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下水道展’24東京が閉幕/4万9029人が来場/最新下水道情報を共有
東京ビッグサイトで開催されていた下水道展’24東京(主催:日本下水道協会)が2日、閉幕した。2年ぶりの東京開催、通算で36回目を迎えた今回は、351社・団体の出展があり、4日間で4万9029人が来場した。展示のほか、ウォーターPPPをテーマにしたセミナーの特別企画をはじめ、下水道関係団体による併催企画も多数開催され、下水道に関する最新の情報が披露、共有された。この盛り上がりは、来年の大阪市での開催に引き継がれることになる。
非常時の試験方法改訂版を今年度内に/エポキシ樹脂塗料塗装の規格改正なども/日水協
日本水道協会は7月29日、今年度初めてとなる第267回衛生常設調査委員会を開催した。「震災等の非常時における水質試験方法」の改訂やJWWA規格の検討開始など4件の審議と専門委員会での検討状況などの報告を行い、環境省の柳田貴広・水道水質・衛生管理室長による最近の水道水質行政に関する説明の時間も設けられた。なお、今期は委員の改選年度にあたり、委員長は木村慎一・東京都水道局水質センター所長が、副委員長は小関栄一郎・仙台市水道局浄水部水質管理課長と石本知子・大阪市水道局工務部水質管理研究センター所長が務める。
沖縄県の渡嘉敷浄水場が竣工/水道広域化施設整備事業の一環で/離島間での互換性を持った設計/水道機工
水道機工は、沖縄県の渡嘉敷島に渡嘉敷浄水場を竣工したことを発表した。沖縄県企業局が離島8村に水道用水を供給するための施設整備を行う「水道広域化施設整備事業」の一環で整備したもので、伊是名浄水場、伊平屋浄水場に続き、同社が手掛けた3つ目の浄水場となる。
下水道の持続・進化に貢献を/整備・更新やW―PPPなど国交省に提言/施設協
日本下水道施設業協会(会長=北尾裕一・クボタ社長)は7月29日、中央提言を行った。北尾会長、山口賢二・副会長(メタウォーター社長)、原田一郎・専務理事らが国土交通省を訪れ、松原誠・上下水道審議官をはじめとする上下水道審議官グループ幹部と面談。提言書を提出し意見交換した。
世界最大 不断水バタフライ弁を設置/φ2400をインサート工法で/導水管更新事業で不断水仕切弁/北千葉広域(企)
北千葉広域水道企業団は、水道用水供給事業の安定化を図ることを目的として、2019~24年度の期間で導水管更新事業を推進している。現在行っている「導水管更新に伴う不断水分岐弁等製作接合工事」は、新設する導水管と既設導水管の接続や運用切り替えに必要となる2基の不断水分岐弁・1基の仕切弁の製作・設置を行うもので、受注者は大成機工。7月には北千葉浄水場で同社のインサート工法によりφ2400の不断水仕切弁(インサートバタフライ弁)を設置した。同社によるとφ2400のインサートバタフライ弁は世界最大で、大規模な工事となったことから、17日には企業団と構成団体の職員を対象に切断・バルブ挿入工程の現場見学会を開催した。