バックナンバー
安定給水へ一致団結して/簡易水道の基盤強化/町村長が実情を訴え/簡水協
全国簡易水道協議会(会長=小田祐士・岩手県野田村長)は6月28日、今年度第1回役員会を開催した。来年度予算の概算要求を見据え例年この時期に開催している会議。各地域で参集や書面、ウェブを活用し行われたブロック会議での要望を集約した。「令和5年度簡易水道基盤強化に関する要望書」を携え、会議後に要望活動を実施した。農山漁村の住民生活を支える簡易水道。未普及解消や自然災害への対応など山積する課題解決に向け、首長を始めとした簡水関係者の活動は熱心だ。
新規技術10件、全37件/第1回審査証明委員会開く/下水道機構
日本下水道新技術機構は6月29日、今年度の建設技術審査証明事業(下水道技術)第1回審査証明委員会をウェブ併用で開催した。同機構の花木啓祐・理事長が委員長の船水尚行・室蘭工業大学理事・副学長に技術の評価を諮問したほか、今年度依頼のあった技術などについて審議を行った。
今年度の諮問数は、新規技術が10技術、変更Ⅰ技術が9技術、変更Ⅱ・更新技術が18技術の37件となる。
報告書概要やマニュアル案を議論/最終報告書を9月にHP公表/和歌山市水管橋破損調査委員会
和歌山市の六十谷水管橋破損に係る調査委員会(座長=鍬田泰子・神戸大学大学院准教授)は5日、最終の第4回委員会を市役所内で開催した。昨年10月に発生した水管橋の送水管2本(900A鋼管)が一部破損した事故について、今回は委員会の報告書概要や水管橋維持管理マニュアル案などが示され、委員らが意見交換した。最終報告書は9月中を目途にホームページで公表される。委員会翌日の6日には水管橋の上流側送水管1本の復旧工事も完了し、全ての送水機能が回復した。