今週の紙面

2026年(令和8年)09月10日(第5944号)

本号の特集

2026年(令和8年)09月07日(第5943号)

本号の特集

鉛製給水管の早期解消を/「布設替え手引き」改定へ/国交省

 国土交通省上下水道審議官グループは、鉛製給水管の早期解消に向けた取り組みを加速させる。「鉛製給水管の布設替えに関する手引き」(2012年3月)を改定し、水道事業体を技術的に支援する。布設替え促進の基本的事項を網羅的に記載した現行版から、確実な解消を意識した実務的な内容に改める方針だ。学識経験者や水道事業体関係者らで構成する検討会を設置、8月21日に初会合を開催している。健康影響や漏水の問題が指摘される鉛製給水管だが、いまだ全国に192万件が残存している。早期解消が待たれる。

大西会長を表敬訪問/「とにかく強靱化」/下水協

大西会長を表敬訪問/「とにかく強靱化」/下水協

 日本下水道協会の岡久宏史・理事長、成田儀範・常務理事、賛助会員参与会会長の北尾裕一・クボタ会長が8日、同協会の会長を務める熊本市の大西一史・市長を表敬訪問した。令和8年熊本地震に対するお見舞いと大西会長が参加できなかった下水道展 26東京の開催報告を行った。

西部水再生セの水処理(第四期)竣工/2万6800m3/日増強/安定処理、施設更新を見据え/横浜市下水道河川局

西部水再生セの水処理(第四期)竣工/2万6800m3/日増強/安定処理、施設更新を見据え/横浜市下水道河川局

 横浜市下水道河川局が、2018年に着手した西部水再生センター水処理施設(第四期)築造工事が終了し、8月から稼働開始した。約7年7カ月をかけて竣工。第四期工事は処理能力2万6800立方m/日を増強し、第一~三期7万9800立方m/日と合わせて10万6600立方m/日の処理能力となった。処理方式は全て標準汚泥活性法。これにより下水処理機能のさらなる安定化が図られた。

次世代へ水道引き継ぐために/第16回シンポに200人/「持続可能な水道システムの確立」企画委員会

次世代へ水道引き継ぐために/第16回シンポに200人/「持続可能な水道システムの確立」企画委員会

 「持続可能な水道システムの確立」企画委員会(委員長=江夏輝行・横浜市水道局担当理事・水道技術管理者)は8月27日、28日、横浜国立大学で同大学地域連携推進機構の共催で、第16回シンポジウムを開催した。「安全・安心な水道を次世代に引き継ぐために」というタイトルのもと、約200人が参加した。

「井戸水対応チーム」で原因調査/被災地の八代市などで相談受付/全国さく井協会

 全国さく井協会(全さく協)では、熊本地震にともなう給水支援を担う「現地応急給水支援本部」のもとに設置された「井戸水対応チーム」に会員の技術者を派遣し、八代市などで濁りや揚水不能などの不具合が生じている井戸の早期復旧に向け、洗浄や原因調査を進めている。

下水道展で広域連携テーマに/滝沢特任教授の講演やパネルディスカッション/水コン協

 全国上下水道コンサルタント協会(会長=中西新二・日水コン社長)は、下水道展26東京の併催企画として「上下水道一体を踏まえた広域連携の在り方」を開いた。会場とオンラインを併せて約550名が参加。滝沢智・東京都立大学特任教授の基調講演に続き、「広域連携における今後の官民連携方法」と題し、事業体、民間、水コン協によるパネルディスカッションが行われた。

水道の官民連携手法を考える/国内外の事例から運営のあり方を/スペイン大使館

 スペイン大使館経済商務部は10月16日、東京・六本木のスペイン大使館で、「水道事業における官民連携の仕組みと可能性」をテーマにスペイン経済セミナーを開く。

10月に3都市で情報交換会/導入事業体との交流機会も/水道情報活用システム標準仕様研究会

 水道情報活用システム標準仕様研究会(WSSP、会長=新誠一・電気通信大学名誉教授)は、10月に新潟市(1日)、仙台市(7日)、大阪市(9日)の3都市で水道情報活用システムに関する水道事業体と県関係者向けの説明会・情報交換会を開催する。

【特集】持続可能な水道事業に向けて最適な施設配置、官民連携、業務効率化を

 わが国において持続可能な水道を目指す上で大きな課題になっているのが、脆弱な財政基盤と技術力・人材確保に苦労している中小規模水道の厳しい現状だ。本紙では、例年この時期に中小規模水道の持続的な発展を見据えた特集を発行しているが、今年の特集では、様々な課題の解決に向けて水道事業包括連携協定を締結した茨城県城里町、安定給水に向けた施設整備と経営効率化に取り組む山梨県中央市の取り組みなどを紹介した。

災害に強い水道システムを/運営会議開く 関係議員に要望も/日水協

 日本水道協会の今年度第2回運営会議が2日、開催された。水道関係予算概算要求の概要や、協会活動に関する各報告がなされ、議事では、来年度予算確保を求める要望を取りまとめた。また、来月長崎市で開催する第109回総会に24題の会員提出問題と、来年度の開催地として札幌市を提案することを決めた。

