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“使いやすく”掲載20項目に/中小規模水道施設機械・電気設備設計要領/日水協
日本水道協会は「中小規模水道施設機械・電気設備設計要領」を改訂し、このほど発刊した。中小規模の水道事業者向けに、水道施設設計指針を補完するための参考図書で、2000年に発刊して以来の改訂となる。掲載設備を従来の9項目から20項目に拡大したり、設計事例編を新しく設けるなどの充実を図った。改訂のコンセプトは〝実務者が使いやすいように〟。最適な機械・電気設備の構築に向けた一助となる。
下水道の付加価値向上へ/異業種6社がシーズ提案/下水道スタートアップチャレンジ/国交省
国土交通省下水道部は5日、下水道展に併せ「グリーンイノベーション下水道の実現に向けて」をテーマに第7回下水道スタートアップチャレンジを開催した。このイベントは、異業種技術との連携による下水道の課題解決、付加価値向上を目指し2019年から実施しているもの。下水道事業と接点がなかった異業種企業と新しいことに取り組みたい下水道関連企業、地方公共団体とのネットワーク形成を支援する。イベントは2部構成で、1部のオープンイノベーションでは、メタウォーターがニーズを発信。2部のアイデアピッチでは、6社の異業種企業から保有しているアイデアや技術などのシーズ提案があった。
下水中のコロナを高感度検出/迅速かつ高い費用対効果/北大ら
北海道大学大学院工学研究院の北島正章・准教授と岡部聡・教授、同大学院工学院修士課程の安藤宏紀氏の3人は、塩野義製薬と共同で、下水中の新型コロナウイルスRNAの高感度検出技術「EPISENS―S法」を開発、詳細なプロトコルを公表した。迅速、費用対効果が高い、特別な機器を必要としない、検出感度が高いなど多くの利点があり、下水疫学調査の社会実装が加速することが期待される。