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2023年(令和5年)6月8日(第5670号)
簡水の必要性 声高に/水道行政移管見すえ/全国簡易水道大会
全国簡易水道大会(主催=全国簡易水道協議会、新潟県水道協会)が1日、新潟市内で開催された。各地の首長をはじめ、都道府県、市町村、賛助会員企業など、簡易水道事業に携わる関係者約220人が参加。簡易水道が果たす役割を確認した。簡易水道の多くは小規模、人口減少や過疎化が進み経営基盤が脆弱。近年頻発する自然災害への対応や老朽化施設の更新などの課題に、水道未普及地域も残る。簡易水道の実態を伝え、その基盤強化に向け関係者が声を上げる。
下水道事業の強力な推進へ/会長に田村議員が就任/下水道議連
自民党下水道事業促進議員連盟の総会が1日、衆議院第一議員会館で開催された。2006年から会長を務めてきた額賀福志郎・衆議院議員の後継として、幹事長の田村憲久・衆議院議員が会長に就くことが決まった。また、下水道事業の強力な推進に関する決議を採択した。議事では、国土交通省から下水道行政の最新の動向について説明を受けるとともに、富山市、三浦市、秋田県からヒアリングを行った。
岐阜、和歌山など4県で断水/上下水道施設にも被害/記録的大雨
各地で浸水や土砂崩れなど被害が相次いだ2日からの大雨で、断水に至った水道施設の被害もあった。厚生労働省水道課のまとめでは愛知、岐阜、静岡、和歌山の4県で最大約1670戸が断水した。
「次世代型新浄水場」をPFIで/カーボンニュートラルや市町との連携も/豊橋浄水場再整備の計画概要を公表/愛知県企業庁
愛知県企業庁は5月29日、豊橋浄水場再整備事業の計画概要を明らかにした。築造後50年以上経過した浄水場を稼働させながら全面更新する。カーボンニュートラルの視点を取り入れ省エネ・創エネに取り組む。設計・施工・維持管理までトータルで効果的・効率的な事業運営ができるよう、PFI方式による事業実施を想定した。大村秀章・愛知県知事は会見で「水道施設の老朽化は日本全国にある課題。これをカーボンニュートラルを絡めて最先端なものにしていきたい。一つの実証実験と言ってもいい。工事費は10年で想定約300億円の大規模事業。PFIを活用し、できるだけ経費・工費等は節約していきたい」と述べた。
フジテコム、第一環境に感謝状/給水装置工事事業者表彰式開く/新潟市水道局
新潟市水道局は5月30日、今年度の指定給水装置工事事業者表彰式を同局水道研修センターで開き、水道管布設工事部門、緊急修繕協力部門、給水装置工事部門の3部門で17社を表彰するとともに、特別表彰として今年1月の寒波に伴う同局の応急活動に貢献した新潟市管工事業協同組合に感謝状を贈った。また、指定給水装置工事事業者以外で応急活動を支援した第一環境、KDDIエボルバ、フジテコムの3社にも感謝状を贈呈した。