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適切な水管橋の点検へ/改訂作業が最終段階/維持・修繕ガイドライン/厚労省・日水協
厚生労働省の委託により日本水道協会が設置している水道施設の維持・修繕に係わる専門委員会(委員長=鍬田泰子・神戸大学大学院准教授)の第3回が21日、日水協で開かれた。「水管橋等の維持・修繕に関する検討報告書」案と、報告書の要点を反映させた「水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドライン」改訂案が了承された。和歌山市での水管橋崩落事故を契機に進められている水道施設の維持管理制度の改正。省令で定める〝概ね5年に1回以上〟の点検頻度などを踏まえ、報告書と改訂ガイドラインには水管橋に関する具体的な取り組みを記すことになる。今年度内の省令改正と併せ策定する。
下水道の脱炭素化に向け/技術開発のあり方で議論/国総研
国土交通省国土技術政策総合研究所は24日、下水道技術開発会議エネルギー分科会(座長=三宅晴男・国総研下水道研究部下水道エネルギー・機能復旧研究官)の今年度第3回会合を開いた。下水道分野の温室効果ガス削減目標となる2030年度208万t―CO2削減(2013年度比)、2050年度実質排出ゼロを踏まえた今後の下水道技術開発のあり方を議論した。
建設現場の遠隔臨場を推進/実施要領案を今年度中に策定/JS
日本下水道事業団(JS)は、建設DXの推進に向け、今年度中に「建設現場の遠隔臨場に関する実施要領(案)」を策定し、来年度以降に本格実施していく方針を示した。遠隔臨場は、ウェアラブルカメラやネットワークカメラなどで撮影した現場の動画と音声を、ウェブ会議システムなどを通じて、監督職員などが離れた場所から段階確認、材料確認と立会を行うもの。