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第4370号   12月 17日発行




「地球温暖化と再生水利用」シンポジウム開催/1月18日に科学技術館で
  「地球温暖化と再生水利用シンポジウム~下水処理水の再利用と国際貢献」(主催=国土交通省、東京都、シンポジウム実行委員会、後援=読売新聞社)が平成20年1月18日(金)14時から17時まで、東京都千代田区の科学技術館サイエンスホールで開催される。シンポジウムでは、地球温暖化による世界的な水不足に対応するため、日本が持っている水の再利用技術で世界に貢献する方策について考える。浅野孝・カリフォルニア大学名誉教授の基調講演や、パネルディスカッションが行われる。
川井浄水場でPFI/横浜市水道局
 横浜市水道局は、川井浄水場の再整備をPFI事業(事業名:川井浄水場再整備事業)として実施する。14日にはPFI法に基づく実施方針を公表した。再整備後の浄水処理方式には膜ろ過を採用することとし、処理能力は172,800立方メートル/日と、国内最大の膜ろ過施設となる。今後は、来年2月に特定事業の選定、5月の入札公表を経て、11月に落札者を決定する予定。事業者選定は総合評価一般競争入札で行う。
 PFI事業で整備するのは膜ろ過施設のほか、配水池(有効容量30,000立方メートル)と排水処理施設など。事業方式は、民間事業者が施設の設計・建設・工程管理を行い、同局に所有権を移管し、民間事業者が施設の維持管理・運営を行うBTO方式で、事業期間は平成21年度~45年度。新設施設の供用開始は26年4月を予定している。
19年度の受付追加/下水道機構審査証明事業
 下水道新技術推進機構は審査証明事業の新たな取り組みとして、平成19年度内に審査証明の追加受付を行う。15周年を迎えた下水道機構は現在、幅広いニーズに応えるべく改革を行っているところ。今回の取り組みは改革の一環として試行的に実施される。
 追加受付の内容は以下の通り。▽対象とする技術=審査証明の内容が簡易な変更技術▽スケジュール1.募集・受付=平成19年12月20日~平成20年1月18日2.審査証明書の交付=平成20年6月~10月
 但し、審査証明対象技術の内容等によって、審査証明書の交付時期は変更になることがある。問い合わせは技術評価部まで。
貯水槽水道の管理状況/早川委員会
 ランキングを使った貯水槽水道の管理水準向上について研究している「早川委員会」(早川哲夫主任研究者)の第3回会合が10日日本環境衛生センター東京談話室で開かれた。6月の前回会合後に実施した国内外での現地調査やアンケートの結果が報告された。
5施策群をレビュー/水道ビジョン検討会
 水道ビジョン改訂へ向け施策目標の達成状況から課題の洗い出し作業を進めている「水道ビジョンフォローアップ検討会」(座長=眞柄泰基・北大特任教授)の第6回会合が14日開かれた。この日は「災害対策等の充実」について検討し、これで5つの施策群をひと通りレビューしたことになる。年明けに開かれる次回会合では、ビジョン改訂版の素案が示される予定だ。
テーマは「気候変動」IWAワークショップ/2月に都水で開催
 「第4回IWAワークショップ」が2月4日(月)に東京都水道局の研修開発センターで行われることになった。テーマは「気候変動が水道事業に与える影響と適応」。気候変動について最新情報を集約し、水道事業の持続的運営に向け考えを深める。14日に開かれたIWA国内委員会(渡辺義公委員長)でワークショップの内容について報告された。
 今回のワークショップはIWAと東京都水道局の共催。都のほか、オーストラリア、アメリカ、オランダがケーススタディとして発表を予定している。
“全量高度”へ本格始動/東京都水道局金町浄水場
 東京都水道局の金町浄水場第三期高度浄水施設築造工事が本格化してきた。公称施設能力日量150万立方メートルの同浄水場は同局初の高度浄水施設として平成4年に第1期施設(日量26万立方メートル)、また、8年に第2期施設(同)が稼動しているが、今回の3期施設によって全量の150万立方メートルを高度浄水処理することになる。現在は施設用地を確保するための既存配水池の撤去工事が仕上げ段階。併せて場内配管の再編整備も行われており、不断水インサート工法などの技術を積極的に導入することで工事のスムーズな進捗が図られている。
