雨水貯留管などの築造に活用するもので、新しい下水道管渠の計画手法として注目を集めそうだ。8日には内径4,000ミリの公開実験が、兵庫県小野市の日本ゼニスパイプ兵庫工場で開催された。
オゾンを用い汚泥減量化/栗田工業
 栗田工業が日本下水道事業団と共同研究を進めている「オゾンを用いた汚泥減量化システム」の標準化がいよいよ大詰めの段階を迎える。現在は事業団と納入施設の事後評価を行っている段階で、早ければ年内に標準化される。
 「オゾンを用いた汚泥減量化システム」は、最終沈殿池より引き抜かれた余剰汚泥を、オゾン処理設備でオゾンと接触させた後、反応タンクへ循環返送し、減量化させるというもの。
高性能電子メーター開発/リコーエレメックス
 リコーエレメックス(本社・名古屋市)はこのほど、大型水道メーターの新製品としてたて型軸流羽根車・電子式水道メーター「NV―NRCM8(口径50ミリ・70ミリの2機種)」を開発した。新デザイン・新構造により、業界トップレベルの性能向上・軽量化を実現している。
水道工事標準仕様書を改訂/日水協
 日本水道協会はこのほど、「水道工事標準仕様書2004年版」を発行した。前回(1996年版)以来実に8年ぶりの改訂。JWWA規格の大幅の改訂やJIS規格の見直し、文章表現の修正などが行われている。
各業界団体総会
全国エバホール工業会関東支部
 全国エバホール工業会関東支部は3日、栃木県藤原町で第21回定時総会を開き、平成16年度事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、江端祐享支部長が再選された。

全国漏水調査協会
 全国漏水調査協会は17日、東京市ケ谷のグランドヒル市ケ谷で第16回定期総会を開き、平成16年度事業計画などを決めた。

全国コネクトホール工業会
 全国コネクトホール工業会は11日、東京・千代田区のKKRホテル東京で第21回定時総会を開き、平成16年度事業計画、役員改選について審議、会長には伊藤晃一氏(旭コンクリート工業会長)を再選した。

アーチカルバート工業会
 日本アーチカルバート工業会は4日、東京・虎ノ門パストラルで関係者約60名を集めて第23回定時総会を開催した。平成15年度事業報告・決算、16年度事業計画・予算、役員改選等を審議、了承・決定した。役員改選では、新会長に日本ゼニスパイプ(株)代表取締役会長の遠藤公博氏が就任した。