強靱化や広域化を重点的に/総会で工水が抱える課題を共有/工水協

強靱化や広域化を重点的に/総会で工水が抱える課題を共有/工水協

 日本工業用水協会(会長=坂田一亮・愛知県企業庁長)は3日、都内で第12回定時総会を開催した。正会員の事業者・利用者、関連産業会員に来賓らも含め約100人が出席。産業構造の変化に伴う水需要の減少をはじめ、老朽化する施設や頻発化・激甚化する自然への対応に原材料費や資機材価格の高騰…工業用水道事業を取り巻く環境を改めて認識し、これら課題の解決に向け協会が活動していくことを確認した。〝産業の血液〟と喩えられる工業用水の安定供給への取り組みが続いていく。

強靱化予算を継続的・安定的に/財務省へ申し入れ/水道議連下水道議連

強靱化予算を継続的・安定的に/財務省へ申し入れ/水道議連下水道議連

 自由民主党水道事業促進議員連盟、下水道事業促進議員連盟(ともに会長=田村憲久・衆議院議員)は5月29日、両議連が合同でとりまとめた「水道事業・下水道事業の強力な推進に関する決議」を財務省の寺田光博・主計局次長に手渡し、上下水道関係予算を増額確保すること、強靱化予算を継続的・安定的に確保することなどを求めた。申し入れには田村会長と水道議連事務局長の務台俊介・衆議院議員、同事務局次長の川崎秀人・衆議院議員、同幹事の関芳弘・衆議院議員、下水道議連事務局長の足立敏之・参議院議員が出席した。

タイ国内の普及展開へ向け/WOW TO JAPAN/前澤工業が除塵機の実証/国交省

 国土交通省の2023年度下水道技術海外実証事業(WOW TO JAPANプロジェクト)に採択された「ユニット型チェン式除塵機に係る実証事業」(実施者:前澤工業)で、タイのレムチャバン市に同設備が設置された。同設備のタイ国内での普及展開に向け、5月15日、現地でオープニングセレモニーが開催された。タイ側から内務省、チョンブリー県、レムチャバン市、タイ王国下水道公社、アジア工科大学、タマサート大学が、日本側からは国交省、在タイ日本大使館、前澤工業の関係者が出席し、テープカットとデモンストレーション運転が行われた。

料金・使用料制度見直しへ/経営審議委員会へ諮問/川崎市上下水道局

料金・使用料制度見直しへ/経営審議委員会へ諮問/川崎市上下水道局

 川崎市上下水道局は5月10日、今年度第1回川崎市上下水道事業経営審議委員会(委員長=長岡裕・東京都市大学教授)を開いた。水道事業・下水道事業それぞれの料金制度のあり方について、大澤太郎・上下水道事業管理者が長岡委員長へ諮問した。

小水力発電拡大へ調査結果公表/民間向けサポート窓口設置/富山県

 富山県は5月21日、小水力発電の導入拡大を図るために実施した「小水力発電導入可能性調査」の結果を公表した。採算性などの観点から民間事業者の参入が見込める「有望地点」は16カ所で、このうち上下水道関係施設は5カ所だった。

 調査では、事業体へのアンケート調査や現地踏査などを実施。県内の上下水道関係施設(111施設)から、有効落差や未利用落差を有する有望地点を抽出した。

水インフラの更新・耐震化を効率的に/持続可能な下水道へ活発な要望/役員改選で北尾クボタ社長が会長に/施設協

水インフラの更新・耐震化を効率的に/持続可能な下水道へ活発な要望/役員改選で北尾クボタ社長が会長に/施設協

 日本下水道施設業協会は5月30日、都内で第48回定時総会を開催した。2023年度事業報告を中心に、任期満了に伴う役員改選など議案すべてを承認した。役員改選では、約6年にわたり会長を務めた木股昌俊・クボタ特別顧問に代わり、北尾裕一・同社社長が理事会での審議を経て会長に就いた。総会表彰や、国・自治体などに実施した提言活動の成果についての説明もあった。総会後には意見交換会が行われ、来賓や自治体関係者も多く訪れた。

都民の安全安心に一層の注力を/協会設立40周年迎える/設備協

都民の安全安心に一層の注力を/協会設立40周年迎える/設備協

 東京下水道設備協会(会長=三井田健・明電舎会長)は5月27日、都内で第49回定時総会を開いた。2023年度事業報告・監査報告、役員(理事・監事)選任について審議し、了承した。総会と同日に開かれた理事会では、三井田会長、山口賢二・副会長(メタウォーター社長)、久野清人・専務理事が再任された。

 23年度の事業では、初めての試みとして、会員の工場に東京都下水道局の若手技術職員の視察を受け入れ、局職員の技術力向上に協力した。下水道設備に関する調査などの受託事業については、新規案件も含め、前年度から大幅な規模拡大となった。