DX導入 少数に留まる/事務委員長報告まとめる/企業団協

 全国水道企業団協議会は、2023年度の事務委員会での調査研究結果を委員長報告として取りまとめ、全正会員に配布した。水道企業団が抱える諸課題の解決への手がかりになるよう実態調査を行い、情報共有を図る目的で毎年度行っているもの。今回は、「広域水道でのDX」と「省エネ・再エネ設備の導入」がテーマとなった。厳しい経営環境や人材不足、水道の新たな課題への対応に向けた技術の採用…水道の基盤強化へ、水道企業団の取り組み状況が共有される。

料金改定など3題で意見交換/有機フッ素化合物への対応も/大都市水道事業管理者会議

 大都市水道事業管理者会議が9日、横浜市内で開かれた。全国の政令市(千葉市と相模原市を除く)と東京都の水道事業管理者ら約50人が出席し、各都市から提案があった▽水道料金の改定時期と合意形成手法の検討▽有機フッ素化合物の対応▽施工困難箇所などでの管路の更新・耐震化―の3つの議題について、各都市が取り組み状況を発表し、それに対して質疑応答を行うなど、活発な意見交換がなされた。来年度の開催都市は静岡市。

「下水道愛を持って事業を」/下水道トップセミナー盛況に/下水協

「下水道愛を持って事業を」/下水道トップセミナー盛況に/下水協

 日本下水道協会は下水道事業管理者など自治体下水道部門のトップを対象とした「下水道トップセミナー」を10日に開催した。セミナーは新たな研修としてはじめて開催したもので、定員を超える35人が参加し、盛況だった。国土交通省、総務省から国の下水道事業に関する最新情報の提供や下水道事業の経験が豊富な前田正博・元東京都下水道局長の講演、災害対応や下水道事業経営に関する具体的な事例の紹介などがあり、参加者はトップの心構え、危機管理対応、下水道の今後の展望について学んだ。

多様な連携へ意識を共有/総会で前泊竹富町長が特別講演も/北奥羽地区水道事業協議会

多様な連携へ意識を共有/総会で前泊竹富町長が特別講演も/北奥羽地区水道事業協議会

 北奥羽地区水道事業協議会(会長=熊谷雄一・八戸圏域水道企業団企業長、八戸市長)は4月25日、第17回総会を八戸圏域水道企業団大会議室で約50人の関係者を集めて開催された。

 冒頭、会長代理で登壇した三浦哲也・同企業団副企業長は、「平成20(2008)年に設立以来、準会員の企業・団体も含めて地域の水道のネットワーク化に努めてきた。近年は県と連携しながら多様な視点での広域連携の可能性を模索している」とあいさつし、岩手県北・青森県南地域の水道事業のさらなる連携強化に向けた活動に意欲を示した。