永続的水供給へ更新・耐震化を/広域水道の課題解決へ12題を審議/第67回総会/企業団協

永続的水供給へ更新・耐震化を/広域水道の課題解決へ12題を審議/第67回総会/企業団協

 全国水道企業団協議会(会長=吉田延雄・阪神水道企業団企業長)は23日、第67回総会を中国四国地区協議会の備南水道企業団並びに岡山県南部水道企業団の担当により、岡山県倉敷市内で開催した。総会には会員ら約150人が出席する中、会員提出問題は「財政支援の拡充及び要件の緩和」など12題の審議の結果、全題を関係当局に陳情することとした。また、総会併設の会場では、日本水道工業団体連合会主催の「倉敷展示会」も初めて開催された。(3面に関連記事)

下水道事業の課題を共有/地方下水道協会総会が各地で

 各地方下水道協会の総会が開催されている。会員自治体が参集するケースや幹事都市による会議など開催形式は各協会により違うが、今年度の協会活動や会員提出問題などが審議される。特に、地方の下水道事業が抱える課題をまとめた会員提出問題は、6月30日に東京で開催される日本下水道協会の定時総会に上程されることになる。地方の下水道事業の進化と持続に向け議論が続く。

梅雨・台風に備え防災体制強化を/行政移管踏まえた応援ルールも/厚労省

 厚生労働省水道課は26日、「梅雨期及び台風期における防災体制の強化について」とする事務連絡を、都道府県水道行政担当部局や大臣認可の水道事業者らに宛てて発出し、豪雨災害等に対する注意を呼び掛けた。また、来年4月の水道整備・管理行政の国土交通省への移管準備の一環として取りまとめた「災害時における国土交通省による水道事業体等への応援ルール(情報連絡体制・応援活動等)について(暫定版)」も伝え、被災時の応援要請や情報収集・連絡体制を確認するよう求めた。

ペロブスカイト太陽電池の実用化へ/国内最大の実証開始 森ヶ崎水再生セで/東京都

ペロブスカイト太陽電池の実用化へ/国内最大の実証開始 森ヶ崎水再生セで/東京都

 東京都環境局、下水道局は24日、積水化学工業と共同でフィルム型の次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の実用化に向けた検証を開始した。ペロブスカイト太陽電池は森ヶ崎水再生センターの反応槽覆蓋上部に設置。設置面積は約9平方m、定格出力約1kWと国内最大規模で、下水道施設への設置は国内初となる。共同研究の実施期間は2025年12月1日まで。

優良大規模事業所に都朝霞浄水場/地球温暖化対策で優れた取組/埼玉県

優良大規模事業所に都朝霞浄水場/地球温暖化対策で優れた取組/埼玉県

 埼玉県は、目標設定型排出量取引制度において、地球温暖化対策の取り組みが極めて優れた事業所を優良大規模事業所(トップレベル事業所)として認定している。今年3月に、東京都水道局朝霞浄水場を県内4事業所目のトップレベル事業所として認定し、11日には知事公館で認定式を開催した。

「倉敷展示会」で最新技術PR/日水協中部・関東支部総会でも/14社・団体が出展/水団連

「倉敷展示会」で最新技術PR/日水協中部・関東支部総会でも/14社・団体が出展/水団連

 日本水道工業団体連合会は23日、岡山県倉敷市で開催された全国水道企業団協議会第67回総会に併設し、「倉敷展示会」を初めて開催した。展示会には14の企業・団体がブースを出展し、最新の水道技術などを紹介したパネル、製品の実物や模型などを展示した。