千葉市の雨水貯留施設を視察/千葉豪雨教訓に内水対策を/金子国交相

千葉市の雨水貯留施設を視察/千葉豪雨教訓に内水対策を/金子国交相

 金子恭之・国土交通大臣が3日、千葉市の千葉公園敷地内で進められている雨水貯留施設の建設工事を視察した。8月13~14日にかけて千葉県を中心に関東地方で発生した「千葉豪雨」の被災状況を確認するため、冠水した国道16号アンダーパスや水没した被災車両の仮置き場と併せて訪れたもの。国交省からは上田英俊・大臣政務官、永井学・大臣政務官、石井宏幸・上下水道審議官らも同行した。視察後、千葉県庁で熊谷俊人・千葉県知事、神谷俊一・千葉市長と意見交換し記者会見した金子大臣は、「都市型の内水氾濫について、千葉豪雨を教訓にしっかり対応を進めたい。整備推進の要請をいただいている雨水貯留施設を視察させていただいた。雨水貯留施設の整備等もしっかり進めてまいりたい」と述べた。

みやぎ型運営権者が年間業務報告/今年度第1回経営審査委開く/宮城県企業局

みやぎ型運営権者が年間業務報告/今年度第1回経営審査委開く/宮城県企業局

 宮城県企業局は2日、仙台市内で今年度第1回の経営審査委員会(委員長=田邉信之・宮城大学名誉教授)を開いた。2022年度より実施している宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)の運営状況についてモニタリングを行うもので、今回は運営権者であるみずむすびマネジメントみやぎによる昨年度の業務報告や県によるモニタリング結果の報告などがあり、それらについて委員が意見を交換した。

料金体系の方向性など議論/第6回水道事業審議会開く/さいたま市水道局

料金体系の方向性など議論/第6回水道事業審議会開く/さいたま市水道局

 さいたま市水道局は8月28日、第6回さいたま市水道事業審議会(会長=石井晴夫・東洋大学名誉教授)をさいたま市水道庁舎で開いた。同局は水道料金等の在り方について同審議会に諮問を行っており、今回は、「総括原価の試算と料金体系の方向性」を議事として審議を行った。今後は、11月の第7回と来年3月の第8回で今後の望ましい水道料金体系の方向性について審議する予定となっている。

「持続可能な水道事業の実現へ」/通水100周年で記念式典/長岡市

「持続可能な水道事業の実現へ」/通水100周年で記念式典/長岡市

 長岡市は、1926年の水道通水開始から100周年の節目を迎えた。8月21日には、これまで水道事業をともに支えてきた関係団体に感謝の意を表すとともに、今後も持続可能で信頼される水道事業の発展のため、 水道通水100周年記念式典をアオーレ長岡で開いた。

 県・市議会や新潟県内水道事業体、水道関係企業など関係者約100人を招いた式典では、冒頭、磯田達伸・長岡市長が水道事業を支えてきた先人や関係者、市民に対する感謝の言葉を述べ、「100周年の節目に『百年、潤ス』というキャッチコピーを掲げた。この言葉は変わることなく安全でおいしい水を市民の皆さまに届け続けるという強い決意が込められている。これからも市民の皆さまの信頼に応え、安全で安心な水を安定的に供給し続けるとともに、持続可能な水道事業の実現に全力で取り組んでいく」と語った。

長期ビジョン策定へ議論/今年度第2回の審議会開く/名古屋市上下水道局

長期ビジョン策定へ議論/今年度第2回の審議会開く/名古屋市上下水道局

 名古屋市上下水道局は8月18日、名古屋市役所で今年度第2回の名古屋市上下水道事業審議会(会長=小泉明・東京都立大学特任教授)を開いた。前回の審議会で諮問を行った長期ビジョン(仮称)の策定について、引き続き議論を行った。また、令和8年熊本地震における同局の応援活動について報告を行った。

介護予防の実現可能性で実証実験/水道スマートメーターデータを活用/豊田市

 豊田市は、中部電力とともに水道と電気のスマートメーターを活用した介護予防の実現可能性に関する実証実験を実施する。同市は高齢者等の介護予防の取り組みの一環として、健康状態を適時・適切に把握する方法について検討している。昨年10月からは同社と、65歳以上の単身世帯を対象として、電気の使用量データから生活状況などの変化を把握し、介護予防に役立てるための実証実験に取り組んでいる。今回は、水道スマートメーターの将来的な普及を見据えた水道データの活用や、電力データとの掛け合わせによる分析を進め、対象世帯の拡大や分析内容の高度化に向けた実証実験を両者が共同で取り組んでいく。期間は2030年3月まで。

災害対応、管路耐震化テーマに/新潟市でセミナー開く/ダク協関東支部

災害対応、管路耐震化テーマに/新潟市でセミナー開く/ダク協関東支部

 日本ダクタイル鉄管協会関東支部は8月25日、新潟市でセミナーを開いた。小関栄一郎・仙台市水道局水道危機管理室長と、平山修久・名古屋大学減災連携研究センター准教授が講演し、会場では新潟県内の水道事業体職員ら約60人が聴講した。

【特集】業務開始4年目を迎えた広島県水道広域連合企業団

~『広域計画』などに基づき施設整備などを推進~

 広島県水道広域連合企業団は、2023年4月から業務を開始し、今年で業務開始4年目を迎えた。現在は同年1月に策定した『広島県水道広域連合企業団広域計画』などに基づき、施設整備などを推進している。本紙では伊達英一・広島県水道広域連合企業団副企業長と、今年4月に就任した井下岳司・同企業団経営部長のインタビュー、アンケート「4月就任の本部幹部職員」、寄稿「2026年度事業の概要」などにより、同企業団の取り組みを紹介する。