「高い士気で支援に臨む」/上下水道一体で復旧が進行/能登半島地震

「高い士気で支援に臨む」/上下水道一体で復旧が進行/能登半島地震

 能登半島地震の発生から1カ月半が経過した。石川県の発表によると、13日現在、輪島市、珠洲市、穴水町、能登町、七尾市、志賀町、内灘町の7市町で合わせて約3万1700戸の断水が続いている。日本水道協会の枠組みなどによる応急給水活動が行われ、あわせて、水道、下水道の復旧に向けた関係者による活動も精力的に行われている。一日も早いライフラインの再開へ、全国からの支援が続く。

輪島で仮設住宅の給水支援/民間の大型タンクローリー活用で/さいたま市水道局

 さいたま市水道局は9日、「災害発生時等の応急給水に関する協定」を締結しているミナト流通サービスが輪島市で応急給水活動を行うと発表した。ミナト流通サービスは、液状食品素材のタンクローリー輸送企業で約150台のタンクローリー車を保有しており、協定に基づき、10tの大型タンクローリー車1台で13日から輪島市内の仮設住宅に設置された32tの受水槽に給水を行う。同局は、円滑な応急給水活動に向けた調整役を担う。これにより、輪島市の負担軽減にもつながり、限られたマンパワーを復旧に充てることができるようになる。

効果的・効率的に情報取得/技術研修会で9社発表/札幌市水道局

効果的・効率的に情報取得/技術研修会で9社発表/札幌市水道局

 札幌市水道局はこのほど、水道局本庁舎で「水道技術研修会」を開催した。効率的かつ効果的に技術情報を取得し、技術職員としての資質向上を図ることを目的として開催するもので、フジテコム、クボタ、ジオ・サーチ、管総研、コスモ工機、大成機工、日本ヴィクトリック、水ingエンジニアリング、月島JFEアクアソリューションの9社が技術情報を発表した。同局のほか、近隣水道事業体やさっぽろ水道サービス協会から約40人が参加した。

第2期包括事業の実施方針公表/官民出資会社形式を継続/群馬東部(企)

 群馬東部水道企業団は14日、「事業運営及び拡張工事等包括事業(第2期)」の実施方針を公表した。これまでの事業評価を踏まえ検討を行い、第1期包括事業委託と同様に官民出資会社形式による包括事業委託とし、同事業を有効に活用しつつ少数精鋭による組織体制を構築して、さらなる経営の効率化を目指す。事業期間は2025年4月から2030年3月までの5年間。2月15~29日まで実施方針に対する意見を受け付け、これを参考に4月中旬に募集公告を行う。

ラオス水道運営管理能力向上へ/MaWaSU3開始へ連携協定/埼玉県・さいたま市・横浜市・川崎市

 埼玉県企業局、さいたま市水道局、横浜市水道局、川崎市上下水道局とJICAは、ラオスで実施する「水道事業運営管理能力向上プロジェクト(MaWaSU3)」の開始にあたり、同プロジェクトの実施に関する連携協定を1月23日に締結した。

下水道の持続可能な事業運営を/70周年でセレモニー/盛岡市

 盛岡市の下水道事業は、1953(昭和28)年の菜園排水区での着手に始まり、2023年度に70周年を迎えた。5日には、プラザおでってで下水道70周年記念セレモニーを開催、約100人が集まる中、マンホールデザインコンテストと、下水道標語コンクールの表彰式を行った。

3市で料金収納業務等を共同化/2025年度から5年間、協定締結/豊橋市・豊川市・湖西市

 愛知県豊橋市と豊川市、静岡県湖西市は5日、「水道料金収納業務等の共同発注に関する協定」を締結した。水道料金収納業務等の業務方法やシステム機器などの共同化を行い、3市が共同で同一の受託事業者に発注することで、業務効率化とお客様サービスの向上を図る。豊橋市と湖西市は2022年度から水道料金収納業務等の共同化を行っているが、2025年4月から豊川市が加わることとなる。

安全・安心な水道水供給祝う/伊平屋村で用水供給開始記念式典/沖縄県企業局

安全・安心な水道水供給祝う/伊平屋村で用水供給開始記念式典/沖縄県企業局

 沖縄本島と本島周辺離島8村との水道サービスの格差を解消し、離島の定住条件の向上を図ることを目的とした、8村への水道用水供給事業の拡大に取り組む沖縄県企業局は1月31日、伊平屋村への水道用水供給開始記念式典を村内にある同局伊平屋浄水場で開催した。沖縄県や伊平屋村の関係者が集い、村民に安全で安心な水道水が供給されることを祝った。

MABRで独占販売契約/水処理の省エネ化に貢献/アイルランドのOxyMem社/三機工業

 三機工業は1月25日、アメリカ・デュポン社のグループ会社でアイルランドのOxyMem社と、日本の公共下水道市場において水処理装置MABRの独占販売契約を締結したと発表した。

 MABRは中空糸膜を束ねたモジュールで、中空糸膜の外側表面に生物膜を形成させ、生物膜に直接酸素を供給することで、有機物処理、硝化脱窒処理を行う。

「技術磨き社会貢献を」/技能五輪日本代表が川越市に表敬/水ingAM

「技術磨き社会貢献を」/技能五輪日本代表が川越市に表敬/水ingAM

 水ingAMに所属する、技能五輪・国際大会(水技術職種)の2022年ドイツ大会銅メダリストの山﨑翼氏と、今年9月に開催予定のフランス大会日本代表に選考された高島旺亮(おうすけ)氏が1日、川越市役所を表敬訪問した。両氏は川越市内の高校を卒業している。同社の安田真規・代表取締役社長とともに市庁舎を訪れた2人は、ドイツ大会でのメダル獲得の報告とフランス大会への意気込みを話した。

塩ビ管製造の環境影響評価を公表/樹脂製造段階で9割超のGHG排出/塩ビ協

 塩化ビニル管・継手協会は1日、「塩化ビニル管製造に係る環境影響評価」を同協会ウェブサイトで公表した。それによると、水道管、下水道管ともに、温室効果ガス(GHG)排出量およびエネルギー消費量全体の90%超が原料調達段階(樹脂製造段階)までに発生している。また、口径が大きくなるほど製品重量は増加するため、GHG排出量およびエネルギー消費量も増加している。