ウォーターPPP見解示す/行政移管踏まえ説明会を開催/厚労省

 厚生労働省水道課は1日、全国の都道府県水道行政部局と水道事業体を対象に、「第1回水道整備・管理行政の移管に関する説明会」をオンラインで開いた。来年4月に水道整備・管理行政が厚労省から国土交通省・環境省に移管されることを踏まえ、移管後も地方の水道行政が円滑に推進されるよう情報提供や質疑事項への回答を行うもの。約1100団体が聴講したほか、移管先である国交省や環境省、関係団体も参加した。説明会は今後も2カ月に1回程度の頻度で定期的に実施する。

東京ガスNWと包括連携協定/強み生かし相乗効果の発揮を/東京都水道局

東京ガスNWと包括連携協定/強み生かし相乗効果の発揮を/東京都水道局

 東京都水道局は、都市ガス導管事業者の東京ガスネットワークと包括連携協定を締結した。ともに都民生活を支えるライフライン事業者として、それぞれの持つ知見やノウハウを生かし課題解決に連携して取り組むことで地域社会への更なる貢献を目指す。同局が他事業者と平時の業務も含む包括的な連携協定を締結するのは初めて。

来年4月料金改定へ審議会諮問/君津・富津・袖ケ浦市域で/かずさ水道広域連合(企)

来年4月料金改定へ審議会諮問/君津・富津・袖ケ浦市域で/かずさ水道広域連合(企)

 かずさ水道広域連合企業団は、来年4月での君津・富津・袖ケ浦市域の水道料金改定に向けて検討を進めている。8日、新田庁舎で今年度第1回の水道審議会を開催、渡辺芳邦・広域連合企業長(木更津市長)が、審議会会長を務める太田正・作新学院大学名誉教授に水道料金改定の諮問書を手渡した後、事務局が水道料金の改定の必要性、料金表の作成方針などを説明し、議論が交わされた。また、2024年度から10年間の広域連合ビジョンの素案も示され、意見交換を行った。

漏水対応のさらなる迅速化へ/リークネッツセルラーに新機能/AI活用した判定精度向上など/フジテコム

 フジテコムは1日より、遠隔漏水監視システム「リークネッツセルラーLNL―C」の新たな機能の提供を開始した。リークネッツセルラーは、IoT技術により時間や場所を問わずリモートで管路の漏水を常時遠隔監視できるシステムで、漏水の早期発見、漏水監視業務の効率化を図ることができる。新たな機能は▽LINEとの連携▽AIを活用した判定精度の向上▽データのファイル共有―の3点で、これらの機能を組み合わせたシステムは国内初だといい、漏水発生から修繕までの対応のさらなる迅速化に貢献する。

管路DB北海道で初事例/千歳市水道局と基本契約/栗本鐵工所らのJV

 栗本鐵工所を代表企業とする「栗本・舞鶴・新栄・日水コン特定JV」はこのほど、千歳市水道局が設計・施工一括発注方式(管路DB方式)で発注した「(5)美々地区外水道整備事業」について、同局と基本契約を締結した。管路DB方式による管路整備事業は北海道内で初の事例となる。

管工機材・設備総合展が盛況/最新の管材類・設備機器が/東京管工機材商業協同組合

管工機材・設備総合展が盛況/最新の管材類・設備機器が/東京管工機材商業協同組合

 第55回管工機材・設備総合展(共催=東京管工機材商業協同組合、東京都、東京都管工事工業協同組合、全国管工機材商業連合会、全国管工事業協同組合連合会)が7月25日から27日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。テーマは「未来へつなげよう自然と技術を結ぶ設備展」で、158企業・団体が出展。3日間の来場者は約1万6000人だった。

上下水道O&M効率化へ/総合プラットフォームを開発/クボタ、クボタ環境エンジ

 クボタとクボタ環境エンジニアリングは1日、上下水道施設における運転維持管理(O&M)の効率化を実現する、ICT技術を活用した新システム「KSIS BLUE FRONT(ケーシス・ブルーフロント)」を開発したと発表した。クボタのIoTソリューションシステム「KSIS」と連携させた総合プラットフォームの開発により上下水道施設の運転維持管理業務のデータを一元管理し、情報の見える化による業務効率化に加え、品質リスクの低減やライフサイクルコスト(LCC)縮減を図る。PPP事業において新システムを活用した提案を行う。7月24日から稼働した。