行政移管迫る 水道に支援を/第1回理事会・運営会議開く/日水協

 日本水道協会は6日、今年度第1回の理事会と運営会議を開いた。理事会では、今月29日に開催する第102回総会に提出する決算案、役員候補者案などを了承。運営会議では協会活動に関する各種報告がなされ、来年度の水道関係予算獲得に向けた運動方針と、それに基づいた国などへの要望をまとめた。会議後には出席者により各省と関係国会議員に対する陳情も実施、実効性を高めるよう多くの国会議員に直接面会した。水道行政の移管が来年度に迫る。円滑な移管と、その先にある水道の持続へ―。日水協の活動は続いていく。

強靱化や広域化を重点的に/総会開き工水取り巻く課題を共有/工水協

強靱化や広域化を重点的に/総会開き工水取り巻く課題を共有/工水協

 日本工業用水協会(会長=弘田隆彦・山口県公営企業管理者)は5日、第11回定時総会を都内で開催した。▽2022年度事業報告案▽決算報告書案及び監査報告書▽役員の選任案―の3題の議案について事務局案通り了承、決定した。また、報告事項として、今年度の事業計画や2024年度の工業用水道事業施策に関する要望書について事務局から説明された。

配水管の濁水防止対策に/安全性確保し管体内面を洗浄/アイスピグ工法を試験施工/常陸大宮市上下水道部

配水管の濁水防止対策に/安全性確保し管体内面を洗浄/アイスピグ工法を試験施工/常陸大宮市上下水道部

 茨城県の常陸大宮市上下水道部は5月30日、アイスピグ管内洗浄工法の試験施工を行った。以前より同市の課題とされている濁水の防止対策として、安全性を確保して管体内面の洗浄を行う工法として各地で多くの実績がある同工法に注目し、施工を行う東亜グラウト工業、発注者支援を行う横浜ウォーターと三者協定を締結し、φ75の配水管の洗浄を実施した。周辺市町村の職員も見学するなか、約1時間で施工は完了した。

バンドン市の河川水質改善へ/川崎市上下水道局/キックオフセミナー開く

バンドン市の河川水質改善へ/川崎市上下水道局/キックオフセミナー開く

 川崎市上下水道局は、インドネシア・バンドン市の河川の水質改善に向け、5月にJICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)「バンドン市における排水水質改善に向けた能力向上プロジェクト」を開始し、このほど現地でキックオフセミナーを開催した。約50人が出席したキックオフセミナーでは、エマ・バンドン市市長代行の立ち会いのもと、大澤太郎・川崎市上下水道事業管理者、リズキー・バンドン市住宅居住局長、デュディ・同市環境局長、ディディ・同市水資源・高速道路局長、ソンニ・同市水道公社総裁が、実施取り決めを締結し、今後の協力について確認したほか、関係者でプロジェクトについて情報共有を図った。

汚泥資源の肥料利用テーマに/さいたま市で主務者会議/大都市下水道会議

 東京都と政令市21都市の下水道担当職員による第119回大都市下水道会議(主務者会議)が5月22日にさいたま市内で開かれた。各都市から提案のあった議題の中から「下水道汚泥資源の肥料利用の促進」と「下水道資源の活用」をテーマに取り上げ、各自治体の取り組み状況の報告と意見交換が行われた。

上下水道に貢献 民間の力を結集/技術説明会、研究会を実施/理事長に田村氏が就任/業界団体総会/ダク協

 日本ダクタイル鉄管協会(会長=吉岡榮司・クボタ取締役専務執行役員・水環境事業本部長)は1日、第75回定時総会を都内で開いた。冒頭、吉岡会長は「水道行政の移管により上下水道一体で管理されることに期待したい。上下水道のシステムを守るため、上下水道および官民の連携を進めていく必要がある。管路の効率的な更新など新たに協会に求められている役割を果たしていきたい。カーボンニュートラルへの取り組みもさらに必要。皆さんと一緒に活動を活発にしたい」とあいさつ。役員改選により新たに理事長・関東支部長に選任された田村聡志・顧問は「これまでの経験を活かし、協会の発展と水道界全体に貢献したい」と意気込みを語った。