水道の相談 誰でも何でも/「水道事業相談ダイヤル」を開設/050―3311―0550/単純なことでもお気軽に/日水協

 日本水道協会は「水道事業相談ダイヤル」を開設し、12日から運用を開始する。日水協への電話での問い合わせ窓口を一本化したもので、音声案内に従ってダイヤルを選択すれば、相談内容に合った部署につながる仕組みだ。日水協へのアクセスをしやすくする狙いがある。日水協会員ら水道関係者のみならず、一般の水道利用者からの問い合わせに対応することで、水道への理解拡大につなげたい思惑もある。電話番号は050―3311―0550。日水協の新たな取り組みに注目したい。

厚労大臣賞には八尾市の台帳整備/松江市ダム耐震補強が国交大臣賞/第6回インフラメンテンス大賞

 国土交通省は5日、第6回インフラメンテナンス大賞の受賞者を発表した。195件の応募があり、有識者による選考委員会の審査により計37件の受賞者を決定した。上下水道関係では、厚生労働大臣賞を八尾市水道局施設整備課の「Excelを活用した直営での水道施設台帳システムの運用方法」、国土交通大臣賞を松江市上下水道局の「文化財に指定されたダムの堤体PSアンカー工法による耐震補強工事」が受賞した。国交省の特別賞に大成建設の「耐硫酸コンクリートを用いた下水道施設のメンテナンスフリー技術の開発」、優秀賞に日本水工設計の「下水道の雨天時浸入水検出技術『ラインスクリーニング』の開発」が選ばれた。1月13日に表彰式を開催する予定となっている。

基本計画案や基本協定書案を提示/今月中に首長の最終判断要請/奈良県企業団設立準備協議会

基本計画案や基本協定書案を提示/今月中に首長の最終判断要請/奈良県企業団設立準備協議会

 奈良県と23市町村、1企業団および1組合で水道事業の統合(一体化)を検討している「奈良県広域水道企業団設立準備協議会」(会長=荒井正吾・奈良県知事)の第5回協議会が11月29日、大和高田市の奈良県産業会館で開催された。今回は検討部会の結果報告や基本計画案・基本協定書案の提示とともに、オブザーバーの大和郡山市が一体化に参加した場合の姿などを説明。同市浄水場の存続などを提案し、同市の参加を呼び掛けた。また、一体化への参加について、12月中に首長の最終判断を協議会宛てに書面回答することを要請した。

「流域における浸水対策」テーマにセミナー/気候変動下での水害リスクに備えを/管路協

「流域における浸水対策」テーマにセミナー/気候変動下での水害リスクに備えを/管路協

 日本下水道管路管理業協会(会長=長谷川健司・管清工業社長)はこのほど、管路管理セミナーを都内の会場とオンラインで併催した。「流域における浸水対策」をテーマに、気象庁、国土交通省、横浜市、鹿児島市、見附市が講演した。

雨水ポンプ場をDBOで/福山市と事業契約を締結/佐藤工業、東芝インフラシステムズら

 佐藤工業を代表企業とするグループは、DBO方式を採用した福山市上下水道局の「新浜ポンプ場改築事業」に関する事業契約を締結した。代表企業以外のグループ構成員は、東芝インフラシステムズ、千代田組、三水コンサルタント、日本管財環境サービスとなる。

 同事業は、供用開始から60年以上が経過し、老朽化が著しい新浜ポンプ場の改築にかかる設計・施工に加え、新浜ポンプ場を含めた同局が管理する雨水排水施設の維持管理を一体的に行うことで、事業のさらなる効率化やコスト縮減を図るもの。維持管理・運営の対象施設は、段階的に取り込むこととし、最終的に54施設を一体的に管理する。新浜ポンプ場は、合流式下水道区域の雨水ポンプ場で、計画雨水量は9・22立方m/秒となる。