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2019年(令和元年) 10月 28日(第5366号)






持続可能な下水道へ/大都市下水道会議が岡山市で
 第115回大都市下水道会議(局長会議)が23日、岡山市内で開催された。国土交通省下水道部や中国地方整備局、全国20大都市の下水道部局トップら約60人が出席する中、初日は国交省からの情報提供とともに、議事では「持続可能な下水道事業に向けたハード・ソフト両面からの取り組みについて」など2議題について意見交換した。

「経営戦略」策定進む/公営企業/経営改革の取り組みを調査/総務省
 総務省自治財政局は、経営戦略の策定や公営企業会計の適用など、昨年度末時点の公営企業の経営改革の取り組み状況をとりまとめ、明らかにした。
 経営戦略については水道1829事業(上水道1321・簡易水道508)のうち策定済みが1084事業(上水道813・簡易水道271)だった。令和元年度に策定予定が344事業(上水道266・簡易水道78)で、同省が策定期限として要請している令和2年度内の策定予定が358事業(上水道227・簡易水道131)だった。

水道の普及・発展に貢献/令和元年度 厚生労働大臣表彰
 厚生労働省は、令和元年度の生活衛生事業功労者(水道関係功労者)厚生労働大臣表彰の受賞者を発表した。水道の普及発展や水道に関する有益な調査研究、技術の改善・発明発見、水道行政に対する協力などに特に顕著な功績のあった個人・団体や、水道事業・行政に従事し抜群の功績があった個人を表彰するもの。今年は61人だった。
 表彰式は、上水道関係が来月6日に函館市で開催される日本水道協会の全国会議で、簡易水道関係は同20日に開催される全国簡易水道協議会の第64回簡易水道整備促進全国大会の中で行われる。また、全国管工事業協同組合連合会の推薦者については来年1月17日の同連合会新年賀詞交歓会の中で、これらに該当しない受章者には来月25日に厚労省内で行われる。

排水処理施設更新をDBOで/神戸市千苅浄水場に脱水機2台/月島機械
 月島機械は、神戸市水道局から「千苅浄水場排水処理施設整備事業」を受注した。老朽化が進んでいる同浄水場の排水処理施設を更新するもので、民間事業者の技術やノウハウを活用できる設計・製作・施工・15年間の運転管理を一括して発注するDBO(デザイン・ビルド・オペレーション)方式が採用されている。同社は、排水処理施設の設計・製作・施工・運転管理およびメンテナンスを一貫して行う総合プラントメーカーとしての強みと、PFI事業やDBO事業における多くの運営ノウハウを活かした提案を行ったことが評価され、受注につながった。

功労者表彰で感謝状/関市への災害応援高く評価/森松工業
 森松工業は15日、岐阜県関市役所内で開かれた市政功労者表彰式で感謝状を授与された。関市の船山高区配水池が平成30年7月豪雨で被災した際、同社がリースタンク3基を仮設配水池として無償貸与し、その後の災害復旧事業に大きく貢献した功績が称えられたもの。尾関健治・関市長から竹中稔・常務取締役水道事業部長に感謝状が手渡された。

配管職種の外国人材受け入れへ/「特定技能」対象職種に申請/全管連
人材不足が深刻化
 全国管工事業協同組合連合会(藤川幸造会長)は17日、東京・高輪の品川プリンスホテルで理事会を開き、「配管」職種が外国人材受け入れの在留資格「特定技能」の対象職種となるよう、国土交通省に申請することを決めた。また、建設技能人材機構(JAC)に正会員として加入申請することも決めた。
 また、配管職種の外国人材受け入れで大阪ガスと連携することとし、大阪ガスは賛助会員として全管連に入会する。

下水汚泥の脱水性向上/石垣の「プラチナシステム」JSから初受注/熊本市南部浄化センターに導入
 石垣は2日、日本下水道事業団(JS)が熊本市から受託している熊本市南部浄化センター汚泥処理設備工事について、同社の下水汚泥由来繊維利活用システムである「プラチナシステム」を受注したことを発表した。同システムはJSの新技術評価制度で新技術Ⅰ類に選定されており、今回初めてJSから受注した。工事契約は9月26日に締結した。工期は9月27日から2021年2月15日まで。契約金額は2億2750万円(税抜)。
 下水処理場の最初沈殿池から引き抜かれた汚泥に含まれる繊維状物である下水汚泥由来繊維は、トイレットペーパーの残滓が多くを占めており、脱水効率の向上に有効とされている。プラチナシステムは、この下水汚泥由来繊維を汚泥から「回収ユニット」により「回収助材」として効率的に回収する。そして、処理場の汚泥脱水機に供給し、汚泥に添加することで、難脱水性汚泥の脱水性向上を図る。

新型安全体感教育車両の運用開始/ニーズに合わせた教育体制を構築/労働災害撲滅へ 新型VRも搭載/明電舎
 明電舎は2年間かけて製作を進めていた新型安全体感教育車両(安全体感2号車)が完成、運用を開始する。15日には同社沼津事業所で完成式典を開き、関係者約50人が参加した。三井田健・社長は「企業にとって安全は最重要テーマ。労働災害の撲滅を常に念頭に置きながら事業を展開している。多くの皆さまにこの安全体感教育を受けていただき、労働災害を減らすことができればうれしい」と述べた。
 2号車は同社が3年前から取り組んでいるVRの体感装置のコンパクト化が実現したため、車載し、リアルとバーチャルを融合した体感教育ができる次世代型の新型安全体感車両となった。空調も完備され、悪天候の中でも快適に利用できるようになった。また、海外展開も視野に、海上輸送できるようトレーラータイプにし、運転台(けん引車)をつけられる仕様となっている。車体には「すべては安全のために」というキャッチコピーが書かれている。

下水道の魅力を発信/池田市でマンホールサミット
 第9回マンホールサミットが19日、池田市の五月山体育館や城跡公園を舞台に開催された。池田市上下水道部と下水道広報プラットホーム(GKP)の共催。池田市制施行80周年、猪名川流域下水道通水50周年の記念行事として開催し、全国から約4500人の〝マンホーラー〟が集まった。「事始めのまち池田」にちなみ、「初・唯一」をテーマにデザインマンホール展示やトークイベント、ウォークラリーなど、さまざまな催しで下水道やマンホールの魅力を発信した。



管路の整備・更新テーマに/第5回水道フォーラムを開催/東北みずの会
 東北みずの会(会長=西村修・東北大学大学院教授)が主催する「第5回東北水道フォーラム」が18日、仙台市内のホテルで開かれ、100人を超える産官学の水道関係者が参加した。今回は管路整備・更新がテーマで、小泉明・首都大学東京特任教授による講演やパネルディスカッションが行われ、会場の参加者からも次々と意見や質問が出ていた。
 西村会長はあいさつの中で、台風19号により東北地方でも大きな被害が出たことに触れ、「被災地の一日も早い復興を祈る」と述べた。また、「管路更新は大きな課題。100年先を想像しつつ、地道に取り組むしかない。若い世代やこれから生まれてくる世代のためにも、世界に冠たる日本の水道システムを守り、引き継ぐ必要がある」と管路更新の重要性を強調した。