場内連絡管工事が最盛期の
金町浄水場高度浄水施設
第3期工事
識者が注目!頑張る中小水道/長岡武蔵工大教授と行く草加市水道
 成熟期を迎えた我が国の水道にとって最大の課題の1つが適確な施設更新であることは改めて強調するまでもない。しかしながら、事業体によってその姿勢に少なからぬ温度差があり、とりわけ中小規模の事業体においてはそれが顕著になっている。本紙では、施設整備・更新や管路更新などで積極的な設備投資を軸に前向きに事業展開している中小規模の水道事業体の取り組みを紹介するシリーズを企画。このシリーズ企画では、我が国の水道分野で活躍されている学識者に事業体の現場を視察いただき、そのコメントを軸に記事を作成する。第1回目は、管路更新と耐震化で積極姿勢が目立つ埼玉県草加市を、武蔵工業大学の長岡裕教授と共に訪ねた。
職場改善提案で発表会/大阪市水道局
 大阪市水道局はこのほど、「かいぜんWaterフォーラム2007~小さな改善、大きな効果~」を柴島浄水場総合管理棟で開催した。職員が職場改善を提案するもので、16事例の審査の結果、最優秀賞1事例(「工事担当の情報共有化」)、優秀賞4事例などが表彰された。
 同市では業務活性化とアイデアの積極的活用を図るため、平成18年度に職員提案制度「かいぜんWater」を創設。フォーラムは2回目で、1年間(平成18年10月~同19年9月)の提案総数は299件に上った。
事故防止安全大会開く/横浜市水道局
 横浜市水道局はさきごろ、平成19年度水道局事故防止安全大会を中区の横浜教育文化センターで開き、同局職員や同局発注工事の現場代理人ら約400人の参加者は「市民生活を優先した安全意識の向上をめざす!」「19年度下半期、事故ゼロをめざそう!」との安全大会宣言を採択した。また、宮本満典・横浜南労働基準監督署第三方面主任監督官と関口雅夫・(株)JR東日本パーソネルサービス顧問が講演した。
合併地区で初の防災訓練/岡山市水道局
 岡山市水道局はこのほど、防災対策訓練を同市灘崎町の老人保健施設などで実施した。合併地区での実施は初めてで、応急給水・復旧訓練を行い、同局や岡山県南部水道企業団の職員、同市管工設備協同組合や地元関係者ら約130名が参加した。
 給水訓練は三野浄水場などで取水した水をローリー車で運搬後、スタンドや非常用飲料水パックで配布。復旧訓練は同組合が折損配水管を修繕した。同市は東南海・南海地震防災対策推進地域に指定されており、今後も防災意識の高揚などを図るとしている。
講演会・シンポが盛況に/浄水技術研究会
 浄水技術研究会は11日、東京・平河町の都道府県会館で第5回講演会・シンポジウムを開いた。テーマは「~このままでいいのか上下水道~(崩壊か、改新か施策転換に向けたシンポジウム)」で、今回もインパクトのあるテーマ設定に約150名もの参加者が集まり、積極的に議論を交わした。
盛況だったパネルディスカッション
藤倉慶大教授が講演/水団連
 日本水道工業団体連合会は13日、東京都千代田区の日本水道会館で講演会を開き、慶応義塾大学環境情報学部の藤倉まなみ・教授が「地球温暖化対策から景観保全まで」と題して、地球温暖化の水への影響や鎌倉市の景観保全の取組みなどを紹介した。
ビワライト普及へ新会社/滋賀バルブ協同組合
 滋賀バルブ協同組合(廣瀬一輝理事長)はこのほど、同組合が開発し特許を取得した鉛フリー銅合金「ビワライト」の普及を図るため、株式会社ビワライトを設立した。組合員20社が出資し、代表取締役社長には茅野文男氏が就任した。
 「ビワライト」は、同組合が関西大学、滋賀県工業技術センターとの産・官・学連携で開発した鉛を含まない青銅鋳物。鉛に代わり硫黄化合物を配合した方法で特許を取得している。既に開発されているビスマス(Bi)やセレン(Se)など高価で希少な化学物質を使用する方法に比べ、安価で入手が容易な硫黄を配合する方法は、レアメタルを使わないことでの省資源化、さらに再溶解ができるリサイクル性など環境にも対応している点で注目されている。
サウジで大型RO膜受注/東レ
