ベンダーロックイン対応を議論/下水道の持続・進化へ技術活用/AI処理場運転検討会/国交省

ベンダーロックイン対応を議論/下水道の持続・進化へ技術活用/AI処理場運転検討会/国交省

 国土交通省下水道部は7日、今年度第1回となる「AIによる下水処理場運転操作デジタルトランスフォーメーション(DX)検討会」(座長=加藤裕之・東京大学工学系研究科都市工学専攻下水道システムイノベーション研究室特任准教授)を開いた。昨年度の議論を踏まえ論点整理の形で取りまとめた▽AI導入に必要な運転管理データが容易に取得できる環境整備(ベンダーロックインの対応等)▽信頼性の確保▽透明性の確保―の3つの課題について議論を進めた。特に、AIを導入する上で大きな障となるベンダーロックインについては、国としての考え、方針を示していきたいとしている。

パートナー事業者に日水コンG/官民出資会社が11月設立/秋田県建設部/生活排水処理事業の持続へ

 秋田県建設部は11日、生活排水処理事業等の事務を補完する官民出資会社のパートナー事業者を日水コン・秋田銀行・友愛ビルサービスグループに決定したと発表した。11月ごろに官民出資会社を設立してプレサービスを開始し、来年4月から本格運用を開始する。県や市町村が有するノウハウと、民間事業者の専門知識や知見、機動力を融合して相乗効果を発揮させ、生活排水処理事業の持続につなげていく。

 事業者の選定方式は公募型プロポーザル方式。応募者数は1グループで、事業者選定委員会の審査で150点満点中134・5点となっている。同グループの代表事業者は日水コン。