地域の人々の水を将来に繋ぐ/第68回簡易水道整備促進全国大会/簡水協

地域の人々の水を将来に繋ぐ/第68回簡易水道整備促進全国大会/簡水協

 全国簡易水道協議会(会長=小田祐士・岩手県野田村長)による第68回簡易水道整備促進全国大会が21日、東京・平河町の砂防会館別館シェーンバッハ・サボーで開催された。市町村長ら約450人の簡易水道関係者が全国から参加。国会議員も議員本人52人、代理も含めれば190人が駆け付け、来年度予算の確保をアピールした。農山漁村を中心とした地域を支える簡易水道。行政の所管が変わろうとその役割は変わらない。その基盤強化へ関係者が一致団結を図った。

肥料化の取組の加速化へ/案件形成支援採択の20団体が参画/国交省

 国土交通省下水道部は21日、「下水汚泥資源の肥料利用を促進するための大規模案件形成支援事業に係る全体会議」の初会合をウェブ方式で開催した。会議は、2022年度補正予算を活用した案件形成支援として、公募により選定した20自治体における肥料化の取り組みを加速するため、検討状況や課題を共有して議論するためのもの。得られた知見から、農政部局やJA、農家、肥料メーカーとの協力関係の構築に必要なノウハウや留意点をまとめた技術資料を年度末に公表する予定だ。

下水道は管路点検など4項目/22年度決算検査報告で指摘/会計検査院

 会計検査院が作成した2022年度の決算報告書で、4項目の下水道関係の指摘があった。

重要給水施設管路の/耐震適合率38.7%に/厚労省

 厚生労働省水道課は14日、災害時の避難拠点や透析を行う病院などの重要給水施設に供給する管路、いわゆる「重要給水施設管路」の耐震化の調査結果を明らかにした。2021年度末時点で、重要給水施設管路のうち導水管・送水管・配水本管の基幹管路に配水支管を加えた管路の耐震適合率は、前年度比1・1ポイント増の38・7%だった。基幹管路のみだと0・2ポイント増48・2%。

25年度からのビジョン策定へ/経営審議会で素案を議論/下水道使用料の改定も/盛岡市上下水道局

25年度からのビジョン策定へ/経営審議会で素案を議論/下水道使用料の改定も/盛岡市上下水道局

 盛岡市上下水道局は15日、同局庁舎で今年度第2回の盛岡市上下水道事業経営審議会(会長=小川智・岩手大学学長)を開いた。2025年度を初年度とする水道事業・下水道事業に係るビジョン(基本計画と経営戦略)を策定し、今後の事業運営の方向性を示すとともに、現行の水道料金と下水道使用料などの妥当性を検討し、下水道事業は検討結果に基づき2025年4月に下水道使用料などを改定することとしている。今回の審議会では、ビジョンの素案について審議を行った。2024年度に審議会での意見などを踏まえてビジョンを策定、また、下水道使用料などの改定について諮問、答申、条例などの審議を実施する。

危機管理対策など意見交換/明治頭首工事故対応の講演も/神戸市で開催/約50人が参加/大規模用供管理者会議

危機管理対策など意見交換/明治頭首工事故対応の講演も/神戸市で開催/約50人が参加/大規模用供管理者会議

 全国大規模用水供給事業管理者会議が9~10日にかけて神戸市内で開催された。関係者約50人が集まる中、会員提出議題6題について意見交換した。次回は石川県土木部が担当する。

宮島名誉教授と名倉課長が講演/広島市内でセミナー開催/ダク協中国四国支部

 日本ダクタイル鉄管協会中国四国支部は10月31日、広島市内でセミナーを開催した。関係者約110人が聴講する中、宮島昌克・金沢大学名誉教授が「上水道防災学のすすめ~危機耐性と水道施設の強靭化~」、名倉良雄・厚生労働省水道課長が「水道行政の動向」と題し講演した。

技術継承の現場を視察/ベテラン職員が講師に/ダク異形管工業会

技術継承の現場を視察/ベテラン職員が講師に/ダク異形管工業会

 日本ダクタイル異形管工業会(会長=犬塚宣明・ハズ代表取締役社長)は21日、今年度の研修会を実施。横浜市水道局の中村ウォータープラザを訪問し、管路研修施設・防災施設を見学したほか、同局の災害対策について講義を受けた。