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2019年(令和元年)  6月 17日(第5336号)






給水装置工事技術指針を改訂/製品図3D化で視認性向上へ/法改正を反映/給水財団
 給水工事技術振興財団は、改正水道法の内容と最新の技術情報を反映するために給水装置工事技術指針を改訂する。5日に改訂委員会の初会合を開き、改訂の考え方や盛り込むべき内容などについて意見を交わした。技術指針改訂版は年度内に製本する予定。委員長は長岡裕・東京都市大学工学部教授、副委員長は島﨑大・国立保健医療科学院水管理研究領域上席主任研究官が務める。

首都圏の水がめ 打設完了/八ッ場ダム
 建設中の八ッ場ダムで本体コンクリートの打設が完了した。平成28年6月から打設は開始されていた。今後ベルトコンベアなどの仮設備の撤去や放流設備の設置、水没範囲の文化財調査を行い秋には試験湛水を始める。
 利根川上流のダム群を形成する、洪水調節と都市用水、発電に利用される多目的ダムだ。水道用水としては群馬県、藤岡市、埼玉県、東京都、千葉県、北千葉広域水道企業団、印旛郡市広域市町村圏事務組合、茨城県に最大毎秒21・389立方mの供給を可能とする。

災害対応が最優先 強靭化へ/改築補助の嵩上げも要望/第7回定時総会/工水協
 日本工業用水協会の第7回定時総会が10日、都内で開かれた。平成30年度事業報告、決算報告書、役員の選任などの議案を了承し、31年度事業計画・収支予算、令和2年度工業用水道事業施策に関する要望事項が報告された。
 玉田浩一会長(千葉県工業用水道事業管理者、企業局長)は、「施設の更新・耐震化や、激甚化・頻発する災害への対応を最優先で進めることが求められる一方、経営をめぐる環境は大変厳しく、約3割の事業者が赤字を抱え、もはや個々の経営努力だけでは対応が困難な状況。昨年は、国に財政面のサポートを強く要望し、補正と今年度当初予算の合計で55億円と、近年にない大幅な増額となる成果を上げることができた」とあいさつした。
 来賓の守山宏道・経済産業省地域産業基盤整備課長は「昨年は災害の多い年だった。経産省としても、補正予算による一日も早い復旧支援や、今年度予算による施設強靭化にしっかり取り組んでいく。皆さまには、安定供給の確保を通じて地域の産業活動を下支えし、引き続き日本経済の活性化の一端を担っていただきたい」と祝辞を述べた。

「UV―ACE」始動/紫外線技術の普及・拡大へ/JWRC
 水道技術研究センター(JWRC)は「紫外線処理設備ガイドライン導入編・維持管理編(仮称)」を作成する。10日に、紫外線水処理技術適用拡大プロジェクト(UV―ACE)の初会合を都内で開き、ガイドライン発行に向けたスケジュールなどを確認した。
 ガイドラインは、水道事業体が紫外線処理の地表水への導入などの際に参考となり、普及拡大につながるもの。導入編は今年度末ごろ、維持管理編は来年度末ごろの発行を目指す。幹事会社は、メタウォーター、水ingエンジニアリング、千代田工販、日本フォトサイエンスが務める。地表水を対象にした紫外線処理設備の導入や維持管理の留意事項などを検討・整理した上で、ガイドラインを取りまとめていく。

苫小牧市にメーター分解工具寄贈/デック
 デックは5月30日、独自開発した水道メーター分解工具2セットを苫小牧市に寄贈した。
 同社は、市上下水道部が障がい者の就労支援につなげようと、今年度から本格的に撤去した水道メーターの分解と資材の分別作業を福祉施設に委託したことを受け、安全で簡単に分解できる工具を寄贈することとした。同部は、11施設に約1万1000個の水道メーターの分解を委託。寄贈された工具は施設に貸し出すこととしている。
 岩倉博文・苫小牧市長は「本市水道事業の社会貢献の施策に深い理解をいただき、障がい者の就労機会の拡大を支援する目的でご寄贈いただき、ありがたい」と述べ、同社の山下政博・北海道営業所長に感謝状を送った。



汚泥有効利用テーマに現場視察も/名古屋市で主務者会議開く/大都市下水道会議
 第115回大都市下水道会議(主務者会議)が5月30日、名古屋市内で開かれた。東京都と政令市21都市の下水道担当職員約60人が参加。汚泥の有効利用と、マンホールの老朽化対策、地震対策を議題に、各自治体の取り組み状況の報告と意見交換が行われ、国土交通省からは、議題に関する情報提供があった。また、翌日には、名古屋市上下水道局の空見スラッジリサイクルセンターの視察を行った。

浸水対策に理解呼びかけ/地下50m探検ツアー/国内最大級の和田弥生幹線で見学会/東京都下水道局
 東京都下水道局は6月を〝浸水対策強化月間〟に位置付け、都民への浸水の備えの呼びかけや、関係施設の総点検に取り組んでいる。その一環として8日、杉並区にある和田ポンプ施設(和田弥生幹線)で見学会を開催。地下50mに設置されている貯留管に入る探検ツアーをはじめ、模型を使った雨水流入の仕組みの紹介、水圧体験、東京下水道を体験できるVRなどを用意し、来場者は興味深そうに催しに参加した。

桜町北湊雨水貯留管が完成/浸水対策や水質保全を目的に/北九州市上下水道局
 北九州市上下水道局は1日、浸水被害の軽減と水質保全を目的に進めてきた桜町北湊雨水貯留管整備事業の完成式典を行った。
 同市の若松区は昭和40年代に合流式下水道で整備し、同区の本町や白山エリアは大雨時に度々浸水被害が発生していた。そこで5年確率規模の雨水整備水準を現在の10 年確率に対応させるため、既設幹線の流下能力(50・0mm/h)を超える水量を一時的に貯留し、浸水を抑制する、雨水貯留管の整備を行ってきた。