今週の紙面

2026年(令和8年)01月29日(第5892号)

本号の特集

2026年(令和8年)01月26日(第5891号)

本号の特集

経営環境の変化に対応/公営企業経営改善特例債を創設/総務省

 総務省は26日、全国都道府県・指定都市公営企業管理者会議をオンラインで開催し、来年度の公営企業関係の主要施策を都道府県の担当者らに説明した。公営企業を取り巻く経営環境は厳しい状況が続いている。加えて、近年は職員給与費の増加、物価高騰、資材価格等の高騰による建築単価の上昇、円高など大きく変化している。2024年度決算においては、公営企業全体の黒字幅が大きく縮小した。経営環境の変化を踏まえ、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」を改定するとともに、広域化、共同化などの取り組みを進めていくことが求められる。

"水の天使"に志村美帆さん/水の広報官に「責任もって」/ミス日本コンテスト

 第58回ミス日本コンテスト2026(主催=ミス日本協会)が26日、東京・西新宿の京王プラザホテルで開催され、13人のファイナリストの中から、2026ミス日本「水の天使」に志村美帆(しむら・みほ)さんが選出された。これから1年間、上下水道をはじめとする日本の優れた水インフラや従事する人々の心と技、新たな取り組みなどに触れ、培った知識と体験を「水の広報官」として広く発信していく。

将来の下水道システムのあり方議論/将来的には汚水中継原則廃止も/横浜市下水道河川局

将来の下水道システムのあり方議論/将来的には汚水中継原則廃止も/横浜市下水道河川局

 横浜市下水道河川局は21日、市庁舎で横浜市下水道事業経営研究会(第10期)の第4回会合を開き、将来を見据えた下水道システムの在り方や、(仮称)横浜市下水道事業中期経営計画2026素案について審議した。

 冒頭、遠藤賢也・局長は「将来の下水道システムの在り方について改めて説明させていただき、意見をいただきたいと思っている。国においても下水道管路マネジメントのための技術基準に関する検討が進められており、今後とも国の動向を見極めながら委員の知見をいただきながら進めていきたい。下水道事業中期経営計画2026素案を提示させていただく。安定した下水道事業を展開してくためには将来を見据えたバックキャストの考え方で4年間の事業をまとめ、しっかりと市民の安全・安心を確保していきたい」と述べた。

北スマトラ州水道公社能力向上へ/協力事業のクロージングセミナー/横浜市水道局

北スマトラ州水道公社能力向上へ/協力事業のクロージングセミナー/横浜市水道局

 横浜市水道局は、インドネシア・メダン市とその周辺を管轄する北スマトラ州水道公社に対して、JICA草の根技術協力事業「北スマトラ州水道公社安全な24時間給水のための能力向上プロジェクト(地域活性化特別枠)」を、2023年4月から実施している。

プラットフォーム運営へJWAD本格始動/災害時の生活用水資機材互助体制を構築/WOTA

プラットフォーム運営へJWAD本格始動/災害時の生活用水資機材互助体制を構築/WOTA

 WOTA(前田瑶介・代表取締役兼CEO)は、災害による断水時の入浴・手洗い等の衛生環境と生活用水の確保のため、同社が手がける水循環システム等を全国の自治体から被災地に届ける相互支援体制「自治体間広域互助プラットフォーム」の運営母体となる「JWAD(ジェイワッド:Japan Water Association for Disaster/日本災害水ストレス対策協会)」を本格始動させた。このほど同社本社で「JWAD発表会」を行った。

スマートメーター導入手引書を作成/現場目線で必要な情報を網羅/第一環境

スマートメーター導入手引書を作成/現場目線で必要な情報を網羅/第一環境

 第一環境は、水道事業体の水道スマートメーターの導入検討を支援するため、「水道スマートメーター導入手引書」を作成した。同社ホームページ内の問合せより「水道スマートメーター導入手引書希望」と申込すれば、後日、ダウンロードに関するEメールが送られてくる。

 手引書は、水道スマートメーターを利用した検針システムの基本構成、規格や仕様、検討の進め方、導入手順、導入効果と課題などを体系的にまとめたもの。同社がこれまで携わってきた実証実験や導入事例から得られた現場の知見・ノウハウ、他団体が取りまとめた各種資料を活用して、水道スマートメーター導入の進め方(タイミング・体制・ステップ)をわかりやすく整理したのが大きな特徴となる。また、検針業務の効率化、省人化、漏水や異常使用量の早期発見、高齢者などの見守りや使用水量の見える化など住民サービス向上における導入メリットも紹介している。

【特集】令和8年度上下水道関係予算を見る

強靱で持続可能な上下水道へ加速

令和8年度政府予算案が月日に閣議決定された。衆議院の解散・総選挙により、今年度内の成立は見込めない状況だが、強靱で持続可能な上下水道の構築への加速化が期待される。予算案の国土交通省の上下水道関係分では、八潮市での下水道管の破損に起因する道路陥没事故の教訓等を踏まえた上下水道管路の老朽化対策や複線化をはじめ、事業運営の一体化、水道の分散化システム導入等を支援する各種個別補助事業・交付金事業の創設・拡充が盛り込まれているのが特徴だ。今回の特集では、その内容を国交省の資料とともに紹介し、総務省の地方財政措置についても取り上げた。

