福島の復興 道半ば/東日本大震災水道復興支援連絡協議会/厚労省

福島の復興 道半ば/東日本大震災水道復興支援連絡協議会/厚労省

 厚生労働省水道課は11月29日、東日本大震災水道復興支援連絡協議会の福島県現地調査部会を、浪江町で開催した。福島県保健福祉部食品生活衛生課と同相双保険福祉事務所、浪江町、双葉地方水道企業団、日本水道協会の担当者が出席、水道施設の復旧状況や今後の課題などについて意見交換・情報共有を図った。

行政移管 節目の予算編成/日水協 V字回復を目指して/簡水協 小規模水道の持続へ

 2024年度政府予算案の編成が大詰めを迎え、その動向を水道関係者が注視している。11月30日には今年度の補正予算が参議院で可決・成立している。

AI活用し管路マネジメント/丸紅、AGS社と技術交流/仙台市水道局

AI活用し管路マネジメント/丸紅、AGS社と技術交流/仙台市水道局

 仙台市水道局は、将来にわたり持続可能な経営を目指すアセットマネジメントの取り組みとして、管路の老朽度や重要度をより精度良く評価し、優先的に更新すべき管路の抽出や長期的な更新需要の算出を行うための検討業務を丸紅と委託契約を締結し推進している。11月22日には、丸紅、同社完全子会社でポルトガルの上下水道事業運営会社であるAGS社との技術交流会を同局庁舎で開き、AI技術や有収率向上の取り組みなどについて情報共を図った。

水道の情報化、研修の充実テーマに/第3回研究会で意見交換/長野県水道・下水道技術研究会

 第3回長野県水道・下水道技術研究会がこのほど、長野市内でウェブ会議を併用して開催された。同研究会は、県内の水道事業・下水道事業を持続可能なものとするため、事業の担い手となる職員などの技術力の向上を図りつつ、長野県下水道公社による市町村へのより効果的な技術支援について研究することを目的に、今年6月に設立された。構成員は長野県、長野市、松本市、上田市、飯田市、下諏訪町、山ノ内町、南牧村、白馬村、佐久水道企業団、長野県下水道公社。今回は水道事業の情報化と研修の充実をテーマとして意見交換などを行った。

伸縮可とう管補修材を施工/耐久性や耐震性検証へ/和歌山市企業局

伸縮可とう管補修材を施工/耐久性や耐震性検証へ/和歌山市企業局

 和歌山市企業局は11月21日、大成機工、日本ニューロンと共同開発した既設伸縮可とう管補修材「伸縮機能付きカバージョイント」の試験施工を六十谷水管橋で開始した。年内に施工を完了させ、来年から1年程度実証実験を行い、耐久性や耐震性などを検証する。

 同局では、2021年に発生した六十谷水管橋の崩落事故を踏まえ、独自の水管橋点検マニュア

ルの策定・運用をはじめ、今年5月から送水管複数化詳細設計、9月からは水管橋の耐震劣化診断を委託で実施している。一方、大成機工と日本ニュ

ーロンは、崩落事故前から既設伸縮可とう管補修材の開発を進めており、昨年9月に両社の提案を受け同局が参画した。

水道の持続に産業界から貢献/厚労大臣表彰

水道の持続に産業界から貢献/厚労大臣表彰

 今年度の厚生労働大臣表彰(水道関係功労者)で、日本水道工業団体連合会からの推薦者らを対象にした表彰状授与式が11月24日、厚労省内で行われた。同連合会からの推薦者は春田満雄・前澤工業経営企画室専任部長、池田和隆・アンドオン社長(元メタウォーター営業本部中四国・九州圏営業統括部担当部長)の2人だった。