下水道設備台帳管理システム構築へ/委員会設置し検討開始/国交省、下水協

 国土交通省下水道部と日本下水道協会は「下水道設備台帳管理システム運用調査委員会」(委員長=三宮武・国土技術政策総合研究所下水道研究部長)を設置、このほど第1回を開催した。下水処理場・ポンプ場施設を対象とした下水道設備台帳管理システム構築時における共通のデータ整備環境を整えることを目的にしており、年度内にあと2回開催する予定。

日本の耐震技術を発信/日米台地震WS開催へプログラム/日水協

 日本水道協会は10月27日、今年度第1回水道施設地震リスク管理検討委員会(委員長=長岡裕・東京都市大学教授)を開催した。来年熊本市で開催する「第12回日米台水道地震対策ワークショップ」(1月30日~2月1日、熊本城ホール)の準備状況を確認し、日程やプログラムを決めた。

 同ワークショップはコロナ禍に伴い2021年の開催を22年4月に延期し、さらに23年に再延期した経緯がある。今回は聴講の一般募集はせず、参加は発表者・出展者とその関係者、委員会関係者らとなる。

香川用水を活用しDX実証推進/配水効率化や氾濫減災化へ/機器データで流量など予測/水資源機構・岡山大学・ハイドロヴィーナス

香川用水を活用しDX実証推進/配水効率化や氾濫減災化へ/機器データで流量など予測/水資源機構・岡山大学・ハイドロヴィーナス

 水資源機構香川用水管理所と岡山大学、同大学のベンチャー企業であるハイドロヴィーナスは、香川用水施設を活用したDXの実証試験を開始した。同機構が昨年9月に策定した「DX推進プロジェクト」の一環で、大学と同社が共同で開発に取り組んだ発電・計測・通信機器を用いて、流量や流速・水位などのデータを取得する実証試験を実施。取得データをAI解析して流況予測モデルなどを構築し、DX技術による配水操作の効率化や水路管理の高度化、内水氾濫前の減災化などにつなげるとしている。実証試験は来年3月までを予定している。