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下水道管路情報の電子化100%へ/重点施策と指標示す/第5次社会資本整備重点計画案/国交省
国土交通省は、令和3年度以降の第5次社会資本整備重点計画案を、11日に開いた第46回社会資本整備審議会計画部会で明らかにした。中長期的目標や社会情勢の変化を踏まえ、今後5年間で重点的に取り組む具体的な事業・施策を示した。社会資本整備重点計画は、道路、鉄道、空港、港湾、公園・緑地、下水道などの社会資本整備事業を重点的、効果的かつ効率的に推進するために策定するもので、下水道関係では、都市浸水対策や管路施設情報の電子化、温室効果ガス排出削減量などの指標が示された。
基幹浄水場新設し竣工式/竪型凝集沈澱池を採用/広川町簡易水道
和歌山県広川町が平成29年度から整備を進めてきた簡易水道施設「広川浄水場」や管理棟などが完成した。4月1日から浄水施設が稼働し、水道事務所も管理棟内に移転した。旧浄水場の老朽化や耐震対策などを踏まえ、竪型凝集沈澱池を採用した浄水施設に加え、配水池や取水場なども築造し、防災拠点としての役割も担うなど、災害に強い水道施設を整備した。今月8日には広川町簡易水道施設竣工式が、水道事務所の敷地内で行われた。
IoTで雨水マネジメント/明電舎と来年3月まで実証実験/守谷市
茨城県守谷市はこのほど、明電舎と「IoTを活用したスマート雨水マネジメントのための共同実証実験に関する協定」を締結した。近年、全国で多発している豪雨災害に備えるため、IoTを活用した排水樋管や下水道雨水管路内の水位情報のリアルタイムでの把握とともに、水位情報の蓄積による降雨時の水位予測や排水樋管の操作の運用への活用などを検証する。