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2019年(令和元年) 10月  3日(第5361号)






水道の基盤強化 新たな時代/10月1日 改正水道法が施行/台帳整備や基盤強化計画など
 1日、改正水道法が施行された。人口減少に伴う水需要の減少や水道施設の老朽化、深刻化する人材不足など水道が直面する課題に対応し〝水道の基盤強化〟をめざすものだ。9月30日に「水道法施行規則の一部を改正する省令」が公布され、「水道の基盤を強化するための基本的な方針」も厚生労働大臣告示として公布されている。同日付で厚労省水道課は改正水道法の施行についてその趣旨や内容、留意点などを都道府県、水道事業者らに通知。関係する手引きやガイドライン類も策定し通知・事務連絡した。水道が迎えた新しい時代。基盤強化に向けた関係者による具体的な取り組みがいよいよ始まることになる。

下水道機能の維持・確保を/台風15号の大規模停電踏まえ/国交省
 国土交通省下水道部は、台風第15号により千葉県内を中心に大規模停電が発生し、下水道施設でも影響があったことを踏まえ、9月27日、都道府県や政令指定都市などに対し、風水害、地震等の災害に伴う大規模停電時における下水道機能の維持・確保対策の徹底を求めた。

第3回インフラメンテナンス大賞/TSS漏水発見手法 厚労大臣賞/クボタ腐食調査技術 国交大臣賞/好事例紹介し取り組み促す
 「インフラメンテナンス大賞」の受賞者が決まり9月30日、発表された。インフラメンテナンスの優れた取り組みや技術開発を表彰し、好事例として広く紹介することで、その取り組みを促進することを目的に実施しており今回で3回目。関係する各省の大臣賞のうち厚生労働大臣賞、国土交通大臣賞には、水道、下水道の取り組みが選ばれている。表彰式は11月7日に行われる。

国内初、LTE―Mで水道自動検針/旭川市とNTTドコモと実証実験/アズビル金門
 アズビル金門は9月27日、LPWA通信技術の一つである「LTE―M」を活用した水道検針スマート化の実証実験を旭川市内で始めると発表した。旭川市水道局、NTTドコモと共同で行うとしており、水道分野でLTE―Mを活用した実証実験は国内初の試みとなる。労働人口の減少により検針員の確保が困難になっていることに加え、積雪寒冷地特有の難検針などが課題となっている。同社は、無線通信による自動検針の実証実験を行い、有効性を検証し、将来の水道事業の基盤強化につなげる狙いがある。実証実験期間は来年3月までとなる。

口径別に移行、逓増度緩和へ/審議会が答申/来年度に料金表を作成/横浜市水道局
 横浜市水道局は、持続可能な事業運営と適正な料金負担の確保を両立できる料金体系の在り方について審議を重ねてきた「横浜市水道料金等在り方審議会」から答申を受領した。口径別料金体系へ移行し、基本料金での固定費の回収割合を高めるとともに、基本水量を廃止し、逓増度を緩和することなどを内容とするもので、今後は答申に対する市の考え方を整理し、年度末までに方向性を取りまとめ、来年度に料金表を作成し、令和3年度以降に料金改定を行う見込みとしている。9月27日には同局会議室で手交式を開き、山隈隆弘・同市水道事業管理者が審議会の会長を務めた滝沢智・東京大学大学院教授から答申書を受け取った。