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技管協で規格改正など8題/技術的課題解決へ情報共有/日水協
日本水道協会は5日、第185回水道技術管理者協議会(議長=山下勝治・大津市企業局施設部施設事業長)を開いた。メンバー都市から45人の水道技術管理者らが出席。JWWA規格改正や能登半島地震への対応、アンケート調査結果などを議題に、情報共有を図った。水道事業が直面する技術的課題の解決に向けた真摯な取り組みが続く。
優秀出展者を選考/下水道展コンテスト/下水協
日本下水道協会は下水道展24東京の出展者コンテストの選考結果を発表した。同コンテストは、下水道展の活性化および出展内容の向上を目的として、下水道展で紹介される工法や製品といった技術内容、ブースの展示内容をわかりやすく伝える手法について、部門ごとに優秀な出展者を選考するもの。部門は「技術フォーカス部門」「グッドPR部門」「審査員推薦部門」の3部門。選考は、来場者の投票と審査会により決定した。
選考の結果、技術フォーカス部門は、荏原実業、鶴見製作所、日之出水道機器が、グッドPR部門は、積水化学工業、月島JFEアクアソリューション、東京都下水道局が選ばれた。審査員推薦部門は、該当なし。
GXとDX、次世代引継ぎテーマに/2024年度セミナー始まる/関東支部が新潟市で開催/ダク協
日本ダクタイル鉄管協会の2024年度セミナーが新潟会場を皮切りにスタートした。今後、同協会各支部が主催するセミナーが全国各地で開催される。
5日、関東支部はセミナーを新潟市で開催した。約80人の水道事業体関係者らが参加した今回は、山村寛・中央大学理工学部教授が「GXとDXで創る健全な水循環による水道の基盤強化」、山路聡・盛岡市上下水道局上下水道部次長が「100年先の次世代へ安心して引き継ぐために~新時代に不可欠な積極性を鍛える」をテーマに講演した。会場には会員会社による展示コーナーが設けられ、聴講者が見学するとともに担当者に熱心に質問していた。
水ビジネスのさらなる国際展開を/案件実施に向けた取組を推進/かわビズネット
川崎市と水分野の民間企業、協力団体で組織する海外水ビジネスに向けたプラットフォーム「かわさき水ビジネスネットワーク(かわビズネット)」はこのほど、川崎商工会議所で総会を開いた。89人が参加するなか、昨年度の活動報告と今年度の活動計画について審議し、いずれも承認したほか、国土交通省とJICAから情報提供を中心に講演があった。
開会にあたり、会長を務める小泉明・東京都立大学特任教授は能登半島地震に触れ、「防災対策は官民に加え官同士、民同士の連携なしに成し得ない〝総力戦〟。培われた連携に関する知見は防災だけでなく海外における質の高いインフラ整備にも生かせるもの」と語った。特別顧問として登壇した福田紀彦・川崎市長は「当市は市制100周年を迎えたが、川崎の水道は102年前に創設されたもので、市の成り立ちは水環境の整備と密接に関係している。街の発展に水は不可欠であり、100年前の当市と同様に現在も世界には水環境に関する課題が山積している」と話し、かわビズネットを活用した会員企業のさらなる海外展開を期待した。