応急給水と技術的支援/2週間経過 断水5万6000戸/能登半島地震

応急給水と技術的支援/2週間経過 断水5万6000戸/能登半島地震

 能登半島地震の発生から2週間が経過した。被災地域では、特に被害が大きかった能登半島北部などで断水が続く。14日14時30分現在、厚生労働省によると、石川、富山県内の10事業者、5万6010戸が断水中。日本水道協会などによる応急給水活動が続き、また、応急復旧に向け被害状況の調査、技術的支援が行われている。

応急復旧工事の円滑な実施へ/工事一時中止命令など事務連絡/国交省

 国土交通省下水道部は9日、同省不動産・建設経済局建設業課より地方公共団体に対して発出された「令和6年能登半島地震に伴う応急復旧工事等の優先的かつ円滑な実施等について」とする要請を、都道府県下水道担当課長および政令市下水道担当部長、各市町村下水道担当部長、日本下水道事業団事業統括部事業調整課長に事務連絡し周知徹底を図った。

人材不足への対策とDXテーマに/有識者会議で意見交換/名古屋市上下水道局

人材不足への対策とDXテーマに/有識者会議で意見交換/名古屋市上下水道局

 名古屋市上下水道局は12月25日、市役所で今年度第2回の名古屋市上下水道事業経営有識者会議(座長=竹内信仁・名古屋大学名誉教授)を開いた。人材不足への対策とDXの推進、持続可能な料金体系のあり方について事務局が説明し、質疑応答、意見聴取を行った。

福岡市水道管路の老朽度診断を受注/AI技術で将来の漏水事故率も/クボタ

 クボタは福岡市水道局から水道管路の老朽度診断及び長期評価に係る業務を受注した。対象区域は福岡市内全域で、履行期間は2023年12月1日~24年2月29日まで。業務概要は管路の老朽度評価として、市内の全配水管約4000㎞を対象とした管路ごとの将来における漏水事故率(件/年/㎞)及び更新優先順位の算出、管路の長期評価、管路ごとの実耐用年数の設定となっている。東京大学との共同研究で開発したAI技術を活用した新しい「AI老朽度評価方法」を用いる。

バイオメタノールでISCC PLUS認証/下水道の消化ガスを利用/三菱ガス化学

 三菱ガス化学は12月27日、新潟工場で生産開始を予定するバイオメタノールとそのバイオメタノールなどを原料として生産するジメチルエーテル(DME)について、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つである「ISCC PLUS認証」を取得したと発表した。