肥料化加速へネットワークづくりを/知見から技術資料とりまとめ/国交省

 国土交通省下水道部は4日、「第2回下水汚泥資源の肥料利用を促進するための大規模案件形成支援事業に係る全体会議」をウェブ方式で開催した。会議は、案件形成支援対象団体に選定した20自治体における肥料化の取り組みを加速するため、各団体から進捗状況や課題を報告してもらい情報共有を図るとともに、自治体同士のネットワークをつくり、一緒に検討を行う仕組みづくりの構築を目的としている。今後は、年度末までに最終報告を行ってもらう会議を開き、得られた知見などから技術資料をまとめるとしている。

官民連携、研修受入など意見交換/顔見える関係づくりを/管理者協議会/日水協

官民連携、研修受入など意見交換/顔見える関係づくりを/管理者協議会/日水協

 日本水道協会は11月29日、第165回水道事業管理者協議会(座長=長澤秀則・盛岡市上下水道事業管理者)を開いた。31都市の水道事業管理者らが出席し、事業体が抱える懸案事項やその対応を中心に意見交換を行った。議事に先立っては、静岡市における台風15号被災時の災害対応について講演があった。

資源利用や改築更新を紹介/下水道実務研修会を開催/北海道地方下水協

資源利用や改築更新を紹介/下水道実務研修会を開催/北海道地方下水協

 北海道地方下水道協会は11月21日、札幌市内で「下水道関係実務研修会」を開いた。会員自治体や企業から約130人が参加。国と北海道の下水道行政に関する情報提供や、札幌市と岩見沢市の事例報告があり、技術・情報コーナーには、企業の製品や技術を紹介する展示ブースが設けられた。

近代水道125周年で記念式典/水道水源林テーマに交流会も/東京都水道局

近代水道125周年で記念式典/水道水源林テーマに交流会も/東京都水道局

 12月1日に東京の近代水道が給水開始から125周年を迎えた。東京都水道局は同日、東京国際フォーラムで「水道サポーター交流会・東京近代水道125周年記念式典」を開催し、1093の応募がある中で、抽選で当たった93人の都民が参加、「東京水道の『はじまり』を知る 東京水のふるさと水道水源林と東京近代水道の歩み」をテーマとして、タレント・女優の足立梨花さんをゲストに迎え、第1部の記念式典では映像でこれまでの東京水道のあゆみを振り返り、第2部の交流会では水道水源林に関する取り組みを紹介するなどした。

PPAの実現性を市場調査/下水処理場用地の有効活用へ/北海道都市環境課

 北海道建設部まちづくり局都市環境課は1日、管理する4カ所の下水処理場において、事業収支の改善とゼロカーボン北海道の実現に貢献することを目的に、下水処理場用地の有効活用に向けた市場調査を実施すると発表した。

浸水に強いまちづくりに貢献/JS優良工事表彰2件/石垣

 石垣は、日本下水道事業団(JS)の2023年度の優良工事表彰において2件受賞した。受賞案件は、「石巻市渡波排水ポンプ場復興・災害復旧ポンプ設備工事」と「岡崎市六名雨水ポンプ場ポンプ設備工事」で、石巻市の工事は(株)アイ・ケー・エス(本社・石巻市)とのJVとなる。なお、今年度の優良工事表彰は対象工事422件の中から特に優れた13件が選定された。

余寿命診断システムの開発・提供/フラクタと独占的契約/水道コンセッション向け/インフロニア

 前田建設工業などを傘下に持つインフロニア・ホールディングスは11月16日、米国フラクタが開発した配管の「余寿命診断システム」について水道コンセッション事業向けに独占的な開発・提供に関するライセンス契約を締結したと発表した。

 余寿命診断システムは、フラクタが提供するビッグデータとAIを用いた水道管路劣化診断サービスの新機能として昨年11月から提供しているもの。インフロニア・ホールディングスと同社が7月31日に設立したインフォインフ、インフロニアグループでは、水道コンセッション事業(上下工水)において技術革新を可能とする配管の余寿命診断システムとして独自開発を行うという。