大賞に「東京都水道局アプリ」/水道イノベーション賞が決定/日水協

 日本水道協会は18日、今年度の「水道イノベーション賞」の受賞事業体とその事例を発表した。大賞は東京都水道局の「東京都水道局アプリ」。小規模事業者ならではの取り組みや大賞に準ずる取り組みなど、多くの水道事業者の参考となる取り組みを讃える特別賞には、宮城県企業局と南会津町環境水道課の取り組みを選んでいる。〝デジタル化〟〝官民連携〟〝脱炭素〟といったキーワードが浮かび上がる今回の受賞事例はまさに、水道事業が取り組むべきテーマを示している。水道界全体でこれら取り組みを共有したい。

会長表彰を発表/日水協

 日本水道協会は18日、今年度の会長表彰を発表した。功労賞は、堺市上下水道管理者を務めた出耒明彦氏、前澤工業会長の松原正氏をはじめ10人、特別賞は81人、勤続賞は702人だった。有効賞は「ダクタイル鉄管及び鋳鉄管の高精度な老朽度評価法の開発」(水道協会雑誌1056号)でクボタの関係者が受賞した。表彰式は10月18日、東京ビッグサイトで開催する全国会議の初日に行う。

下水道の新たな価値へ 官民が連携して/異業種の技術とマッチング/新たな取組立ち上げへ/スタートアップチャレンジ/下水道展 併催企画/国交省

下水道の新たな価値へ 官民が連携して/異業種の技術とマッチング/新たな取組立ち上げへ/スタートアップチャレンジ/下水道展 併催企画/国交省

 国土交通省下水道部は3日、「グリーンイノベーション下水道の実現に向けて」をテーマに、第8回下水道スタートアップチャレンジを札幌ドームでの対面とオンラインの併用で開催した。下水道関連企業、地方公共団体と異業種企業とのマッチングイベントで、異業種が持つ技術やアイデアについて議論し、下水道界の抱える課題の解決のための新たな取り組みの立ち上げにつなげる狙いがある。

運営管理システムを本格運用/業務の効率化や技術継承へ/JFEエンジ

 JFEエンジニアリングは、上下水道分野向け運営管理システム「PAZ for AQUA(パズーフォーアクア)」を年度内に6事業に導入して本格運用を開始すると発表した。

 パズーフォーアクアは、環境プラント統合運営システム「J―Answer(ジェイアンサー)」の機能の一つで、上下水道プラントの運営や維持管理に必要な設備情報を電子化し、クラウド上で一元管理することで、業務の効率化・省力化を実現する。

管路更新ペースアップ着実に/経営検討委で進捗管理を議論/仙台市水道局

管路更新ペースアップ着実に/経営検討委で進捗管理を議論/仙台市水道局

 仙台市水道局は2日、局本庁舎で今年度第1回の仙台市水道事業経営検討委員会(委員長=太田正・作新学院大学名誉教授)を開いた。仙台市水道事業基本計画(2020~29年度)と仙台市水道事業中期経営計画(2020~24年度)の実績評価などについて、外部の有識者から広く意見を聴取することにより、事業の客観性や透明性を高めるとともに、効率的かつ実効性のある事業運営に寄与することを目的とするもので、今回は水道局が示した昨年度の水道事業進捗管理報告書などについて意見交換を行った。