下水汚泥の高い肥料価値を確認/継続的なモニタリングが不可欠/国交省

 国土交通省上下水道審議官グループは4月22日、108の下水処理場の下水汚泥に含まれる重金属・肥料成分の分析結果を公表した。下水汚泥が他の肥料と混合可能である菌体りん酸肥料として高いポテンシャルを持っていることが改めて確認できたほか、安全性の確保や農家をはじめとした利用者に安心して利用してもらう観点から継続的なモニタリングの実施が重要であることが示唆された。

モニタリング体制構築を/国会議員、国交省に提案/下水サーベイランス推進協

 全国下水サーベイランス推進協議会(会長=片山浩之・東京大学教授)は4月11日、国会議員、国土交通省へ下水サーベイランスの社会実装の推進を求めて提案活動を実施した。提案内容は1.予算の確保 2.全国下水サーベイランスモニタリング体制の構築 3.法律・制度の拡充 4.調査研究・データ共有等の確立のための予算確保等―。

豊橋浄水場BT+コンセで実施方針案/現地説明会・意見募集も/愛知県企業庁

 愛知県企業庁は4月30日、豊橋浄水場再整備事業に関する「実施方針(案)」と「要求水準書(素案)」を公表した。1月に「基本的な考え方」を発表後、コンセッション方式を導入する旨の条例案が3月25日に県議会で可決されており、PFI法の規定や同条例に基づき公表した。また、同事業への参画に関心のある事業者を対象にした説明会(現地見学会)を今月22日に開催(申込期限:5月17日午後5時)し、質問・意見も5月31日正午まで受け付ける。

社会課題解決する新規事業創出へ/スタートアップ企業との連携推進/水ing

 水ingは、スタートアップ企業とのオープンイノベーション(異分野、異業種が持つ技術などを組み合わせ革新的な技術やビジネスモデルなどを生み出すこと)を通じた、社会課題を解決する新規事業創出の取り組みを進めている。循環型社会の実現に向けて水分野に限らずさまざまな分野で社会課題の解決に資する新規事業を創出することで、事業領域の拡大と地域社会への貢献を目指すという中期経営計画を踏まえたもので、その一環として、社会課題を解決するスタートアップ企業への投資支援を行うベンチャーキャピタルであるArchetype Ventures(ATV)が運営する投資事業有限責任組合に出資参画した。

今後の復興へ協力誓う/藤川会長が珠洲市など現地視察/全管連

今後の復興へ協力誓う/藤川会長が珠洲市など現地視察/全管連

 全国管工事業協同組合連合会の藤川幸造会長は4月21日、珠洲市をはじめとする能登半島地震被災地を訪問し、現地視察を行うとともに珠洲市役所を訪ねて泉谷満寿裕・珠洲市長と面談し、義援金を手渡した。