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農薬類目標値見直しを了承/パブコメ誤解多く…周知の重要性も/厚生科学審議会生活環境水道部会/厚労省
厚生労働省が設置する厚生科学審議会生活環境水道部会(部会長=古米弘明・東京大学大学院教授)の第23回会合が15日、ウェブ会議形式で行われた。議題は▽建築物環境衛生基準等の見直し▽水道の水質基準等の見直し▽水道行政の最近の動向等―について。水質基準関連では、対象農薬リスト掲載農薬類である「ホスチアゼート」の目標値変更をはじめとした農薬類に関する見直し案が了承され、来年4月1日から適用される。
誤接続や専用水道設置の注意喚起/群馬大病院の水質異常踏まえ/厚労省
10月に群馬大学医学部付属病院で発生した健康被害を伴う水質異常に関連し厚生労働省水道課水道水質管理室は16日、都道府県や市、特別区の水道行政部局に宛て、配管の誤接続や専用水道の布設工事の確認、専用水道の設置者に対する指導などを要請する事務連絡文書を発出した。同大学が水質異常の原因に関する調査結果を公式発表したのを受けたもので、水質異常の概要や原因、再発防止策と教訓について説明し注意を促した。
「みやぎ型」全国のモデルに/村井知事と運営権者らが懇談/宮城県
宮城県の水道用水供給事業、工業用水道事業、流域下水道事業の一部にコンセッション方式を取り入れる「みやぎ型管理運営方式」について、運営権者である「みずむすびマネジメントみやぎ」の関係者らが14日に県庁を訪問し、村井嘉浩・知事と懇談した。来年4月の事業開始を前に、村井知事が「民間の力を活用して少しでも安価で安全な水を県民に供給する、そして安全に水を処理する仕組みとして全国のモデルになると確信している」、酒井雅史・同社代表取締役社長が「全員が全力で事業に取り組むことを約束するとともに、県民の皆さまから信頼をいただける会社に成長していく」と決意を語った。