災害に負けない水道を将来につなごう/全国会議が開幕 "強靭化先進都市"神戸で/日水協

災害に負けない水道を将来につなごう/全国会議が開幕

 阪神・淡路大震災から30年を迎えようとしている。あの震災を機に列島は地震活動期に入ったといわれ、水道界では相互応援の体制を整える契機になった。以来、幾多の災禍が各地を襲うが、そのたびに水道界は苦難を克服してきた。奇しくも今年1月に能登半島地震が発生し、応援体制は過去最大規模。その経験を踏まえて更なる災害対応力の強化に向けた取り組みを進めるという。災害に負けない水道を将来に―。日本水道協会の「全国会議」が9日、神戸市の神戸国際展示場で幕を開けた。水道が直面する課題の解決に向け、会議や研究発表が行われている。各地から集う産官学の水道関係者は3200人を数えた。議論される課題や研究テーマには災害にまつわるものも多いだろう。いま、水道関係者がこの地に集う意義を噛みしめたい。

"蛇口の奥"を見せる/水道PRブースで魅せる



 日水協は水道展の会場で、水団連と共催による「水道PRブース」を設置している。協会初の取り組みとして、小学生や一般の利用者に向け、当たり前に使っている蛇口の「奥」に広がる水道の世界を紹介している。

水道展は過去最多/153社・団体が

水道展は過去最多/153社・団体が

 日本水道工業団体連合会による「2024神戸水道展」(後援:神戸市水道局、日水協、水道産業新聞社など)も9日に開幕した。

次の100年へ挑戦と成長を/創業100周年の節目祝う/水道機工

次の100年へ挑戦と成長を/創業100周年の節目祝う/水道機工

 水道機工は9月27日、都内で創業100周年を記念したパーティーを開催した。

 開会のあいさつで古川徹・代表取締役社長は、出席した関係者のこれまでの協力・支援に対する感謝の言葉を述べ、「水を通して人々の生活を支えるために、長年にわたり努力してきた。100周年に先んじて私が社長就任とともに策定した企業理念『100年先も人と地球をつなぐ情熱で、笑顔あふれる環境を技術と製品で創造し、社会に貢献します。』には創業当初から脈々と受け継がれてきた私たちの思いが込められている」と話した。

 続けて、創業からのあゆみを振り返り「この100年の間には、新たな水処理設備の開発、世界最大規模や日本最大規模の製品納入、また、日本だけでなく海外への水処理事業の展開など、様々な形で水処理事業に取り組んできた」と語るとともに、「私たちはこれからも人々の生活を支える企業としてさらなる発展を目指していく。次の100年に向けて挑戦と成長を続ける決意を新たにしており、特に持続可能な社会の実現に向けて、革新的な技術開発と環境保護に注力し、地球規模での水問題解決に貢献していきたい」と決意を語った。

95周年で社名ロゴのカラー変更/グループ会社との連携強化/日本ヴィクトリック

 日本ヴィクトリックは、今年で95周年を迎えたことを記念して、社名ロゴマークをコーポレートカラーのグリーンに変更した。同社は、「六菱ゴム」や「ジャビコ」などのグループ会社との連携を強めて、製造・販売・工事が一体となり、国内外の上下水道分野での提案を強めていく。

震災予測機能など2機能を追加/AI水道管路劣化診断サービスに/フジ地中情報

 フジ地中情報は、AIによる水道管路劣化診断サービス「FmapMIRAI」に、「震災予測機能」と「管路更新計画立案機能」の2つの機能を追加したことを明らかにした。