人材確保の事例収集・資料作成へ/料金算定要領改定の方針固まる/事務常設委/日水協

 日本水道協会は18日、第151回事務常設調査委員会(委員長=伊賀上一馬・福岡市水道局総務部長)を開いた。「人材マネジメント」「広報」「経営」の3専門委員会でそれぞれ検討している付託事項の中間報告と、社会資本整備重点計画等に関する要望・調整状況について審議を行ったほか、来年2月開催予定の情報発信スキルアップセミナー、神戸市で開催した全国会議における水道PRブース出展、水道賠償責任保険のサービス拡充などに関する報告があった。

水道管路の耐震化促進へ/耐震管採用から50年…先人に思い馳せ/記念セミナーで講演、吊り上げデモも/八戸圏域(企)

水道管路の耐震化促進へ/耐震管採用から50年…先人に思い馳せ/記念セミナーで講演、吊り上げデモも/八戸圏域(企)

 八戸圏域水道企業団は22日、クボタとの共催により「耐震型ダクタイル鉄管採用50周年記念セミナー」を八戸市内のホテルと同企業団白山浄水場で、全国の水道関係者ら約100人を集めて開催した。

「より信頼される水道に」/水道事業100周年で式典/会津坂下町

「より信頼される水道に」/水道事業100周年で式典/会津坂下町

 福島県会津坂下町は11日、水道事業100周年記念式典を町内で開いた。

 国や県、町の関係者約40人を招いた式典では、冒頭、古川庄平・会津坂下町長が水道事業を支えてきた先人と関係者に対する感謝の言葉を述べ、「給水開始から100年を迎えた現在、人口減少に伴う給水人口や料金収入の減少、水道施設の更新需要の増大など、取り巻く環境は大きく変化しており、拡張を前提とした時代から基盤を確固たるものとすることが求められる時代となった。町民の皆さまにより信頼される水道となるよう、怠ることなく努めていく」と語った。

相互連携協定で緊急時連絡管新設へ/宮城県内の広域化・共同化が加速/白石市蔵王町

相互連携協定で緊急時連絡管新設へ/宮城県内の広域化・共同化が加速/白石市蔵王町

 宮城県の白石市と蔵王町は水道事業における安定的な水供給に向けた相互連携協力に関する協定を締結した。協定は▽両市町が自然災害等で被災した際、相互に水を融通できる緊急時連絡管の新設▽水道運営コストを縮減するための資機材の融通や共同調達▽両市町に従事する職員の技術継承、向上のための研修会の共同開催―などを進めていくもので、地域住民のサービス向上や両市町の水道事業の経営改善につながる取り組みとなる。

九州初、菌体りん酸肥料に登録/来春の実用化へ配合肥料の研究/肥料名は「OH!DAY!北九州」/北九州市上下水道局

 北九州市は18日、日明汚泥燃料化センターで製造される汚泥燃料が「菌体りん酸肥料」に九州で初めて登録されたと発表した。肥料名は「OH!DAY!北九州」で、保 証成分は窒素4・0%、 りん酸3・2%。今後は、希望する肥料会社にサンプルを提供して、「OH!DAY!北九州」の特徴に合った配合肥料の研究を行い、北九州地域内で使える肥料として来年春の実用化を目指す。

 武内和久・市長は、定例記者会見で「下水を中心とした新たな資源循環の輪が生まれていくとともに、稼げるまちの実現に向けて新たなビジネスチャンスとなることを期待したい」と語った。

効率的な管路の維持・更新へ/「管路の強靭・持続に関する研究会」開催/ダク協

効率的な管路の維持・更新へ/「管路の強靭・持続に関する研究会」開催/ダク協

 日本ダクタイル鉄管協会は9月30日、今年度第1回の「管路の強靭・持続に関する研究会」(座長=滝沢智・東京大学大学院教授)を日本水道会館で開いた。同研究会は効率的な管路の維持・更新を目的に、水道事業体の取り組みの好事例や民間企業の新技術の採用事例を発信するとともに、事例集やマニュアルの提供で事業体の参考となる情報を発信する。主に1.有収率の維持向上 2.緊急修繕 3.管路更新 4.人口減少・過疎化―について検討していく。

矩形ステンレスタンクの設計方針示す/Aqua―TANK研究発表会を開催/JWRC

 水道技術研究センター(JWRC)はこのほど、矩形地上水槽(鋼製)の耐震設計に関する研究「Aqua―TANKプロジェクト」の研究発表会を開いた。オンラインで約400人が聴講するなか、昨年6月に始動したプロジェクトの約1年3カ月にわたる研究の成果を共有した。