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事業化に必要な情報を整理/「下水熱利用マニュアル」を改訂/国交省
国土交通省下水道部はこのほど、「下水熱利用マニュアル(案)」を改訂し公表した。平成27年7月に公表したマニュアル(案)に、「民間事業者による下水熱利用手続ガイドライン」(平成24年12月公表)を統合し、下水熱利用の構想・企画段階で必要となる、関係者間での協議事項、基本設計に必要な技術情報、事業採算性の確認方法、事業実施に必要な諸手続き等を整理した。
吹田市下水道へのCM導入など/PPP/PFI支援対象を決定/国交省
国土交通省は令和3年度PPP/PFIに関する支援対象先を決定した。上下水道関係では、大阪府吹田市の「下水道分野へのCM(コンストラクションマネジメント)導入検討調査」と大分県杵築市の「2市連携による上下水道の広域的な包括的民間委託導入可能性検討調査」がある。
業務プロセスの最適化へ/コニカミノルタと連携協定/業務量調査、手順書作成など/岡崎市上下水道局
岡崎市は7日、コニカミノルタと「上下水道事業の行政事務の効率化及び生産性向上に関する連携協定」を締結した。両者が密接に連携・協力して同市上下水道事業の行政事務に関する業務分析などを行い、業務プロセスを再構築することで、業務の効率化と生産性向上を図り、市民サービスと組織活力の向上につなげることを目的としたもの。同市上下水道局は今年度から「業務プロセスの最適化」などを目標とするアセットマネジメントを開始しており、今回の業務改善に向けた取り組みは上下水道サービスの改善を進めるうえでの基礎となる。
管路修繕でプロポ採用決定/実績評価し包括委託継続へ/奈良市企業局
奈良市企業局は12日、令和3年度第1回プロポーザル方式採否審査会を同局庁舎内で開催した。「奈良市企業局が契約する受託者選定プロポーザル方式の実施に関する基準」に基づき、給配水管等修繕業務の次期委託について、公募型プロポーザル方式による受託候補者の選定採否を審議した結果、同方式を採用することとした。
審査会は委員長を池田修・公営企業管理者が務め、局幹部職員の委員7人で構成。給配水管等修繕業務委託は、水道計画課および送配水管理センターから付議された。
AIで処理場運転操作を支援/B-DASHに採択/技術継承、処理水質安定化へ/明電舎
明電舎が広島市、船橋市、NJSと共同で提案した技術「AIを活用した下水処理場運転操作の先進的支援技術に関する実証事業」が国土交通省の令和3年度下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)に採択された。
今回の技術は、操作履歴や水質分析、処理状況の画像などのデータからAIが処理状況を判断し、運転操作量の予測、対応方法の提示、処理水質結果の予測をリアルタイムでガイダンスするもので、AIは、処理状況に応じて熟練技術者による運転操作と同様な判断を提示する。また、データを蓄積することで、より最適な運転操作を実現する。