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第4116号   12月  9日発行




世界の水問題解決へ/日本水フォーラム
 日本水フォーラム(JWF、会長=橋本龍太郎・元内閣総理大臣)は6日、東京・港区の東京プリンスホテルで日本水フォーラム設立大会を開いた。第3回世界水フォーラム事務局の後継組織であるJWFは、世界水フォーラム開催で培われた人脈や情報ネットワークを生かし、世界の水問題解決への貢献を目的に設立の準備が進められてきたが、いよいよ特定非営利活動法人(NPO)としての活動を正式にスタートさせることになった。大会には評議員、理事が一堂に会し、今後の活動の方向性を確認した。
国内最大規模の膜導入/福井県企業局
 セラミック膜ろ過システムで国内最大規模の膜ろ過施設建設へ  。
 福井県企業局はこのほど、王子保(おうしお)浄水場=仮称の膜ろ過方式の施設建設を「日本ガイシ」と「荏原製作所」の共同企業体に34億1千万円で発注した。
 同浄水場は、同局が進めている武生市、鯖江市など丹南地域2市4町の18万人に最大で日量5万1,900立方メートルの水道用水を供給する日野川地区水道用水供給事業の主力施設として整備するもの。その第1期工事として今回の王子保浄水場膜ろ過設備の建設となった。
新規共同研究課題募集/JS・1月7日まで
 日本下水道事業団(JS)は民間企業などと行う平成17年度新規共同研究課題を募集している。募集している課題の範囲は、下水道施設における新技術の開発と実用化の促進を目的とする研究、調査及び試験。募集期間は平成16年12月6日~17年1月7日で、原則として応募者1者につき1課題となっている。
「公共政策大学院」開設/北大・眞柄氏
 北大が来春開設を目指していた「公共政策大学院」が、この程文科省から開設の認可が下りた。同大学院は工学部、法学部、経済学部を母胎にした国内初の文理融合型の大学院で、文字通り公共政策を担う人材の育成を目的としており、理念として「社会資本の民間化」を掲げている。
 本紙関係では、特任教授として大学院の立ち上げに携わっている眞柄泰基氏が環境政策を受け持つほか、工学研究科の古市徹教授が廃棄物分野を担当する。
統合水資源管理で議論/JWF設立記念シンポ開く
 日本水フォーラム(JWF)は6日から8日の3日間、設立記念大会に合わせ、東京プリンスホテルで統合水資源管理(IWRM)に関する国際シンポジウムを開いた。
 IWRMとは水や土地、その他の関連する資源の調整をはかりながら、水循環におけるあらゆる形態・段階を統合的に考慮して水資源を開発・管理する手法であり、生態系の持続発展性を損なうことなく、経済的・社会的な福利を公平な方法でできる限り増大させることを目的としている。
 初日の6日には、こうした課題にスポットをあて、講演とパネルディスカッションが行われた。
第2回検討委を開催/日水協品質認証センター
 日水協品質認証センターは11月4~5日、大阪市平野区のタブチ本社アクアホール会議室で「第2回給水装置に関する検討委員会」を開催した。
 同委員会は、給水装置の事故率ゼロを目指す水道ビジョンに沿って装置の構造・材質基準の検討を行い、今年度中に検討結果を厚労省に報告することを目的とする。
水道技術講習会を開催/水道技術センター
 水道技術研究センターは11月18日、宇部市で第12回中小都市水道技術講習会を開いた。
 当日は藤原正弘・センター理事長が水道ビジョンについて講演したほか、小規模水道の管理向上を図るための方策検討調査報告について南葉洋・センター主任研究員が、最新の浄水技術について清塚雅彦・センター浄水技術部長が解説した。また宇部市水道局からは、宇部市の土壌の特異性による配水管破損にいたる考察が報告された。
東部処理場1系完工へ/札幌市下水道局
 札幌市下水道局が平成12年度から建設を進めてきた東部処理場の1系列建設工事が仕上げ段階に入っている。来年4月から稼働する予定で、完成するのは全体計画=日量16万立方メートルのうちの4分の1。処理方式でステップ流入式硝化脱窒法を採用するなど、新技術の積極的な導入が図られている。