「分散型システム」導入へ手引き/集約型とのベストミックスを/国交省

「分散型システム」導入へ手引き/集約型とのベストミックスを/国交省

 国土交通省上下水道審議官グループは、水道事業の「分散型システム」の導入を促進する。有識者らによる検討委員会を設置し、具体的な検討に着手した。分散型システムの種類や比較検討手法等を示した手引きを策定する。13日に初会合を開催、委員会の設置背景や目的を確認した上で、分散型システムの導入を優先的に検討すべき地域の指標、導入する上で考慮すべき事項などについて議論した。2月上旬ごろの第2回で骨子について議論し、3月上旬ごろの第3回で手引きの案を提示するスケジュールで検討を進める。

水道料金の在り方で諮問/第4回水道事業審議会開く/さいたま市水道局

水道料金の在り方で諮問/第4回水道事業審議会開く/さいたま市水道局

 さいたま市水道局は19日、第4回さいたま市水道事業審議会(会長=石井晴夫・東洋大学名誉教授)を開いた。2026~30年度を期間とする次期中期経営計画の計画案について、前回の審議での委員の発言を踏まえた対応について確認するとともに、2021年の策定から5年が経過した「さいたま市水道事業長期構想2021―2030」について、社会経済状況を反映した見直しを行う改定案を説明、審議した。さらに、次期中期経営計画の2026~30年度の投資・財政計画について報告し、意見を交換した。その後、水道料金等の在り方について諮問を行い、小島豪彦・さいたま市水道事業管理者が石井会長に諮問書を手渡した。今後は、第5~8回審議会での審議を経て、来年5月ごろに市長への答申を行う予定となっている。

官民連携で青下水源地保全/9者が活動継続で協定結ぶ/仙台市水道局

官民連携で青下水源地保全/9者が活動継続で協定結ぶ/仙台市水道局

 仙台市水道局は2020年度より民間企業と連携し、水道水源の一つである青下水源地の水源涵養林の保全育成等を行う「青下の杜プロジェクト」を実施しており、現在11者の協力企業と協定を締結している。今年度末で協定満了となる宮城県管工業協同組合、第一環境、宮城衛生環境公社、日立製作所、日水コン、クボタ、前澤給装工業、前澤工業、前澤化成工業の9者よりプロジェクトを継続したい旨の申し出があったことから、改めて協定を締結した。

防災危機管理センターが完成/防災強化し災害対応拠点に/水道局や備南(企)が移転/倉敷市

防災危機管理センターが完成/防災強化し災害対応拠点に/水道局や備南(企)が移転/倉敷市
防災危機管理センターが完成/防災強化し災害対応拠点に/水道局や備南(企)が移転/倉敷市

 岡山県倉敷市が「倉敷市庁舎等再編基本計画」(2022年6月策定)に基づき、2024年9月から整備していた「倉敷市防災危機管理センター」が完成した。同市水道局の執務室と、備南水道企業団の事務所が13日からセンター3階へ移転した。

 センターは市本庁舎の防災・災害対応機能の強化をはじめ、大規模災害時の防災・災害対策業務のみならず、必要な行政機能が継続できる環境整備を実現する防災・災害対応拠点として、市本庁舎の敷地内に整備。

反応槽撹拌機の間欠運転が最優秀賞/下水道の業務改善・研究発表会開く/社会の変化に対応し職員一丸で/川崎市上下水道局

反応槽撹拌機の間欠運転が最優秀賞/下水道の業務改善・研究発表会開く/社会の変化に対応し職員一丸で/川崎市上下水道局

 川崎市上下水道局は14日、市役所本庁舎内で業務改善・研究発表会(下水道部門)を開いた。35回目の開催となる今年度は、同局職員のほか、他自治体職員など約110人が参加し、日頃の業務に関する調査・研究の成果や創意工夫の結果など14編の発表と質疑が行われた。また、昨年度に続き、元建設局長の西村孝彦氏による特別講演「六郷から入江崎処理場へ(昭和20年代における処理場建設計画)」が行われた。

漏水をAIで高精度に検知/Tokyo Social Innovation Tech Awardで優秀賞/予防保全と迅速な復旧対応を両立し/フジテコム

漏水をAIで高精度に検知/Tokyo Social Innovation Tech Awardで優秀賞/予防保全と迅速な復旧対応を両立し/フジテコム

 東京都が社会課題解決に資する先端技術を活用したソリューションを表彰・普及等を支援する「Tokyo Social Innovation Tech Award2025」の表彰式が8日、東京ビッグサイトで開催された「TOKYO DIGICONX・第3回TOKYO XR・メタバース&コンテンツビジネスワールド」内で行われた。優秀賞には応募総数137社の中から、フジテコムの「水道管路の漏水をAIで高精度検知し、予防保全を実現するリークネッツセルラーLNL―C」が選ばれた。

【特集】官民連携などを推進する中国地方の上下水道事業

【特集】官民連携などを推進する中国地方の上下水道事業
昨年11月に開催された意見交換会

中国地方の5県(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)の上下水道事業は、官民連携などを推進しており、これらの動向は全国の水道・下水道事業体から高い関心を集めている。そこで、本紙では飯田博英・国土交通省中国地方整備局河川部上下水道調整官のインタビューをはじめ、同地方の特徴ある取り組みなどを紹介する。