適切な料金設定呼びかけ/第5回水道行政移管の説明会/厚労省

 厚生労働省水道課は5日、都道府県水道行政部局と水道事業体に向け今年度オンラインで実施している「水道整備・管理行政の移管に関する説明会」の第5回を開いた。1.2024年度以降の水道施設の被害情報及び水質事故等に関する情報連絡フロー(案) 2.移管関係の省令改正の見通し 3.経営基盤強化(適切な水道料金設定)―の各議題について解説し、第4回説明会で寄せられた質問に対しても個別に回答した。水道整備・管理行政の移管は、すぐ目前に迫っている。

更新・耐震化、デジタル化の知見共有/研究大会・研究発表会を開催/工水協

更新・耐震化、デジタル化の知見共有/研究大会・研究発表会を開催/工水協

 日本工業用水協会は2月26日に「工業用水道事業研究大会」、27日に「第59回研究発表会」を都内で開催した。今年度から両大会を2日間の連続開催としており、オンラインでの参加も含め、正会員の事業者・利用者、関連産業会員らおよそ120人の工水関係者が参加。事例紹介や講演、熱心な質疑応答がみられた。産業構造の変化に伴う需要減少や、施設の老朽化、災害への対応などの様々な課題に直面する工業用水道事業にあって、課題解決のヒントを共有した。

来春から統一料金で水道事業統合/今年11月に企業団を設立/奈良県と23市町村・1企業団・1組合

来春から統一料金で水道事業統合/今年11月に企業団を設立/奈良県と23市町村・1企業団・1組合

 奈良県と23市町村、1企業団(3町)、1組合で水道事業統合を進めている奈良県広域水道企業団設立準備協議会(会長=山下真・奈良県知事)の今年度第3回協議会が6日、奈良市内で開催された。構成団体の首長らが参加、県域水道(=県用水供給事業と市町村上水道事業の総称)一体化に向けた組織体制や企業団本部の位置の報告とともに、事業統合時から統一する水道料金体系、広域的施設整備計画案や経年施設更新計画案などが了承された。今後は規約案や基本計画改定版案などの協議を経て、11月に「奈良県広域水道企業団」を設立、来年4月からの事業統合を予定している。

取り組みの成果・進捗を報告/第6回おいしい水懇話会開く/千葉県企業局

 千葉県企業局はさきごろ、第6回おいしい水懇話会(座長=鎌田素之・関東学院大学准教授)を開いた。学識者や大口・一般利用者からなるメンバーに、水道水の満足度向上を目指す「安全・おいしい水プロジェクト2021―2025」の取り組みについて、今年度の進捗状況や成果を報告し、今後の取り組みに向けた意見や助言を求めた。

海外水ビジネスでセミナー/吉村代表ら世界情勢を講演/大阪市水道局

 大阪市水道局は2月15日、市内で海外水ビジネスパートナー制度・情報交換セミナーを開催した。吉村和就・グローバルウォータジャパン代表らが講演し、海外における最新の水道事情について意見交換を行った。

 冒頭、同局の塩見祐二・広域連携・海外支援担当部長は「今回は対面での開催が実現した。新型コロナは一定の収束となり、海外へのビジネス展開も本格化する。このタイミングでの本セミナー開催は意義深く、紹介される最新の情報を参考に」とあいさつ。続いて、石本知子・広域連携海外支援担当課長が、海外展開に向けた取り組みを紹介した。

防災まちづくり大賞で消防庁長官賞/横浜市水道局などとの連携で/ALSOK

防災まちづくり大賞で消防庁長官賞/横浜市水道局などとの連携で/ALSOK

 綜合警備保障(ALSOK)横浜支社が、横浜市水道局、横浜市西消防団と協働した「警備会社による消防団協力事業者と水道局との災害協定を通じた取組み」が、総務省消防庁主催の第28回防災まちづくり大賞の消防庁長官賞を受賞した。2月27日に都内で表彰式が開かれ、ALSOKの中村成孝・横浜支社長が原邦彰・消防庁長官から表彰状を授与された。

太陽光発電PPAの運用開始/年間277tのCO2削減/三機工業

太陽光発電PPAの運用開始/年間277tのCO2削減/三機工業

 三機工業は2月27日、太陽光発電PPA事業「ソーラーアドバンス」エネルギーサービス契約を東京ガスエンジニアリングソリューションズと締結し、神奈川県大和市に所有する総合研修・研究施設「三機テクノセンター」と主力工場「大和プロダクトセンター」で運用を開始したと発表した。