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2023年(令和5年)1月16日(第5637号)
樋門操作規則策定は8割/法改正によるフォローアップ調査/国交省
国土交通省下水道部は、2021年の下水道法改正に伴う「樋門等の操作規則」の策定状況、水防法改正に伴う「内水浸水想定区域図」の策定状況について、昨年9月末時点の結果を発表した。それによると、操作規則策定済箇所は約8割、想定最大規模降雨による内水浸水想定区域図策定団体は約1割となることが分かった。フォローアップ調査は半年に1回実施しているもので、下水道浸水対策ポータルサイト「アメッジ」で公表している。
海外実証事業を公募/下水道技術の海外展開へ向け/国交省
国土交通省下水道部は2023年度下水道技術海外実証事業(WOW TO JAPANプロジェクト)の公募を16日から開始する。同プロジェクトは日本の下水道技術の海外展開を図るためのもので、現地での実証試験を行うとともに、普及活動に取り組む。申請書受付期間は3月13~24日、履行期間は契約日の翌日から2024年3月15日。2月24日まで質問を受け付けている。
「GKP広報大賞」候補10件出揃う/27日13時から審査会ライブ配信
下水道広報プラットホーム(GKP)が主催する「GKP広報大賞」の審査会が27日13時から開催される。全国から応募のあった10件について審査し、グランプリなど各賞の表彰団体を決定する。新たに創設した「殿堂入り」や、同賞が今回で10回目になることを記念した「レコード表彰」を行う予定。審査会の様子はYouTubeのGKPチャンネルでライブ配信される。プレゼンテーションや質疑応答などの様子を視聴できる。
官民連携による初の海外水ビジネス/マレーシア・ランガット下水道PJが完了/東京都下水道局・TGS
東京都下水道局と東京都下水道サービス(TGS)が2010年からマレーシアで実施していた「ランガット下水道プロジェクト」が昨年11月に完了し、さきごろ引き継ぎ式を行い、マレーシア国下水道公社(IWK)に運転・維持管理を引き継いだ。同プロジェクトでは、両者がクアラルンプール近郊のランガット地区における下水道整備に対して、全体計画策定をはじめ、実施設計での東京下水道の技術導入、運転・維持管理などに関する技術支援を行った。わが国初の官民連携による海外水ビジネスのプロジェクトとなる。
保呂羽浄水場再構築をDBMで/メタウォーターが優先交渉権者/登米市上下水道部
宮城県の登米市上下水道部は10日、保呂羽浄水場再構築事業の優先交渉権者を、メタウォーターを代表企業とするグループに決定したことを公表した。市の浄水供給の85%以上を占める基幹施設の保呂羽浄水場は、老朽化が懸念されており、近年の水源水質変化を踏まえてより安心・安全な浄水水質を確保するため、膜ろ過方式、計画1日最大給水量2万6000立方mの浄水場に再構築する。事業方式はDBM方式を採用し、設計・工事期間は2023年4月~31年3月、保全管理期間は膜ろ過方式による全量通水開始日から20年間。提案価格は80億1790万円、なお上限価格は84億4910万円としていた(いずれも税込み)。1月下旬に基本契約の締結、3月上旬に設計及び建設請負契約、保全管理業務委託契約の締結を予定している。
桑名市、東員町と災害協定を締結/実効性のある応急給水活動を展開/NAWS
名古屋上下水道総合サービス(NAWS)は、三重県桑名市、同東員町とそれぞれ「水道施設被害時における応援業務に関する協定」を締結した。災害時において、給水車などを活用した応急給水活動や、日本水道協会三重県支部を通じた応援要請に必要な情報の提供、助言などの支援を行う。