「急所」施設の耐震化を/上下一体、プッシュ型支援も/上下水道地震対策検討委/国交省

「急所」施設の耐震化を/上下一体、プッシュ型支援も/上下水道地震対策検討委/国交省

 国土交通省は10日、第2回上下水道地震対策検討委員会(委員長=滝沢智・東京大学大学院教授)を開き、関係団体からヒアリングを行った上で、主に被災市町の復興に向けた上下水道整備の方向性と中間とりまとめ案について議論した。委員会での意見を踏まえ、今月中に中間とりまとめを公表するとともに、被災市町へ助言を行う。今後、被害の総括や上下水道一体での災害対応の取り組みの総括など、さらに調査を進めた上で、第3回を8月ごろに開催し、最終とりまとめを行う。

ウォーターPPPをフルサポート/真岡市水処理セの維持管理を受託/24年度事業計画/JS

 日本下水道事業団(JS)は、2024年度の事業計画を明らかにした。「第6次中期経営計画」(2022~26年度)の中間となる3年目。引き続き、地方公共団体の課題を総合的に支援する「下水道ソリューションパートナー」、下水道事業の変革を積極的に牽引する「下水道イノベーター」、ICT活用など下水道の基盤づくりに貢献する「下水道プラットフォーマー」の3つの視点で、地方公共団体の立場に立ちさまざまな事業に取り組んでいく。

汚泥燃焼灰を菌体りん酸肥料に登録/全国初、荒川水循環セで生産へ/肥料会社を募集中/埼玉県下水道局

 埼玉県下水道局は、荒川水循環センターの下水処理過程で発生した汚泥の燃焼灰を「菌体りん酸肥料」として登録した。下水汚泥などの国内資源を活用した肥料の安定供給を目的に、昨年10月に創設された新たな肥料規格。日本では、化学肥料の原料資源のほぼ全量を輸入に依存しており、近年の輸入価格高騰を受け、多くのりんを含む下水汚泥の肥料利用への期待が高まるなか、全国の自治体で初となる取り組みが注目される。

導水管をアイスピグで洗浄/水源由来のマンガン系付着物を除去/笠間市水道課/東亜グラウト工業が施工

導水管をアイスピグで洗浄/水源由来のマンガン系付着物を除去/笠間市水道課/東亜グラウト工業が施工

 茨城県笠間市上下水道部水道課はこのほど、友部地区(旭町地内)に布設された導水管2本(7号井導水管、睦中継導水管)をアイスピグ管内洗浄工法で洗管した。管内に堆積した水源(深井戸)由来のマンガン系の付着物を除去することが目的。施工は東亜グラウト工業が担当し、洗浄に使用する特殊アイスシャーベット(SIS)は、千葉県浦安市にある同社浦安技術センターで製造し、専用のデリバリーユニット車(積載量2・2t)で現場に搬入した。

深谷市と見守り協定/異変を速やかに報告/日本ウォーターテックス

深谷市と見守り協定/異変を速やかに報告/日本ウォーターテックス

 今年4月から埼玉県深谷市の水道料金等徴収業務を受託している日本ウォーターテックスは、「深谷市見守りネットワークに関する協定書」について、同市と協定を締結した。協定締結式では、小島進・深谷市長と佐藤亮・同社社長が協定書を交換した。

子会社2社が合併へ/カスタマーサービスを強化/NJS

 NJSは子会社のNJS・E&Mと水道アセットサービスの2社が合併すると発表した。合併契約締結日は今年8月1日、合併予定日は10月1日となっている。NJS・E&Mを存続会社、水道アセットサービスを消滅会社とする。合併後、存続会社の商号は「株式会社水道アセットサービス」に変更する。