農薬類の目標値見直しへ/「陰イオン界面活性剤」分類変更も/水質基準逐次改正検討会/厚労省

 厚生労働省による水質基準逐次改正検討会(座長=松井佳彦・北海道大学大学院教授)の今年度第1回が6月27日にオンラインで開催され、水質基準等の今後の改正方針が固まった。内閣府食品安全委員会の食品健康影響評価の結果を踏まえ農薬類の目標値が見直され、水質基準項目である「陰イオン界面活性剤」の水質管理目標設定項目への変更を検討していく。WHO「飲料水水質ガイドライン」が更新されたことにも対応していく。

可搬式蓄電池や電動車両を電源供給源に/災害停電時マンホールポンプ起動支援システム/三菱自動車工業と共同開発/荏原実業

 荏原実業は、三菱自動車工業と共同で開発中の「災害停電時マンホールポンプ起動支援システム」を、来年春から販売開始する予定を明らかにした。

 災害停電時マンホールポンプ起動支援システムは、台風や落雷などの自然災害により電源を喪失したマンホールポンプを迅速に起動させるシステム。脱炭素社会の実現に向けて、平常時に太陽光発電などにより充電した可搬式蓄電池や電動車両を、災害停電時に電源供給源として用いて新動力制御盤を介して、停止したポンプを起動させる。

冨洋設計をグループに/水道強化、農業土木も/NJS

冨洋設計をグループに/水道強化、農業土木も/NJS

 NJSは6月27日、上下水道、農業土木が専門の冨洋設計の株式50%超を取得すると発表した。

南海トラフ地震想定し合同防災訓練/現地調整や応急給水・復旧で相互支援/川崎市、静岡市

南海トラフ地震想定し合同防災訓練/現地調整や応急給水・復旧で相互支援/川崎市、静岡市

 川崎市上下水道局水道部と静岡市上下水道局水道部は6月28、29日に合同防災訓練を行った。静岡市で最大震度7、川崎市で5弱を記録するマグニチュード9・0の南海トラフ巨大地震が発生し、静岡市内の水道施設に被害が生じているという想定で、他都市からの応援受入に向けた「現地調整隊」の活動や、応急給水・応急復旧対応を訓練した。