 東レは10日、サウジアラビアの大型海水淡水化プラント向けに海水淡水化用の逆浸透(RO)膜納入を受注したと発表した。同プラントは、紅海沿岸の同国第2の都市ジェッダ市南方に位置するシュアイバ工業地区に建設されるRO法プラント(造水量15万立方メートル/日)で2009年初旬に稼働開始予定。シュアイバでは独立淡水化・発電事業が展開されており、既に石油火力による発電と蒸発法による海水淡水化が行われているが、今回はRO法が採用され韓国の斗山重工業(株)がプラント建設を請け負い、東レがRO膜を納入する。
過去最大632社・団体が出展/エコプロ2007
 環境総合展「エコプロダクツ2007」が13~15日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催され、過去最大規模の632社・団体が出展した。京都議定書発動を来年に控えた今回は「ダイエット!CO2」をキーワードに、セミナーやシンポジウム、コンサートや研究発表など多彩な企画で「エコ」が提案された。
膜の仕組みを紹介
バルブ10~15%値上げ/前澤工業
 前澤工業はこのほど、バルブ・ゲート類を平成20年4月1日から10~15%値上げすることを明らかにした。同社の価格改定は平成16年12月以来、約3年ぶり。
 今回の価格改定は国内の原材料価格の高騰が要因で、バルブの主原料及び副資材の需給が逼迫し、価格が急騰。ステンレスも従来に比べ50%上昇している。
異形管10~15%値上げ/村瀬鉄工所
 村瀬鉄工所は12日、異形管全製品の販売価格を12月受注分から10~15%程度値上げすることを明らかにした。
 今回の値上げは、原材料価格の高騰が要因。主原料となる銑鉄は平成16年4月時点より200%、スクラップは160%上昇している。また塗料も150%上昇している。
キューバにpH計を800台輸出/東亜DKK
 東亜ディーケーケーはこのほど、キューバ政府向けに卓上型pH計「HM―25R型」約800台の輸出を完了した。納入されたpH計はキューバ全国各地の病院、診療所のラボに配布される。
 HM―25R型は見やすい大型カスタムLCD表示を採用し、300データのデータメモリー機能を備えている。また、外部プリンタの接続にも対応している。測定範囲はpHが0.00~14.00、ORPが0~±2,000ミリボルト(電極別売)、温度は0~100度。
総合展テーマを公募/東管協組
 東京都管工事工業協同組合(木村昌民理事長)は現在、来年10月22日~24日に東京・浜松町の都立産業貿易センター浜松町館で開催する第40回管工機材・設備総合展のテーマを一般公募している。
 来年で総合展が40回の節目を迎えることから、同展をより広くPRし業界内外での知名度を一層高めることを目的に、実行委員会でテーマの一般公募が決まった。こうした試みは総合展では初めてのことだという。なお、投稿されたテーマは、実行委員会で審査の上、決定する。
 募集概要は次のとおり。
【応募要領】1.一人何作品でも応募が可能2.自作で未発表の作品に限る3.応募作品の著作権は東管協組に帰属する(採用作品には粗品を贈呈)
【テーマの体裁】20文字以内で40回の節目に相応しい内容(環境問題やエコロジーでも可)
【申込方法】書式は自由。1.事業所名2.氏名3.連絡先を記入の上、FAX03-5563-2815「総合展係」まで送付
【締切】12月27日(木)
1月にリーダライタ発売/三菱電機
 三菱電機は来年1月から、機材管理や車両入退場管理などを行うRFIDシステム(無線による非接触自動認識技術)向けに、タグへのアクセスに関するプライバシー保護やセキュリティー機能を持つ「UHF帯RFIDリーダライタ装置RF―RW003」「同RF―RW004」を発売する。
 ICタグを永久に使用不可にできるKILLコマンドなどのプライバシー保護や、タグ内のメモリへのアクセスをパスワードで制限するセキュリティー機能など、C1G2の高度な管理機能に対応している。入出力制御端子の搭載により、各種センサーや回転灯などの外部機器を直接接続して制御も可能。パソコンなどを介さずに機器を直接制御できるのでタイムラグが少なく、高速移動する物品の管理システムや車両入退場システムなどの構築を容易にする。また受信帯域は他のリーダライタ装置の送信で妨害されない。
 同社では上下水道関連(電気機械)はじめ、管理する情報量の多い工場自動化ラインの生産管理などに販売していく。