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官民連携推進協議会/水道の基盤強化に向け/官民マッチング熱心に/厚労省・経産省
「水道分野における官民連携推進協議会」(主催:厚生労働省・経済産業省、共催:日本水道協会・日本工業用水協会)の今年度第1回が20日、福島県郡山市内で開かれた。福島県内を中心に23の水道事業者、民間からは32社・団体、計100人以上が参加。官と民が直接、個別に対話するフリーマッチングは盛況を博した。官民連携の先進事例のプレゼンテーションや、厚労省・経産省による講演もある。水道事業の基盤強化へ重要性が叫ばれる官民連携。そのきっかけづくりが今年度も行われる。
「Geマッチング」8月開始/官民で下水道界の活性化を/下水協
日本下水道協会は会員サービスの向上をめざし、8月1日より官民共創事業「Geマッチング」のサービスを試行的に開始する。下水道に関する問題や課題を解決するために、正会員と賛助会員の連携・協力を促進するプラットフォーム。「Ge(ジー)」には、下水道と、ゴールデン・エッグという意味も込められている。このサービスにより、下水道の新しい価値を生み出し、下水道界の活性化につなげていく。3年程度試行し、本格運用する考えだ。
連携強化、災害対応能力向上へ/釧路市で全道訓練/千島海溝沿い超巨大地震備え/日水協北海道支部
日本水道協会北海道地方支部は12、13日、釧路市のウインドヒルくしろスーパーアリーナなどで、「千島海溝沿い超巨大地震検討小委員会全道訓練」を実施した。千島海溝沿いで発生することが予測されている超巨大地震に備え、2018年5月に同小委員会を設置し、道内の水道事業体を対象とした大規模な応援・受援体制の構築に必要な調査・検討を進めている。今回は、千島海溝沿いで超巨大地震が発生し、道東地区の水道事業体が被災した想定のもと、事業体間の連携強化や災害対応能力向上を図り、大規模災害時の応急活動を円滑に実施することを目的に、道内水道事業体などが情報伝達訓練や実地訓練を行った。
新技術Ⅰ類にMBR2技術/省エネ・低コスト化を実現/JS
日本下水道事業団(JS)は、新技術Ⅰ類として、「オゾン水による膜洗浄を用いた省エネルギー型MBRシステム」と「多槽循環式MBRシステム」を選定した。
オゾン水による膜洗浄を用いた省エネ型MBRシステムは、JSと三菱電機が共同で開発した。オゾン水と次亜塩素酸ナトリウム水を併用する高効率ろ過膜洗浄技術を用いることで膜洗浄力を高め、膜ろ過性能(膜ろ過フラックス)を向上。さらに、膜間差圧の上昇・下降速度の変化に応じた膜面曝気風量の自動制御により、処理水量1立方mあたりの電力使用量0・3kWh以下(処理能力5万立方m/日で試算)を実現した。