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2024年(令和6年)10月17日(第5783号)
「手引き」改訂へ 災害対応力強化を/神戸市での全国会議が閉幕/日水協
神戸市で開催されていた日本水道協会の全国会議が11日、3日間の幕を閉じた。会期中、総会での会員提出問題の討議や水道研究発表会、金沢大・宮島名誉教授による特別講演などが行われた。能登半島地震が発生した今年、阪神・淡路大震災を経験した当地での開催とあって、例年にも増して〝水道と災害〟がクローズアップされた会議でもあった。一方、会議前日の理事会で「地震等緊急時対応の手引き」の改訂に向けた特別調査委員会の設置が決定され、開会式のあいさつで長内繁樹・副会長(豊中市長)がその旨を明らかにした。災害対応力の強化へ、水道界一丸で取り組む。
官民で下水道の役割をPR/東京湾大感謝祭2024
下水道広報プラットホーム(GKP)、国土交通省、自治体、民間企業で構成する東京WONDER下水道実行委員会は、9月28~29日の2日間、横浜市役所アトリウムで開催された「東京湾大感謝祭2024」にブースを出展し、官民が一体となって下水道の役割をPRした。パネル展示やクイズラリー、微生物観察などを行い、水循環における下水道の役割と大切さなどを紹介した。
時宜に適う技術…産官交流盛んに/「神戸水道展」も盛況のうちに閉幕/過去最多の出展数/水道PRブースも/水団連
日水協全国会議に併せて開催されていた日本水道工業団体連合会の「神戸水道展」も11日に閉会した。過去最多となる153社・団体(129ブース)が出展した展示会は連日賑わいを見せ、3日間で約1万4810人が訪れた。今回新たな取り組みとして日水協と共同で「水道PRブース」を設け、小学生ら一般来場者にもアピールした。また、運営面では来場登録システムも導入した。
日立造船が「カナデビア」に/脱炭素・循環型社会に貢献を
日立造船から商号変更したカナデビアが1日、新たなスタートを切った。商号変更は81年ぶり。現在、「脱炭素化」「資源循環」「安全で豊かな街づくり」などの分野で事業を展開しているが、サステナビリティに軸足を置き、カナデビアグループの変革と成長を加速していく。
環境計画、データ利活用テーマに/運営戦略検討会議で意見交換/東京都水道局
東京都水道局は1日、第17回東京都水道事業運営戦略検討会議(座長=滝沢智・東京大学大学院教授)を都庁で開催した。将来にわたり安定的かつ効率的な事業運営を行ううえで、外部の幅広い見地から意見・助言を得るために開催しており、今回は1.新たな環境計画の策定 2.スマートメータのデータ利活用―の2点について、オンライン会議で参加した委員が意見交換した。
冒頭、松田信夫・技監は「今年度は経営プランの4年目を迎えるが、プランに掲げた目標達成に向け引き続き着実に事業を推進していく。本日は活発に議論いただき、専門的かつ幅広い観点から率直な意見をいただければ」と語った。
利用者の利便性向上へ/上下水道アプリ提供開始/川崎市上下水道局
川崎市上下水道局は、利用者の利便性の向上に資する新たなサービスとして、9月30日に「かわさき上下水道アプリ」の提供を開始した。スマートフォンとウェブブラウザで利用できるアプリからは、過去の利用状況の確認や、料金の支払い、クレジットカード払い申込、引越手続きなどがいつでもでき、アプリに登録すると「使用水量のお知らせ」などがアプリに表示されるようになり、ペーパーレスにつながる。