水質管理目標値50ng/Lを維持/PFOS・PFOAの知見を共有/水質基準逐次改正検討会/厚労省

 厚生労働省水道課は24日、今年度第2回水質基準逐次改正検討会(座長=松井佳彦・北海道大学大学院教授)をオンラインで開催した。環境省のPFOS・PFOAに係る水質の目標値等の専門家会議と一部合同で、有機フッ素化合物で自然環境中で分解されにくく、高い蓄積性があるPFOS・PFOAなどについての検討と、要検討項目の実態調査などの報告を行った。

アクアリストに更新・再構築/適用範囲拡大し募集開始/JWRC

 水道技術研究センター(JWRC)は、水道施設の点検を含む維持・修繕に関する新技術をまとめた事例集「Aqua―LIST」の適用範囲を拡大し、「更新」および「再構築」を対象に加える。また給水装置も対象とし、例えばスマート水道メーター関連の新技術も対象とするという。事業名をこれまでの水道施設の点検を含む維持・維持に関する新技術事例集から「水道施設における新技術事例集」に改める。新しい適用範囲に基づいた新技術の募集を26日から開始した。

「水インフラの素晴らしさを発信したい」/「水の天使」に竹田聖彩さん/ミス日本コンテスト

「水インフラの素晴らしさを発信したい」/「水の天使」に竹田聖彩さん/ミス日本コンテスト

 第55回ミス日本コンテスト2023(主催=ミス日本協会)が23日、東京・西新宿の京王プラザホテルで開催され、13人のファイナリストの中から、2023ミス日本「水の天使」に医大生の竹田聖彩さん(たけだ・せいあ)が選ばれた。これから1年間、上下水道をはじめとする日本の優れた水インフラと、それを支える人々の心と技、新たな取り組みなどを「水の広報官」として広く発信していく。

最強寒波で断水相次ぐ/石川県など応急給水続く

最強寒波で断水相次ぐ/石川県など応急給水続く

 24日から日本列島を覆った今冬最強と言われた寒波の影響で、凍結し破損した給水管からの漏水などにより配水池の水位が低下、断水した水道事業者が相次いだ。厚生労働省水道課のまとめでは10県20事業者、最大約1万4200戸に上る。

医療機関断水対策の提言へ検討/今年度第2回検討会を開催/大都市水道局大規模災害対策検討会

医療機関断水対策の提言へ検討/今年度第2回検討会を開催/大都市水道局大規模災害対策検討会

 19大都市(千葉市と相模原市を除く政令市と東京都)の課長級・係長級ら防災実務者が参加する大都市水道局大規模災害対策検討会が20日、今年度第2回検討会を東京都水道局研修・開発センターで開いた。「南海トラフ巨大地震発生初期の被災地医療機関に対する応急給水に必要な給水車台数の試算結果と検討会の対策」や「電子媒体を使用した応急給水活動時の情報伝達」などの議題について意見交換した。

アセマネの効果的な運用目指す/ISO55001を取得/CWO

アセマネの効果的な運用目指す/ISO55001を取得/CWO

 クリアウォーターOSAKAは、大阪市下水道包括業務委託にかかる下水道施設の包括的維持管理業務を対象に、アセットマネジメントシステムの国際規格であるISO55001の認証を取得した。今後も、同市からのニーズ・期待に応えるため、アセットマネジメントの継続的・発展的な運用およびリスクマネジメント体制の強化を図る。

事業指標の8割以上で目標達成/アドバイザリーボード開く/東京都下水道局

事業指標の8割以上で目標達成/アドバイザリーボード開く/東京都下水道局

 東京都下水道局は12日、都庁内でアドバイザリーボード(委員長=滝沢智・東京大学大学院教授)を開いた。一部の委員はオンラインで参加。局の5年間の事業運営指針である「経営計画2021」(2021~2025年度)の実施状況報告とあわせて、昨年12月に策定された「TOKYO強靱化プロジェクト」、脱炭素に向けた局の取り組みについて、委員の意見や助言を求めた。

受託額は微増の1751億円/依然として価格重視の傾向/管理協受託実態調査

 日本下水道施設管理業協会は、2022年度の下水道処理施設維持管理業務の受託実態調査報告書をとりまとめた。調査対象は、会員会社138社で、調査箇所は下水処理場のみとなる。運転管理費とユーティリティを含めた受託契約額は1751億円で前年度比0・6%、10億円の増加となった。東北地方の流域処理場において受託契約額が前年度比36・5%減と著しく減少しているが、これは宮城県がコンセッション契約になったことにより、集計から外れることとなったことが影響している。また、直近5年間のトレンドをみると、契約年数は、単年度契約が年々微減し、5年契約が微増傾向にあることがわかった。契約方式については、技術力を評価する方式が増えておらず、一般競争入札や指名競争入札が約56・4%と半数以上を占めており、依然として価格重視の傾向が見られた。

加圧脱水機7台受注/東京都朝霞浄水場向けに/石垣

 石垣は5日、東京都水道局から「朝霞浄水場排水処理所横型加圧脱水機更新工事」を受注したと発表した。