修繕完了の下水道管路は54%/取り組み状況を公表/インフラ長寿命化計画/国交省

 国土交通省は9月28日、昨年6月に策定した「第2次国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)」の2021年度末時点の取り組み状況をまとめ、公表した。インフラの戦略的な維持管理・更新に向けた取り組みを推進するため、2025年度末時点で施設ごとの具体的な取り組みの数値目標が設定されており、その進捗状況について今年度からフォローアップを実施した。

料金減免累計715億円に/新型コロナ影響調査第14回で/厚労省

 厚生労働省水道課は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた水道料金の対応について、第14回調査の結果を取りまとめた。9月26日に事務連絡し情報を共有した。

 調査では、1268事業者から回答を得た。今年6月15日時点で、支払い猶予の実施は、▽実施中=876事業者▽今後実施予定=4事業者▽検討中=13事業者▽実施予定なし=162事業者▽実施済み=202事業者▽実施済みかつ実施予定=11事業者―だった。支払い猶予金額は家事用13億953万6942円、家事用以外31億9645万8521円の計45億599万5463円だった。

φ1800制水弁 不断水で更新/導水管上の2基順調に完工/三重県企業庁

φ1800制水弁 不断水で更新/導水管上の2基順調に完工/三重県企業庁

 三重県企業庁は、北伊勢工業用水道事業の四期導水管路(鋼管、φ1800×2条)の大口径制水弁2基を不断水工法で更新する工事を実施した。元請は新陽工業(本社:四日市市)で、大成機工が施工した(7月11~23日)。

 対象管路は北伊勢工業用水道事業の四期導水管で、φ1800の鋼管2条が並列して配管されている。山村浄水場まで原水を導水する基幹管路であるとともに、北中勢水道用水供給事業の播磨浄水場につながる導水管としても運用される共同の導水施設で、布設後50年以上が経過している。既設の制水弁は老朽化が進み、過去には断水作業に伴う弁操作を行ったところ、全閉しないことが判明していた。

 現場付近は交通量が多く、導水管2条のほか送水管も近接しているなど、立坑を構築する際も制約が多い難工事だったが、配水運用を行いながら滞りなく計画通りに制水弁の設置を完了した。