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第4290号    1月  4日発行




水道1.074億円、下水道6.978億円/国費
 政府は12月24日、臨時閣議で平成19年度予算案を決定した。水道事業は公共事業費合計で対前年度比92.6%の1074億円が計上された。水道事業の運営基盤強化や災害対策の推進に重点的な措置がなされた。特に簡易水道等施設整備費が見直されており、上水道と簡易水道の統合を促進する内容となった。一方、下水道事業費は対前年度95%の6978億1800万円。下水道が担う“安全”や“環境”のため、他事業との連携や既存施設の活用を促進する新規事項が認められた。
補助制度見直しで説明会/厚労省
 厚生労働省は12月25日、簡易水道等施設整備費補助制度の見直しについて、都道府県の水道行政担当者ら関係者に対し説明会を実施。簡易水道統合計画の策定要領案を示し、早期の計画策定を呼びかけた。
 補助制度は、簡水の統合推進と高料金化対策への重点化に資するよう見直された。財務省が行った予算執行調査の結果を踏まえてのもの。平成19年度政府予算案は24日の臨時閣議で閣議決定されている。
下水道駅伝参加チームを募集中
 毎年恒例の「下水道職員健康駅伝大会」が2月10日(土)に横浜市・日産スタジアムで開催される。下水道職員の健康増進と交流を図るこの大会は今回で21回目。現在参加チームを募集中だ。記録的な大雪となった昨年は、全国から116チーム参加があった。
 参加費用は1チーム1万2千円。申込締め切りは1月15日(月)。問い合わせは大会事務局(神奈川県県土整備部下水道課・電話045-210-1111内線6451、担当・佐野、木村、安藤)まで。事務局では「大会当日は準備体操をしっかり行ってください」と呼びかけている。
日本紫外線水処理技術協会が発足/装置の規格化・標準化へ
 日本紫外線水処理技術協会が昨年12月5日に発足し、設立総会が開かれた。同協会は紫外線水処理装置の品質確保を目的としており、水処理装置に関する紫外線技術の規格化・標準化を推進し、紫外線照射量の検証方法などを提案すると共に、紫外線の利用方法についての新技術の広報と紫外線水処理装置の普及を図っていくとしている。会長には岩崎電気の馬場恒男常務取締役が就任した。クリプトスポリジウム等病原微生物による感染症対策として、紫外線処理が厚生科学審議会生活環境水道部会において了承されたこともあり、今後の動向が注目される。
5兆円規模の繰上償還/総務省地方債計画
 総務省は12月25日、平成19年度地方債計画を発表した。総額は12兆5108億円で、前年度比10.3%減となった。19年度から3年間で5兆円規模の公的資金の繰上償還を行い、高金利の地方債の公債費負担を軽減するという。公営企業借換債は2千億円が計上された。計画額は水道事業4374億円、工業用水道事業295億円、下水道事業1兆5275億円となった。
“経営プラン2007”を策定/東京都水道局
 東京都水道局は、平成19年度から21年度までの3年間で取り組む施策の事業計画と財政計画をまとめた「東京水道経営プラン2007(案)~次世代に向けた新たなステージの展開~」を策定し、12月26日に公表した。これまで以上にユーザーサイドを重視する観点から、施設整備主要事業の中に「給水設備整備事業」を新設したのをはじめ、監理団体との一体的事業運営体制の構築を明確に打ち出し、平成30年代以降に到来する集中的な施設更新期に備え「大規模浄水場更新積立金」を創設するなどとしている。
19年度予算案を公表/東京都
 東京都は12月26日、平成19年度当初予算案を公表した。

水道局
 19年度は次期経営計画「東京水道経営プラン2007(案)」の初年度であり、目標の実現に向けて着実に事業を推進する。
 資本的支出に1682億100万円(対今年度予算比26億1900万円減)を計上し、うち建設改良費は999億1800万円。
 主要施設整備事業は900億円(同50億円増)で、1.水源及び浄水施設整備事業320億円(同10億円増)2.送配水施設整備事業520億円(同20億円減)3.給水設備整備事業60億円(新設)

下水道局
 19年度予算案では、区部下水道事業の資本的支出に3860億300万円(対今年度予算比25億300万円増)、流域下水道事業の資本的支出に198億7300万円(同12億1500万円減)を計上した。重点事業は1.安全性の向上2.快適性の向上3.地球環境保全への貢献4.事業の効率化
汚泥処理を民間に委託/高知県浦戸湾東部流域下水道
 高知県浦戸湾東部流域下水道連絡協議会は平成19年度から、高須浄化センターの下水汚泥全量(3市分)を民間処理場に搬出する方針を決定した。下水汚泥1万6063トン/日(平成17年度実績)について、既存の焼却処理費(約1万1100円/トン)から消臭剤散布費の差額を上限に配分し、民間処理場はコンポスト(堆肥)化やセメント原料化で再利用を図る。
ポンプ場で小水力発電/奈良県水道局
 奈良県水道局が水道管理センター内で建設を進めている「郡山ポンプ場小水力発電所」が、平成19年度から稼働する。ポンプ場流入管の有効落差48メートル、流量0.23立方メートル/秒を利用し、最大出力80kW、年間約67万kWhを発電する。発電した電力は環境対策の一環として、全て同ポンプ場で使用する予定となっている。
19年度内示額は2590億円/水資源機構
 12月20日、水資源機構の平成19年度予算が内示された。予算概算要求額2688億円に対し、2590億円(対前年度比96.4%)が計上された。
コールセンターを開設/仙台市水道局
 仙台市水道局は29日、東北地方の水道事業体では初の「水道局コールセンター」を開設し、業務効率化とワンストップサービスを実現させる。また、同日からインターネット受付サービスも開始する。システム開発は東日本電信電話㈱、センターの運用は(株)ベルシステム24が担当。
水環境保全へ企画展や講演/大阪市水道局
 大阪市水道局はさきごろ、企画展「淀川の今と昔、そして未来」を水道記念館で開催した。水源である琵琶湖・淀川水系における水環境問題への関心を高め、水源・水質保全を啓発するもので、最終日には三輪雅幸・同市水質試験所副所長が「水源・水質の環境と大阪市の水道について」と題して講演した。
浄水場見学者用ビデオを一新/横浜市水道局
 横浜市水道局はこのほど、西谷、川井、小雀の3浄水場の見学者用ビデオを一新した。日本語版のほかに英語版のビデオを作成し、日本語版には手話を取り入れたのが一番の特徴となっている。
 また今回はISO9001、14001の認証取得の新たな活動情報の紹介、各浄水場の特徴紹介などをメニューに取り込んだ。さらに子供達が楽しみながら浄水場の仕組みを学べるように水道局のキャラクター“はまピョン”をビデオに登場させるなど工夫を施した。
 放映時間は約17分で、小学校4年生を対象に制作した。
長年の功績を讃え/菊田氏(元・東京都水道局長)叙勲で祝賀会
 元・東京都水道局長の菊田精氏の叙勲の祝賀会が昨年12月19日、東京・南青山のホテル・フロラシオン青山で開催された。
 この秋の叙勲で瑞宝小綬章を受章した同氏の祝賀会には、東京都水道局の現職・OB約130名が出席し、東京水道やPUCで活躍した同氏の業績を讃えた。