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水道の重要性 発信を/行政移管、能登地震を契機に/第104回総会/日水協
日本水道協会の第104回総会が6月27日、東京・平河町の砂防会館別館シェーンバッハ・サボーで開催された。正会員、特別会員、賛助会員ら産官学の水道関係者400人以上が全国から集い、1年間の協会活動が総括された。水道行政の移管を経た国土交通省の松原誠・上下水道審議官を講師に迎えた特別講演も設けられた。国の新体制がスタートし、また、能登半島地震の発生により水道の重要性が再認識された節目の年の総会でもある。水道が直面する課題の解決へ、関係者が思いを新たにした。
予算確保へ一致団結を/小規模水道の課題、首長訴え/簡水協
全国簡易水道協議会(会長=小田祐士・岩手県野田村長)は6月25日、今年度第1回役員会を開催した。来年度予算の概算要求を見据え例年この時期に開催している会議。5月28日に名古屋市で開催した全国簡易水道大会での決議事項を「令和7年度簡易水道基盤強化に関する要望書」として取りまとめ、会議後に要望活動を実施した。
「自立分散型」など緊急要望/堂故国交副大臣に申し入れ/水制度議連
超党派水制度改革議員連盟(代表=上川陽子・衆議院議員)が「新たな水循環施策の方向性」に関する緊急提言を取りまとめ6月21日、堂故茂・国土交通副大臣に申し入れを行った。議連副代表の小宮山泰子・衆議院議員、事務局長の津島淳・衆議院議員、幹事の嘉田由紀子・参議院議員が堂故副大臣と面談した。
上下水道企画課長に岡氏/筒井氏が水道事業課長に/国交省
国土交通省の7月1日付人事異動で、上下水道企画課長に岡良介氏(都市局総務課長)、水道事業課長に筒井誠二氏(環境省水大気環境局環境管理課長)が就任する。伊藤昌弘氏は総合政策局行政情報化推進課長に、名倉良雄氏は環境省水・大気環境局総務課長に就く。
「3Dライナー」の採用を提唱/基礎に箱抜き穴設けず機械据付/工期は従来工法の約半分に/スエヒロシステム
上下水道設備工事などの基礎配筋組立で用いる、あと施工アンカーボルトの設計から販売までを手掛けるスエヒロシステム(本社・大阪市、末廣盛男社長)は、基礎配筋と据付一次、二次芯出しを同時に行う『3Dライナー』(X・Y方向を決定し、Z方向にアジャストできる)を開発し、採用拡大を提唱している。従来工法では、基礎配筋とアンカーボルトのX・Y・Z方向の位置決め、および溶接スペースとして、アンカー箱抜き穴を設置しているが、3Dライナーでは、箱抜き穴とそのコンクリート充填作業が不要となる。末廣社長は「2023年3月から大型ポンプ据付工事の現場に納入し、昨年の第60回下水道研究発表会や下水道展23札幌でも高い関心を集めた。3Dライナーの採用で、品質向上や工期短縮、施工費低減などに寄与していきたい」と話している。