企業団の課題を共有/企業長・事務局長経営会議開く/企業団協

企業団の課題を共有/企業長・事務局長経営会議開く/企業団協

 全国水道企業団協議会(会長=吉田延雄・阪神水道企業団企業長)は9月28日、静岡市内で第54回企業長・事務局長経営会議を開いた。会員から提案のあった11の懇談事項について各企業団における対応状況等の情報を共有したほか、昨年の台風15号における静岡市上下水道局の応急給水活動について講演した。参集での会議開催は4年ぶり。また、翌日は市内の防災施設等の視察を行った。

ウォーターPPP早期着手を/PPP/PFI検討会に分科会/国交省

ウォーターPPP早期着手を/PPP/PFI検討会に分科会/国交省

 国土交通省下水道部は5日、下水道における新たなPPP/PFI事業の促進に向けた検討会に設置したウォーターPPP分科会の第1回を開催した。89自治体143人が参加。同部からの情報提供のほか、先進自治体や有識者を交えた参加者間のグループディスカッションにより情報共有、意見交換を図った。

経営健全化へ向け意見交換/下水道事業経営セミナー開く/国交省

 国土交通省下水道部は9月27日、今年度第1回の下水道事業経営セミナーをオンラインで開催した。第1部は国からの情報提供と、自治体からの事例発表、第2部はグループに分かれ、経営健全化に向けた具体的な取り組みについて意見交換会が行われた。

日本初 浸透圧発電の実用化へ/海淡の排水と下水処理水の濃度差利用/2025年度稼働/福岡地区(企)

日本初 浸透圧発電の実用化へ/海淡の排水と下水処理水の濃度差利用/2025年度稼働/福岡地区(企)

 福岡地区水道企業団は福岡市道路下水道局、協和機電工業と共同で浸透圧発電を実用化する。濃度が違う液体が合わさると同じ濃度になろうとする現象を利用して、海の中道奈多海水淡水化センター「まみずピア」で海水から水を作る際に生じる濃縮海水と同市和白水処理センターの下水処理水(淡水)を使い、2つの排水の塩分濃度の差により生じる浸透圧を利用して発電する。浸透圧発電の実用化は日本初、世界でも2例目となる。