燃焼灰の肥料利用へ情報共有/埼玉県の肥料製造現場を視察/国交省・農水省

燃焼灰の肥料利用へ情報共有/埼玉県の肥料製造現場を視察/国交省・農水省

 国土交通省と農林水産省は10月29日、埼玉県荒川水循環センターで下水汚泥燃焼灰の肥料利用に関する意見交換会を開いた。下水汚泥燃焼灰の積極的な肥料利用に向けた機運の醸成や、下水道事業者、肥料製造事業者などの関係者による実務的な情報共有や関係構築を図るのが目的。国交省、農水省、埼玉県下水道局が情報提供を行ったほか、燃焼灰を菌体りん酸肥料に登録した「荒川クマムシくん1号」を製造する現場を視察した。

99社を「水循環企業」に登録・認証/健全な水循環へ企業の取組促進/水循環政策本部事務局

 内閣官房水循環政策本部事務局は10月29日、今年8月に創設した「水循環企業登録・認証制度」に基づき、99社を「水循環企業」に登録・認証したと発表した。

 同制度は、水循環に資する取り組みの実績の有無にかかわらず今後3年間の取り組み計画がある企業を「水循環CHALLENGE企業」として登録し、水循環に資する取り組みを積極的に実施している企業を「水循環ACTIVE企業」として認証するもので、登録・認証した企業にさまざまなインセンティブを付与することで、健全な水循環に向けた企業の取り組みの促進につなげる。登録・認証を受けるメリットとしては、水循環政策本部事務局ホームページに社名・企業ロゴマーク掲載や登録・認証ロゴマークの使用ができるほか、講演会で企業の取り組みを紹介することができたり、マッチングイベントに参加できる。

経営プランの改定へ議論/第6回審議会を開催/名古屋市上下水道局

経営プランの改定へ議論/第6回審議会を開催/名古屋市上下水道局

 名古屋市上下水道局は6日、名古屋市内で今年度第6回名古屋市上下水道事業審議会(会長=竹内信仁・名古屋大学名誉教授)を開催した。今年度末の経営プランの改定に向け、経営プラン改定版(案)の事業実施計画について意見交換を行った。

災害時の連携強化目指し/水道担当部長級会議を開催/近畿地整

災害時の連携強化目指し/水道担当部長級会議を開催/近畿地整

 国土交通省近畿地方整備局は10月22日、水道行政担当部長級会議を開催し、災害時の連携や地震対策の推進に向けての意見交換を行った。

大規模地震想定しBCP訓練/実践的な対応能力の向上へ/横浜市下水道河川局

大規模地震想定しBCP訓練/実践的な対応能力の向上へ/横浜市下水道河川局

 横浜市下水道河川局は10月30日、市役所内で大規模地震を想定したBCP訓練を実施した。環境創造局の下水道部門と道路局の河川部門を統合し、4月に新局となってから初のBCP訓練となる。約80人の職員が参加し、下水道と河川が一体となった局の防災体制の強化を図ることを目的に、ロールプレイング形式による図上訓練を通じて、実践的な災害対応能力の向上に努めた。

持続可能なまちづくりへ/水道90周年記念しフォーラム/盛岡市上下水道工事業協同組合

持続可能なまちづくりへ/水道90周年記念しフォーラム/盛岡市上下水道工事業協同組合

 盛岡市上下水道工事業協同組合は10月25日、盛岡市水道90周年を記念した「管工事未来創造フォーラム~水道行政90周年を記念して~」を盛岡市内で開催した。同組合の組合員や盛岡市上下水道局職員ら約60人が参加するなか、「持続可能なまちづくりを支えるために」をテーマとするパネルディスカッションなどを行った。

 冒頭、高橋勇・理事長は「盛岡市の水道事業90周年を迎えるにあたり、当組合も4年前に設立50周年を迎えたことを機に、地域インフラへの貢献の一助となるべくフォーラムを開催することとした。今後も上下水道局との連携をより一層密にしながら、市民の皆様の負託に応えたい」と語った。

業務に応じた適正費用計上を/スライド条項など国交省と意見交換/水管協

 日本水道運営管理協会(飯嶋宣雄・会長)は10月30日、国土交通省の筒井誠二・水道事業課長、吉川大輔・同課長補佐と意見交換した。まず協会側から協会の概要、会員の受託状況などについて説明するとともに、契約期間や適正な費用計上、積算要領の完全適用などの実態について紹介した後、意見交換した。また、今後の課題として、ウォーターPPPへの対応やDX技術の活用・推進について水管協の考えを述べた。