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持続と進化へアセットマネ/ガイドライン策定へ議論/国交省
国土交通省下水道部は、下水道事業のアセットマネジメントを推進する。同部はこれまで、下水道施設を客観的に把握・評価し計画的な維持管理・改築更新するストックマネジメントを技術的・財政的に支援してきている。執行体制の脆弱化や人口減少に伴う使用料収入の減少、多様化する社会的要請など、昨今の下水道事業を取り巻く状況を踏まえこのストックマネジメントを、長期的な将来を見通した適正規模によるフルモデルチェンジに計画的、段階的に取り組むアセットマネジメントに発展させる考えだ。すべての下水道管理者が取り組めるようガイドラインを策定する。学識経験者や自治体、下水道関係団体の委員で構成する「アセットマネジメント実施に関するガイドライン策定委員会」を設置、2日に初会合を開いている。アセットマネジメントが、下水道事業の持続と進化に貢献する。
給水車免許、電力費など情報交換/イノベ特別賞案件の発表も/水道事業管理者協/日水協
日本水道協会は11月30日、第163回水道事業管理者協議会(座長=長澤秀則・盛岡市上下水道事業管理者)を開いた。ウェブ会議形式を併用し、36事業体が参加。浜松市が広報に関する取り組み事例を発表するとともに、メンバー間で情報交換を行った。
冒頭、青木秀幸・理事長は10月に名古屋市で開催した全国会議が盛会のうちに終えられたことに改めて感謝を述べるとともに、「水道を取り巻く課題の解決には、強固な連携と英知の結集によって水道界が一丸となり、明るい未来の水道のビジョンを共有することが重要。当協会としても水道界のプラットフォームとしての役割をしっかりと果たしていきたい」と意気込みを新たにした。
2023年10月に事業統合/水エンジのリーディング企業めざす/社名は「月島JFEアクアソリューション」/月島機械、JFEエンジ
月島機械とJFEエンジニアリングは5日、国内水エンジニアリング事業を統合することに合意し、合弁契約書を締結した。両社の水エンジニアリング関連技術やサービス・事業の知見を補完・融合し、拡大するPPP/PFI事業等への対応力や、機器・工事の調達力を高めることで、国内上下水道分野におけるリーディングカンパニーを目指す。事業統合後の2025年3月期の売上高は1000億円規模となる見込みだが、2035年度には事業拡大やM&Aなどにより1500~2000億円規模まで成長させていく考えだ。