今週の紙面
2026年(令和8年)08月31日(第5941号)
- 強靱化と基盤強化を柱に/重要管路更新・複線化の支援対象拡大/耐震化と応急給水体制確保へ支援拡充/2027年度上下水道関係予算概算要求/国交省
- 熊本地震の断水が解消/水道本管の応急復旧完了
- 青木理事長が被災地を訪問/日水協
- 基盤強化へ「水道DX」/AIで管路劣化度再診断など/会津若松市上下水道局
- 水道スマートメーターの利活用へ/半田市と協定締結/中部電力、中電テレメータリング
本号の特集
強靱化と基盤強化を柱に/重要管路更新・複線化の支援対象拡大/耐震化と応急給水体制確保へ支援拡充/2027年度上下水道関係予算概算要求/国交省
国土交通省上下水道審議官グループは、2027年度上下水道関係予算概算要求を明らかにした。下水道法の改正や令和8年熊本地震、人口減少の進行等を踏まえ、「上下水道インフラの強靱化」「持続可能な上下水道の実現に向けた基盤強化」の2本の柱で新規事項を要求している。
熊本地震の断水が解消/水道本管の応急復旧完了
熊本地震に伴う水道の応急復旧が28日をもって完了した。同日、国土交通省が発表した。断水が続いていた宇城市、氷川町は28日に、八代市は25日に断水が解消した。
7月28日に発生した熊本地震では最大約10万8000戸(4県14自治体)が断水した。日本水道協会などによる水道本管の応急復旧支援は1日最大78班約270人体制で実施された。
青木理事長が被災地を訪問/日水協
日本水道協会の青木秀幸・理事長は、熊本地震で被災した地域の断水解消のめどが立ったことを踏まえ、26~27日にかけて現地を訪問した。特に断水が長期間にわたった八代市、氷川町、宇城市では各首長と面会、日水協の支援状況を報告するとともに、今後の水道施設の耐震化を要請しそれに伴う日水協の引き続きの支援を約束した。また、日水協熊本県支部(熊本市)と九州地方支部(福岡市)には災害見舞金を届けた。
基盤強化へ「水道DX」/AIで管路劣化度再診断など/会津若松市上下水道局
会津若松市上下水道局は、水道DXの取り組みに関する「AIによる水道管路劣化度再診断業務委託」「水道施設機能診断(デジタル技術活用)業務委託」の2件の業務委託を発注し、現在業務を履行している。
AIによる水道管路劣化度再診断業務委託に関しては、同市では管路の老朽化対策や耐震化を含む施設再構築と「会津若松水道DX」により、持続ある水道事業の基盤強化を目指している。2020年度のAIによる水道管路劣化度診断業務では5年間の破損確率を予測したが、診断データの経年化や管路更新の効率化、災害への応急給水対策など、新たな課題への対応が急務となっている。
水道スマートメーターの利活用へ/半田市と協定締結/中部電力、中電テレメータリング
中部電力と中電テレメータリングは20日、愛知県半田市と、「水道スマートメーターの利活用に関する協定」を締結した。水道スマートメーターのさらなる導入に向けた検討や自動検針化に係る課題解決、水道使用量データの利活用等を通じて、水道事業の効率化と住民サービスの向上を図ることが目的。
【特集】水道スマートメーターの活用で業務
効率化や災害時の的確な対応を
わが国の水道事業は、職員の減少や検針員のなり手不足などの課題を抱えており、水道スマートメーターの活用により業務を効率化して水道事業の持続性確保につなげていくことが求められている。漏水箇所の迅速な特定、利用者サービスのさらなる向上、収集データの活用による需要予測などに向けて、水道スマートメーターを本格導入、試験導入する水道事業体が増えている。特集では、「水道スマートメータ実装方針」を策定し、今年3月には「自治体防災業務における水道データ利活用手引」を公表した東京都水道局、水道スマートメーターによる時間帯別料金の実証実験を進める静岡県の湖西市上下水道課の取り組みを掲載したほか、民間企業のスマートメーター関連技術を紹介する。
【特集】地域の安全・安心の守り手として社会的使命を果たす
~管工事業界の現状を把握し災害対策、人材育成、資材価格の高騰、DX、官民連携などの課題に迅速に対応~
全国管工事業協同組合連合会(全管連)の令和8年度全国大会が9月8日、横浜市で開催される。多発する災害に加え、人材確保・育成など管工事業を取り巻く環境が大きく変化する中、地域の安全・安心の守り手として、社会的使命を果たすため全管連が果たす役割は大きく、期待が集まっている。本紙では毎年、全国大会にあわせて特集号を発行しており、今年は藤川全管連会長と開催地の神奈川県管工事協同組合連合会の石田会長の寄稿、全管連の活動を紹介した。