長期構想で施策を提示/さいたま市水道局
 さいたま市水道局は、平成32年度を目標に、水道事業のあるべき姿と進むべき方向性を示した「さいたま市水道事業長期構想」をまとめた。3つの基本理念とそれを実現するための6つの基本施策を設定し、数値指標、スケジュールなどを盛り込んでいる。
 同構想では、さいたま市の水道事業の現状と課題について触れている。県営水道からの受水が9割を超えているさいたま市の水需要は約25年後にピークを迎えるとしており、その中で水源確保や原水水質の悪化、施設の老朽化・効率化、給水サービス、危機管理、事業経営、環境、広報・広聴活動といった課題を抱えていると指摘した。
南千住給水所で小水力発電/東京都水道局
 東京都水道局は6日、「南千住給水所南千住外1箇所小水力発電設備整備工事」の指名競争入札を実施、応募14社、入札参加10社の中から(株)第一テクノが落札した。受注金額は5,900万円。
 今回の小水力発電設備は南千住給水所の地下3階の引き入れ管の管廊内に設置予定。口径500ミリのこの引き入れ管の一部を切り回しし、非常時対応のバイパス管も併せて整備する。この管内の水圧は最大で30hPa/平方センチ。発電設備の最大出力は90キロワット程度を想定しており、常時出力は60~70キロワット程度の見通しだ。
水道絵画展で表彰式を開催/堺市水道サービス公社
 堺市水道サービス公社は10月31日、同市総合福祉会館で「平成16年度水道絵画展」の表彰式を開催した。
 市内の小学4年生を対象に、「きれいで豊かな水」をテーマに作品募集したところ1,070点が寄せられ、この中から「堺市水道サービス公社理事長賞」など54点の入選作品が表彰を受けた。
“女性の力”で経営改革/インタビュー
 横浜市水道局の経営改善に向けた取り組みが活発化してきている。組織的には、経営企画部をベースに施策展開が図られているが、同部では、より効率的な事業運営を実現するために部内のルーチンワークや体制づくりにおいても柔軟なスタンスが目立っている。人材登用の面でも今年1月に川名薫氏、9月には南有里氏と2人の女性管理職が課長に就任しているが、女性の本庁課長就任はわが国で最も長い歴史を誇る水道事業体である同局にとって初めての事例となる。ここでは、同局の経営改革に携わる女性課長お二人にお話をうかがった。
水使用の実態解析/東洋計器
 東洋計器は水道メータに流れる流量と各水栓毎の水使用状況のデータから「どの水栓で」「どの位」の水が使用されたかがわかる携帯型使用水量解析「水使用実態調査システム」を開発し、全国の水道事業体に拡販している。
 システムはデータロガとアタッチメント、水栓使用検知器、解析ソフトで構成されている。
水配管用で量産化/シーケー金属
 シーケー金属はこのほど、世界で初めてカドミウムと鉛を一切使用せず、しかも性能と価格は従来の白継手と同等の「e白継手」(いいしろつぎて)の開発と量産化に成功したことを明らかにした。
 下水処理場の配管、空調配管、消火配管、排水配管、工場配管などの水配管用で威力を発揮する「エコ製品」として拡販を図っていく方針だ。
第14回総会開く/NUC工法協会
 長距離急曲線推進システムのNUC工法の普及を図るNUC工法協会の第14回定時総会が30日、大阪市北区の大阪弥生会館で開催され、広報活動を中心とした第15期の事業計画などを決定した。
塩化ビニルを高炉原料化/JFEスチール
 JFEスチールは6日、東日本製鉄所(川崎市)にある塩化ビニル高炉原料化システムが本格稼動したことを明らかにした。同システムは、使用済み塩化ビニルを熱分解し、高炉原料と塩酸に再資源化するもので、塩化ビニルのケミカルリサイクルとしては日本初。今後は、使用済み塩ビ管の受け入れ先としても大いに期待される。
上下水道業界団体の“声”/インタビュー
 (社)日本下水道施設業協会は我が国の下水道事業を技術的側面から支えてきた下水道界を代表する業界団体として活発な活動を展開してきた。今年5月の総会では役員が交代、幡掛会長、小林専務の新体制がスタートしている。ここでは、小林専務に同協会の活動内容と今後の展望についてうかがった。