予算、移管、水道の課題解決へ/精力的に要望活動を展開/第3回運営会議/日水協

 日本水道協会は28日、今年度第3回の運営会議を開催した。10月に開催した全国会議の第103回総会で決議した会員提出問題と、来年度の水道関係予算確保を旨とする要望書を取りまとめ、会議後には関係各省、国会議員に陳情した。なお、会議では、来年神戸市で開催されることが決まっていた全国会議の開催日程・開催場所について、10月9日から3日間、神戸コンベンションセンターでの開催とすることが了承された。

上下水道、災害時の連携強化へ/移管見すえ情報共有など整理/勉強会/国交省・厚労省

上下水道、災害時の連携強化へ/移管見すえ情報共有など整理/勉強会/国交省・厚労省

 国土交通省下水道部と厚生労働省水道課は、災害時における上下水道事業の連携のあり方について検討・整理するための〝勉強会〟を設置した。来年4月からの水道行政の移管を念頭に置いたもので、水道、下水道それぞれの災害時対応や支援体制等を比較したり、災害時における情報共有のあり方を検討。上下水道の連携に関する国交省の支援内容などを整理する。議論の発散を避けるためまずは大規模地震を想定し、平常時から発災後の機能確保までの事項を対象にするという。勉強会は東京都水道局、同下水道局、熊本市上下水道局、日本水道協会、日本下水道協会の関係者で構成。20日に日本下水道新技術機構で初会合を開いた。

PFAS処理技術の報告書/各処理法の留意点や費用など/JWRC

 水道技術研究センター(JWRC)が設置する水道におけるPFASの処理技術等に関する研究会(座長=山村寛・中央大学理工学部教授)は、「水道におけるPFASの処理技術等に関する資料集」をとりまとめ、ホームページで公表した。

東京都2024年度主要事業計画/大規模浄水場の整備など着実に 水道局/森ケ崎にDBOで消化ガス発電 下水道局

 東京都水道局は、2024度主要事業計画を公表した。給水収益は3194億5300万円で、コロナ禍による収入減からは回復傾向にあり、計画値は下回るものの前年度よりは44億3700万円増加と見込んでいる。資本的支出は対前年度比192億3700万円増の1756億3700万円、このうち建設改良費は同209億5700万円増の1601億6600万円を計上している。電気料金の高止まりや労務単価の上昇など厳しい経営環境にあるが、企業債や積立金の活用などにより必要な事業費を確保し、2021~25年度を計画期間とする東京水道経営プラン2021の4年目として、大規模浄水場の整備、送配水管の耐震強化やネットワークの強化などの事業を着実に推進する。

チューブテックスR工法を採用/開削困難箇所の水道管更新で/川口市上下水道局

チューブテックスR工法を採用/開削困難箇所の水道管更新で/川口市上下水道局

 川口市上下水道局は開削して布設替えをすることが困難な水道管路を自立強度型圧力管更生工法「チューブテックスR工法」を活用して更新した。このほど施工を行い、工法の施工性などについて確認した。施工現場には同局職員をはじめ、同工法の採用を検討している群馬東部水道企業団の職員も視察に訪れた。