先進的な取り組み事例を共有/水道分野における官民連携推進協議会/厚労省・経産省

先進的な取り組み事例を共有/水道分野における官民連携推進協議会/厚労省・経産省

 水道事業体と民間事業者の連携促進を目的とする「水道分野における官民連携推進協議会」(主催:厚生労働省・経済産業省、共催:日本水道協会・日本工業用水協会)の今年度第3回が、10月25日に名古屋市で開かれた。愛知県内を中心に12の事業体と、50の民間企業・団体が一堂に会し、個別に対話するフリーマッチングを実施。官民連携の先進的な取り組み事例に関する紹介や、厚労省・経産省による国の動向についての講演があった。司会はミス日本「水の天使」の竹田聖彩さんが務めた。

理事長に黒田憲司氏/JS

 日本下水道事業団(JS)の理事長に1日付で元国土交通省の黒田憲司(くろだ・けんじ)氏が就任した。前任の森岡泰裕氏は任期満了し退任。1日付で日本下水道新技術機構上席参与に就いた。

来年10月水道料金改定へ/審議会に諮問、改定の必要性確認/新潟市水道局

来年10月水道料金改定へ/審議会に諮問、改定の必要性確認/新潟市水道局

 新潟市水道局は、来年10月での水道料金改定に向けて検討を進めている。10月13日、水道局庁舎で今年度第4回の経営審議会を開催、長井亮一・新潟市水道事業管理者が、審議会会長に選定された佐伯竜彦・新潟大学工学部教授に「水道事業を後世に引き継ぐための水道料金改定」について諮問書を手渡した後、水道料金の改定の必要性と基本的事項を確認し、意見交換を行った。今後は審議会を3回開催して議論を進め、1月中旬に答申を行う予定となっている。

ウォーターPPPや肥料化を議論/大都市の課題共有/局長会議を熊本で/大都市下水道会議

ウォーターPPPや肥料化を議論/大都市の課題共有/局長会議を熊本で/大都市下水道会議

 大都市下水道会議の第119回局長会議が10月25日、熊本市で開催された。4年ぶりの対面での開催となった会議には、東京都および政令市の下水道部局長らが参加し、下水道事業におけるウォーターPPPや下水汚泥資源の肥料利用について意見交換した。来賓として松原誠・国土交通省下水道部長、末久正樹・同部下水道企画課企画専門官、原澤貴史・同課管理企画指導室課長補佐、三宅伸宏・九州地方整備局建政部都市調整官が出席した。

水処理施設の現場業務効率化へ/情報プラットフォーム「SWaC」リリース/データの一元管理、情報の見える化も/水ing

 水ingは、水インフラ現場におけるオペレーション業務の効率化・省力化の実現に向け、デジタル活用を推進する情報プラットフォーム「サステナブル・ウォーター・クラウド」(SWaC)をリリースした。水処理施設に関するさまざまなデータを収集・蓄積し、各オペレーション現場で活用できるもので、IoT・クラウド・AIを通して同社グループ最大の強みであるオペレーション現場のノウハウや技術力をデジタル化するとともに収集・蓄積したデータを一元管理し、情報の見える化とデータ活用により業務効率化の促進を図ることができる。現在は、複数のオペレーション現場での遠隔監視やAI判別、今後のAI開発などでの活用を開始している。