事業マネジメントの推進を/今年度中にガイドライン策定へ/国交省

事業マネジメントの推進を/今年度中にガイドライン策定へ/国交省

 国土交通省下水道部は12日、アセットマネジメント実施に関するガイドライン策定委員会(委員長=滝沢智・東京大学大学院教授)の第2回を開いた。同委員会はアセットマネジメントの導入を促進するためのガイドラインを策定することを目的に設置されたが、下水道事業を進める上で、アセットマネジメントの定義とはイメージが異なる部分があるため、今回改めて目指すべき方向性として「事業マネジメント」を定義した。第3回から委員会の名称も変更する。

IWA―ASPIREが閉幕/次回開催地はオークランド

 台湾・高雄市で22日から開かれていた第9回世界水協会アジア太平洋地域会議(IWA―ASPIRE)が26日に閉幕した。3日間を通じて行われた展示・発表には、一般の来場者を含め2000人以上が参加。開催地の台湾と並び、団体でブースを出展した日本の「ジャパン・パビリオン」は連日盛況で、会場内でも存在感を放っていた。

社会の宝を、受け継ぎ、次世代へ/マンホール蓋の新デザインも/いつまでも市民に愛される下水道に/岡崎市下水道事業100周年式典

社会の宝を、受け継ぎ、次世代へ/マンホール蓋の新デザインも/いつまでも市民に愛される下水道に/岡崎市下水道事業100周年式典

 愛知県岡崎市の下水道事業100周年を記念した式典が20日、岡崎市民会館あおいホールで来賓275人が参加するなか開催された。式典では、100年の歴史を映像で振り返るとともに、親善都市・ゆかりのまちデザインマンホール蓋交換式、子どもデザインマンホール蓋作品、マンホール蓋の新デザインの発表、表彰式などが行われた。また、記念講演では、加藤裕之・東京大学大学院特任准教授が「江戸のまちづくりと上下水道~家康に学ぶ水の活かしかた~」をテーマに講演した。

水源林点検をドローンで本格実施/作業効率化や安全性向上へ/九州電力のサービス活用/福岡市水道局

水源林点検をドローンで本格実施/作業効率化や安全性向上へ/九州電力のサービス活用/福岡市水道局

 福岡市水道局は、10月からICT技術を活用した水源かん養林の点検を本格実施し、24日にマルチスペクトルカメラを搭載したドローンによる撮影・点検の模様を公開した。ICTの活用により倒木のおそれがある枯損木の迅速かつ正確な発見、急斜面地での作業量の軽減など点検作業の効率化、倒木による事故の防止体制の強化、安全の確保につなげていく。

マンホーラー13000人集結/来年は富山市で開催/第11回マンホールサミットin岡崎

マンホーラー13000人集結/来年は富山市で開催/第11回マンホールサミットin岡崎

 第11回マンホールサミットin岡崎(主催:岡崎市、下水道広報プラットホーム)が21~22日の2日間、下水道事業100周年を迎えた岡崎市で開催され、およそ1万3000人が来場した。2日間の開催、中部地方での開催は初となる。「踏み込め 戦国の舞台へ」をテーマに、トークイベントやマンホール蓋の実物展示、グッズ販売などを通してマンホールの魅力を発信した。来場者には受付で、岡崎市下水道事業100周年を記念して制作したデザインマンホールのマンホールカードが先行配布された。

第2四半期決算で受注高前期比増/海外、O&M、PPPが堅調/メタウォーター

 メタウォーターは26日、2024年3月期第2四半期決算を公表した。受注高は海外事業、O&M事業、PPP事業が堅調に推移したことから879億円(前期比26億円増)となり、受注残高も2636億円(同390億円増)となった。売上高もEPC、海外、O&M、PPPの各事業が好調に推移し530億円(同63億円増)を計上した。一方、営業利益はマイナス28億円(同2億円増)、経常利益マイナス23億円(同4億円減)、四半期純利益マイナス22億円(同6億円減)となったが、同社グループの事業は国内公共事業が大半を占め、売上・利益が第4四半期に著しく偏る傾向にあり、ほぼ計画通りとしている。

キャラバンカーをリニューアル/バルブの動作をその場で実演/前澤工業

キャラバンカーをリニューアル/バルブの動作をその場で実演/前澤工業

 前澤工業は、製品の動作をその場で実演できる移動展示キャラバンカー「みずのわ号」をリニューアルした。発電機とポンプ、水槽、配管モデルを搭載し、バルブのキャビテーションや抑制のメカニズム、減圧ユニットの作動原理などを実際に水を流しながら確認できる。事業体やコンサルタント、エンジニアリング企業などユーザーの元を訪問し、直接製品に触れてもらうことでPRを行う。